2004年12月前半の日記

by tom tanabe                                  マグパイへ戻る


2004年12月1日

今年もあと一月。 齢を重ねるにつれ、月日の経つのが早く感じること、恐怖です。
しかし我が母くらいの年齢に達するとこんどは頭が「幼児化」してまた一日が長く感じるようですが。

さて、シドニー連日の猛暑。 例によって本日水曜日はリバプールでの練習日だったのですが、射っていて頭痛がしだしたので休憩を取って、寒暖計を見たら43度!。
このまま続けても体力消耗するだけだと、本日は珍しく早めに練習を切り上げて帰ってきました。
今週の日曜日には我がクラブが主催する大会を控えているので体力温存も兼ねて。
リバプールの練習場を出て車でシドニーに向かって走りながら、車についている外気温度計を見ていたら、ず〜っと42度から43度の間を指していました。
ところがシドニー国際空港を左に見ながら我が家に近づくにつれ温度が40度を切り始め、我が家に到着したらたったの32度。
やはりボンダイビーチやシドニー湾に近いと、こうも温度が違うんですね〜。

さて、昨日の日記に書いた「庭で用を足す」って話(すみません連日汚い話で)帰宅途中の車で聞いていたラジオのニュースで「来年から給水制限が一段と厳しくなる」と。
で、何とトイレのタンク(つまり流す時に使う水を貯めておく)のサイズに制限をつけるとの事。
昨日の日記にも書いたように、生活用水の中で一番水を使うのが水洗トイレだとは知っていたが、この水洗用の水の量を5.5リッター以下にしなければならないのだそうです。
我が家のトイレのタンクが何リッターかは知らないけれど、これほど事態は深刻なんですよね。
その意味では昨日の日記で書いたように「庭で立ちション」の僕は表彰状ものではないかと。
いやほんと気が引けてしまうほどトイレの近い僕は、一日にいったい何度トイレの水を流すのか。


じつは今日の日記は人間の僕が庭で用を足すのとはまるで正反対なニュースを見たので書いてみます。
それは、猫に人間の水洗トイレを使うように仕込む方法をテレビでやっていたのです。
そう猫が水洗トイレを使って僕が庭でするっていやはや、、、。

そのテレビ番組では、アパートに住む女性が猫を二匹飼っていて、人間のトイレを使うように仕込んだので、猫用のトイレ(キャット・リターという砂のようなもの)をもう使う必要がないというもの。
見てたら本当に猫が便座の上に上がって、ちゃんと尻を突き出し、用を足してんるんですよね。
これにはビックリしてしまった。
犬と違って猫って芸を仕込むのは至難の業でしょ。
芸をする猫なんて見たことないでしょ。

で、どうやるのかをその女性が説明をしていました。
もし猫を飼っている方で同じように人間のトイレを使うように仕込みたい方のためにその方法を書いて見ます。

トレーニングその1。
まずは猫用トイレ(以下「キャット・リター」と書きます)を人間用のトイレの部屋に置く。 そう、猫に自分のトイレの位置を覚えさせるわけです。
キャット・リター(つまり目の粗い砂のようなもの)はなるべく浅くて丸い容器が良いです。 人間の便器のすぐ横にでも置いておく。

トレーニングその2。
そろそろ猫が自分のキャットリターの位置をちゃんと覚えた頃に今度はそのキャットリターを人間の便器の上に移動させます。
一応便器の便座や蓋は閉めてその上にリターが入った容器を置くわけです。
最初は猫も戸惑うようですが、匂い等からすぐに自分のトイレがそこに移動したとわかるようですし、猫なので簡単に便器の高さまで飛び上がってそこで用を足すようになります。
これを数週間ほど続けるようです。

トレーニングその3。
猫が便器の上に飛び上がってちゃんと用を足すようになったら今度は、人間用便器の蓋を上げ、リターを便座の下に来るように置きます。
ですからなるべく丸い形のリター容器が良いわけです。
最初名猫も戸惑うので、なるべく便座の近く(つまり余り下の方、水の溜まっている方ではない)に置くようです。
最初は猫は便座からリターに入って用を足そうとするようですが、そのうち少しずつリターの位置を下げていくと、諦めて便座の淵に座ってリターに向けてするようになるようです。

そう、こうなったらしめたもの、慣れた頃にそのリターを取り除いてしまえば良いのです。
猫は習慣でまだ下の方にリターがあるものと、相変わらず便座の淵に座って用を足すのです。
このプロセスを知らずに、最初にテレビで猫が自ら人間の便座に飛び上がって用を足すのを見たときにはほんと驚いたものですが、こうやって辛抱強く猫を仕込めば出来るもんなんですね〜。

人間の便器で用を足してる猫ってけっこう可愛いもんです。
僕が外で用を足し、猫が人間の便器で用を足すってのも笑っちゃうでしょ。
しかしそのうちシドニーの水不足で猫が人間のトイレを使ったら罰金なんてことになるかもしれません。



2004年12月2日

昨日の猛暑(摂氏43度)が嘘のような肌寒さ。
寒暖計を見たら24度なんですよね。
温度差が20度もあるというのはいかにもオーストラリアらしいと思います。
湿度が酷くないから耐えられるけど、日本のような夏だったら完全にバテているでしょうな。
ちなみにシティーのど真ん中で40度を越えたのは観測史上3度目だとか。

母がシティーにある美容院に車で送ってくれ言うので出かけたら、異常な混雑で何と往復1時間半近くもかかってしまった。
夜間空いている時など、片道15分もかからない程の距離なのに。
クリスマスが近づくにつれて、毎年シドニーは混雑が始まるのですが、我が家からシティーに行くルートはキングスクロストンネル周辺の工事とあいまってまさに「悪夢」のような混雑でした。
美しいビーチがたくさんあるシドニーには地方(内陸部)からもホリデーに来る人も多いようで、その上クリスマスショッピングの混雑とあいまって、とても車で出かけるべきではないのは判っているんですけどね。

前にもちょっと触れましたが今シドニーの街の中心の地下を通るトンネルの工事が行われていてキングスクロスのトンネルから入って、出口がシティーのサセックスストリートあたりのようですが、その両方とも周辺は工事でメチャクチャ。

ボンダイジャンクションにも大きなショッピングセンターが出来たおかげで、考えてみるとシティーに出かける必要ほとんど無いんですよね。
勤務先がシティーにあるならともかく、ショッピングでシティーに行かなければ手に入らないなんて物が有ったかしらと考えてしまう。

シティーに勤務と言えばこれほどの混雑なのでマイカーで通っている人は少ないと思いますが、電車通勤と言うのがこれまたトラブル続出用です。
何しろ時間通りに運行されないので有名で、とうとう豪を煮やしたある女性が「運賃不払いデー」を呼びかけた。
彼女はシティーにある弁護士事務所に勤めるOLらしいがあまりに運行時間がメチャクチャで遅刻することもしばしば、とうとう怒り心頭に達した彼女は皆に呼びかけ、多くの賛同を得て先日「運賃不払いデー」が決行されることになった。
これを知った州政府はこのままだと大量の「無賃乗車違反」を出すことになると対策を考えた。
当然彼らは罰金の支払いにも裁判で応じようとするであろうから、裁判所もパンクしてしまうと心配した政府は何とその日を「無料乗車」の日にしてしまったのです。
皮肉な事に、その無料の日には彼女の電車は遅れなかったとか。

そんな話を読んでいたら本日の新聞には州政府がこれらの問題の対策として、何と運行便数を半分にすると発表していてこれまたビックリ。
何しろ政府は、時間通り運行されない理由が「運転手不足」を挙げているのですが、僕はそれを読んで随分と変な話だと。
運転手が足りないから時間通りに運行できないって事自体おかしい。
確かに便数を半分に減らしたら運転手は足りるのかもしれませんが、絶対に「遅れ」る問題は減らないと思います。
日本のように時間通りに運行させるなんて、この国の人間には絶対に無理だと保証します。
電車に限らず時間通りに物事を進めるっていう姿勢が最初から希薄ですから。

僕は電車を使って通勤したことが無いのでどれほど酷いのかはよく判らないのですが、さすが寛容なオーストラリア人でもかなりフラストレーションは溜まっているようです。


2004年12月3日

海洋ドキュメンタリー映画の招待券をいただいたので、ボンダイジャンクションのウエストフィールドショッピングセンターの中にある映画館「Greater Union」へ。
始まるまでちょっと時間が有ったので階下のフードコートでコーヒーを女房が飲むと言うので、僕はヘルス思考で「Boost Juice (ブースト・ジュース)」(http://www.boostjuice.com.au/) へSuper Juice Cocktails を買いに行ったら、ちょうど今機械が壊れてすべてオーダーストップですなんて言われてしまった。
このジュース専門店若い女性がベンチャービジネスで始めて以来、オーストラリア人のヘルス思考と相まって、爆発的にチェーン店数を増やしているようです。(特にWheatgrass Shotsというのは青汁のようなジュースです)

僕の番になって機械が壊れるってついてないと、何も飲まずに映画館の席についた。
で、何かおかしい。 あれ〜っと思って尻の下に手をやると何と座面がびしょ濡れ! それが何だかわからないが慌てて立ち上がるも事すでに遅し。 ズボンを通して下着のパンツまでじっとり。
すぐにトイレに駆け込んで見るに色はついていないからジュースやコーラでは無さそう。
しかし普通の水を大量にこぼしたのだろうか、それともひょっとするとと思って匂いをかいで見るがほとんど無臭。

結局その席を移って映画を見始めたのですがもう完全にしらけて、ほとんど楽しめませんでした。
ジュースから始まって、今日は全くついていない日なのかも。

さて、
昨日の日記に書いた「電車の運賃不払い運動」に似たような動きが日本にも有ると親友からメールをいただきました。
それは「あるドライブクラブが首都高速道路の値上げに抗議し、トル・ゲエトで値上げ前の料金を放り投げて通りすぎる」というもの。

確かに日本の高速道路料金というのは「異常なまでに高額」ですよね。
日本に行く度にそれを痛感してます。
オーストラリアと比べて土地代が高いのだから致し方ないのかと思っていたら、小泉内閣の民営化で日本道路公団などの実情が明るみに出ると、馬鹿高い理由が丸見えになります。

オーストラリアも長年高速道路などは無料だったのですが、逆に民営化が進むにつれて有料道路の数が増えつつあります。
つまりオーストラリア政府や州政府には資金的な能力が無いので民営に任せることにした。
シドニーでは最初の例がシドニー・ハーバー・ブリッジの下にあるハーバートンネル。
このトンネルが出来る前、つまりハーバーブリッジしかなかった時には橋の通行料金はたったの20セントでした。
その20セントはハーバーブリッジのメンテ(保守点検や塗料代)のためだったのですが、交通量の増加とともにハーバーブリッジの朝夕は麻痺状態が頻発していた。

この混雑を解消する方法として、種々のアイデアがあったのだが海底トンネルも随分と長い事議論されていた。
ところがオーストラリアの建設会社が出した建設料は確か7億4000万ドルだったかで当時としてはとても実現可能な額ではなかった。

で、日本の「熊谷組」の当時の支店長三谷氏が州政府と交渉し、その半額以下で引き受けた。
しかしその金額も州政府は賄えないので、資金はすべて民間にやらせた。(熊谷とオーストラリアの会社のジョイントベンチャーと言う形で)
そのためまずハーバーブリッジの料金の値上げが始まった。
つまりトンネル工事が始まった時点でハーバーブリッジの料金を値上げして、その分をトンネル建設費に回すということになった。
最初は確か20セントから1ドルになり、何度かの値上げがあって現在は3ドル30セントになっているわけです。

僕のように20セントの時代を知っている者には現在の3ドル30セントは安くない、いやむしろちょっと高すぎると思っています。
ハーバートンネルのおかげで確かに便利にはなったし、今となってはトンネルの無い状態など考えられないのだが、ファイナンスまで民間にやらせたために高くなってしまっていると僕は考えます。

そしてこのような方式に味をしめた政府は以後建設される高速道路などを次々と有料化していくわけです。
日本のように公団と言う「ガン」のためにちっとも高速道路料金が安くならないという現象も困ったものだが、すべて民間に任せても安くなる保証は全く無い。
一番良い例はシドニー国際空港です。
ここも民営化の流れで数年前に「マコーリー・グループ」に売却されたわけで、以後空港内の再開発やサービスはすべてマコリーに運営されているのだが、「空港使用料」特に航空会社が支払う使用料などはかなりの値上げがされているらしい。
先日も「ヴァージン・エアー」がその使用料の高騰に文句をつけておりました。
問題なのは高速道路や空港などは完全に「モノポリー」でしょ。
特にシドニーの場合、使用料が高いから他の空港にってことにはならないわけですから。

官営にしろ民営にしろ、モノポリー状態と言うのが一番良くないですな。


2004年12月6日

IBMがPC(パーソナルコンピュータ)マーケットから撤退するというニュースには非常に感慨深いものがあります。 
僕が自分専用のPCを持ったのは大して昔ではないのでそれほどの知識を持ち合わせているわけではないが、このPCという呼び方にしても、元々はIBM PC/AT 互換機から来ているわけで、僕にとってもコンピュータと言えばIBMというイメージはずっと有りました。 
今後IBMはソフトなどの分野で活動を続けていくとかで、デスクトップ型やノート型のコンピュータのビジネスは他のメーカーに売却されるらしい。 

すでにハードディスクドライブは日立に売り渡してしまっていたのですが、まさかノート型PCまで止めちゃうとは。 
売却先として東芝との話し合いもあったようですが、結局東芝側が断り現在は中国のPCメーカーと交渉が進んでいるらしい。 
現在の世界のPCマーケットのシェアーは1位がDELL(デル)2位がHP(ヒューレット・パッカード)そして3位がIBMだとか。

そう、IBMはまだ世界3位のシェアーは持っているのですが、結局「儲からない」んでしょうね。 
僕が良く行くPC屋のジョンいわく、「ハードを売っていたら本当に儲からない」との事です。 
ですからジョンにしてもお客のPCの修理やトラブル解決、ネットワーク構築(家庭用LANを含む)などでやっと儲けを出しているとか。 
つまりお客の家に出張してLANを組んだり、問題の出ているPCを修理したりの方がよっぽど利益が出るわけです。 

テレビ放送のデジタル化が進んで、そのうちテレビや携帯で誰でもインターネットや電子メールが出来るようになると(すでに出来ているのも)コンピュータ屋の仕事はもっと減ってしまうでしょうね。
家電のデジタル化が進むと今のPCの役割を奪う機能が簡単に付けられますからね。
最近人気が出てきたテレビ用DVDレコーダーにしてもPCのDVDレコーダー(この場合はバーナーか) よりも安定していますからね。

さて、昨日は我がアーチェリークラブ主催の大きな大会があったのですが、残念ながら入賞を逃しました。
何で自分はこんなにスロースターターなのかと悩んでしまいます。
朝10から開始して夕方の5時過ぎまで午前と午後に分かれて二度競技が行われ暑さも有ってほとんどの人が午後の点を落としたのに僕はその逆で午前、特に開始早々に点が悪過ぎました。
スロースターターと言うのはやはり精神面でしょうな。
まだ始めて1年ちょっとでその日のコンディション(風向きとか)などを冷静に分析してすぐに対応するという経験も少ないので、焦ってしまうのかもしれません。
僕としてはこの趣味は当分続けていくつもりなので、そのうち経験がついてくれば練習時の点数は出せるようになるかもしれませんが今のところ競技会が大きくなればなるほど余計なところに力が入ってしまうのか、得点を伸ばせません。
それでも一応50歳以上(つまりベテランのカテゴリー)では最高得点だったのですが、昨日の大会は年齢別ではなく優勝は世界大会にも出たオーストラリアでのランキング3位の選手でした。

全国大会や州大会でも無いのに、そんなクラスの選手まで出てくるところが、いかにもオーストラリアらしいと思います。
僕がカートのレースをしていた頃にも結構ローカルのレースに世界大会常連のような選手が出てくるので一緒に走れる興味はあったがトロフィーを狙うと言う意味では少々しらけたり。
しかし一般のレベルを引き上げると言う意味では必要なのかもしれませんが。

それにしても炎天下、1日180射、練習を含めると200射以上を丸一日かけて戦っていたら思いっきり日に焼けてしまいました。


2004年12月7日

最近、市販薬である風邪薬から「SPEED」と呼ばれる、いわゆる「覚せい剤」を抽出してブラックマーケットに流す犯罪が増えているそうです。 
抽出される成分は「pseudoephedrine」といいます。
僕が風邪をひいた時などによく使用する「Codral」のDay and Night などもその風邪薬のひとつらしい。 
確かに風邪気味の時、特に体が「だるい」なんて時にこの薬を服用すると結構しゃんとなるというか「引きずり上げて」くれます。
「引きずり上げる」という表現は他に良い言葉が浮かばないので、判り難いかも知れませんが、英語で言うところのUpperという、「首の後ろ」というか背中を、見えない手でやさしく掴んで上に引き上げる、つまりハイにしてくれると言う意味です。

で、この風邪薬は市販薬ですから子供でも買えるわけですが、あまりに悪用が増えているので、最近IDを提示しないと購入できなくなったらしい。(まだ僕はIDの提示を求められた事は無いが) 
だいたい一箱に30錠ほど入っていて15ドル(1200円ほど)なのですが、この30錠から、2000ドル(16万円)分の「覚せい剤(SPEED)」が作れてしまうのだそうです。 
オーストラリアではこの「Speed」、パーティードラッグとか言われて一晩中パーティで騒ぐような若者に人気が有るらしく、よく売れるんでしょうな。 

で、手っ取り早く金を稼ごうと個人が簡単な器材で「ラボ(密造所」を作るケースが増えているとか。 
またこの密造所に風邪薬を供給する「Runner」と呼ばれる人間がいて地図を片手に街中の薬局を回り、大量の風邪薬を購入していたとか。 で、だんだん取り締まりも厳しくなって、最近ではこの子供でも買えるはずの市販風邪薬一箱15ドルがブラックマーケットでは50ドルから60ドルもするとか。 

例えばこのような市販薬を買って他の人にプレミアをつけて再販するってのは違法なんでしょうかね。 
法律で取り締まることが出来るのか疑問です。 
15ドルが右から左で50〜60ドルにもなってしまうのですから、このようなおいしい話に飛びつく人間も多いようで「Runner」も増えているとか。 

オーストラリアのミニバブルで、この手のドラッグの需要も多いんでしょうけど、困った問題ではあります。
で、一番儲けているのはこの市販薬を製造してる製薬会社かもしれません。
何しろ風邪を引いた人が購入する量ではない、異常なまでの量を彼らは街の薬局から購入しているわけですから。
 
当然この市場に目を付けた「北朝鮮」は覚せい剤の原料をオーストラリアに持ち込むべく虎視眈々、オーストラリア政府もその点は把握していて、前の日記にも書いたようにオーストラリア海軍の出動で密輸にかかわった北朝鮮の拿捕したりしております。  
オーストラリア海軍は日本と違って強硬手段を取りますから、海軍のヘリコプターで追跡してオーストラリア海域を逃亡中の北朝鮮船籍の輸送船など簡単に拿捕(だほ)してしまうのです。
乗組員は全員逮捕で、その上拿捕した船は北朝鮮に返還しないから、北朝鮮としても割が悪いというか。
覚せい剤の輸出で儲ける金額よりも、オーストラリアまで航海して来るような貨物船ですからかなり大型で、その損失の方が大きいかもしれません。

日本でも麻薬問題といえばほとんどが「覚せい剤」系ですよね。
日本ではこの麻薬はどのように供給されているのか知らないが、日本の風邪薬にもこの成分が含まれているとしても、日本では風邪薬を購入して麻薬を抽出なんてまどろっこしい手段を使わずともいくらでも原料が「どこからか」流入してるんでしょうな。

これに関連した話で、日本人の若者がシドニーで麻薬を使用、完全に狂って宿泊先のバックパッカー用ホテルで同宿者を刺し殺してしまったってニュースを先日見たばかり。
Upper系は狂うと暴力的になるところが怖いですな。


2004年12月8日

僕は自分のドメインネームを取得してホームページをやっているのでそのサイト経由で電子メールを頂く場合が多いのです。
他にケーブル接続のプロバイダーが用意したメールアカウント、そしておなじみヤフーやホットメールなどのアカウントを持っています。 
で、ケーブルのプロバイダーがSPAMメールフィルターサービスを始めたので最近はすっかりこの手のメールが減り喜んでいました。 

SPAM(つまりジャンクメール)が減って、受信フォルダーに入ってくる総数も減り、非常に見分けやすくなった。
ところがどうもおかしいと思い始めたのです。 少な過ぎるんですよね。 で、プロバイダーの受信箱にSPAMメールは2週間保存されていることになっているので、久しぶりに見に行ったら案の定、何通かSPAMではないのにフィルターにかけられて、他のジャンクメールと一緒に「スパムメールホルダー」に入れられておりました。

慌てて、それらを救助したのですが随分長い事この受信箱をチェックしていなかったので最低でも一ヶ月分は失ってしまっているかもしれません。この間違いが起きているのは今のところ個人から頂いたメールではなく(と、思いたいが違うかもしれない)、メールマガジンいわゆる「メルマガ」の分ですので、なんとなくほっとはしていますが。 

そんなわけで私宛にメールを送られてから大分経つのに「返事が来ない」「おかしい」と思われている方は、まことにお手数ですが再度お送りください。 
それにしても不思議なのは同じ発行元から出された同じメールマガジンでも10通に1通はなぜか届いているんですよね。 
発行元もあて先の僕のメルアドも全く同じなのに。 
ということはこのプロバイダーが使用しているSPAM用のフィルターが働いたり働かなかったりしているのか、どうにも不思議です。 

さて
救出したメールマガジンの中に、「中国のトイレ事情」が書いてあるのがあって、先日庭で用を足すという話題を書いたばかりなので、興味深く読んでみました。 
WTOという、World Trade Organization(世界貿易機関)ではなく、World Toilet Organization なんてのが有るのも知りました。

で、中国では近代化が急速に進むなか、今一番の悩みが「トイレ」なのだそうです。 
僕の友人で中国に遊びに行った連中からはそういう情報が聞こえてこないのは「臭い話をするのは失礼である」というのか、はたまた超一流のホテルに滞在していたので西欧式のきれいなトイレしか経験していなかったのか定かではありませんが、とにかく現状は目を覆いたくなるほどの酷さらしい。 

特に現地に暮らしている外国人たちにとっては深刻な悩みなのだそうです。 病院のトイレでさえ電球がついて無いところがあって、小さな小窓(明り取り)だけで用を足さなければならないほど真っ暗なトイレとか、公衆トイレにはドアーがついていないのはしょっちゅう、女性用トイレには横の仕切り板も無く、ずら〜っと並んでしなければならないところも有るとか。 
中国に住む日本人の方がレポートしているので、嘘ではないと思いますが、僕のようにトイレが近いのが悩み、その上「公衆トイレは大嫌い」なんて人間にとっては「中国旅行」ってのも何だか急に興味が萎縮してしまいそうです。 

そういう意味では日本の、特に東京のデパートのトイレってあまりにも近代的で綺麗で豪華なので、オーストラリアに住む僕でさえ少々萎縮してしまいそうなほど。 
永年外国に住んでいる人間は同じ思いを抱くと思います。 
ひょっとするとデパートのトイレというのはトイレメーカーが展示の意味を兼ねて協力しているのかもしれませんが、メチャクチャ金がかかっているのだろうなと。 

と、ここまで書いていたら女房がそばにいたので「日本のデパートのトイレの豪華さ」の話をしたら彼女もその点は認めているのですが、しかし彼女が初めて日本に来た当事の思い出話ですっかり盛り上がりこの分を書こうと思うのですが長くなりそうなので、この続きは明日書きます。


2004年12月9日

先日の日記に書いたIBMがPCから撤退という話、結局身売り先は中国の企業(LENOVO)に決まったようです。
「IBM」って、とっても「アメリカ企業」の象徴のように聞こえるのだが、それが中国企業に買われるというのを聞くと、時代の流れを感じますな〜。

しかし元々「IBM」はメインフレームが本業で、PCではたいして利益も出していなかったらしいので、元の形に戻ると考えた方が良いのか。
その中国企業がIBMのPC部門を引き継いで「Think Pad」などを生産していくのでしょうが、同じような良心的な質の製品を出せるんでしょうかね。

さて昨日の日記の続きを書く前にもうひとつ。
シドニーのホステルで日本人のバックパッカーが麻薬を使用して、同宿者を襲い一人を殺しもう一人に重傷を与えてしまったてしまった事件について書きましたが、日本のネット上では全くこれがニュースになっていないんですね。
毎日衛星放送でNHKを観ている母に聞いたら、やはりそんなニュースは知らないと言う。
これってちょっと考えさせられます。
つまり海外で日本人が被害に遭ったというのは報道されるし、母の見ているNHKでも「海外安全情報」なんてのをしょっちゅうやっている。

ところが日本人が海外に出て犯罪を起こしてしまったってニュースは、ほとんど報道されない。 
日本人が犯人の場合は「臭いものには蓋」ではないけれど、あまり知りたくないというある意味「典型的」な現象で、これは日本だけではないかもしれないが。
例えば日本に住んでいる「外国人」が犯罪を起こし日本人を殺してしまった場合と日本人が日本に住む外国人を殺してしまった場合どちらの方が大きく報道されるかってのにも興味深いです。

さて、昨日の「トイレの話」の続きです。(すみません連日臭い話で)
女房が日本政府(正式には旧文部省)の招待留学生としてオーストラリアから日本にやって来たのは1969年でした。 
昨日の日記に日本のデパートのトイレの豪華さと書きましたが、彼女の当事の思い出は日本のトイレの汚さだったとか。 
それも銀座にあるデパートでさえほとんどが「しゃがんで」するタイプ、西欧風の便器はほとんど無くそれだけでも勝手が違うのに、暗く薄汚い、そして匂うというものだったそうです。 

僕自身、銀座のデパートの日本風便器がいつ西欧風に替わったのか定かでは有りません。 
日本人なので当然和風に慣れていたからかもしれないが、公衆トイレの場合もろに肌が便座に触れる西欧風よりも和風の方がまだ気分が良いというのも有ったと思います。 
しかし先年、日本に帰った時に新幹線だったかで(確かではないが)当然西欧風になっているだろうと思っていたところにも和風が残っていたのを知ってかえって戸惑ったことをおぼえています。 

そうすっかり日本のことを忘れてしまっていて、ドアーを開いた途端に和風の便器が見えた時には不意打ちを食らったというか。 
これが地方の公衆トイレならなんとなく予測がついて驚かなかったと思うのですが。 

女房いわく日本のトイレ事情は都市部と地方で格差が非常に大きいのではないかと。 
数年前に日本に行った時に女房は銀座にあるデパートのトイレの豪華さに舌を巻いて、娘と二人でわざわざ各階のトイレを見て回ったとか。 
何でも、各階によってテーマが違っていて、そのテーマに合わせてトイレットペーパーのデザインまでコーディネートされていて、笑ってしまったほどだったとか。 

彼女のように1960年代から日本のトイレ事情を知っている人間には、この様変わりは驚異的に映ったようですが、しかしその時の旅行で地方に行った時にはいまだ日本風トイレが幅を利かせていて「格差」を感じたわけです。 
それも便器の形が和風というだけでなく、照明(暗さ)や清潔感、臭いなど昔とほとんど変わっていない所が結構多かったとか。 

だいたい日本ではトイレというのは北向きの日当たりの悪い方に作るというのが昔の習慣だったと思います。 
僕が生まれて育った田園調布にしても、我が家の区域(昔の4丁目)では随分と長い間汲み取り式が残っていて、そのため水洗トイレは専用の大型タンクを付けない限り使用できなかった。 
最初は田園調布の地元のお百姓さんが汲み取りに来ていたのだが、そのうちバキューム・カーが来るようになった。 
本格的な下水道が完備されたのは僕が家を出た1970年代初頭だったのではないかと思います。 女房が初めて僕の実家に遊びに来た時にはまだ下の見える「超和風」だったそうで、その辺は僕には記憶に残っておりません。 

女房が留学生として日本に来て一番困ったのがこの和風トイレにしゃがまなければならないということだったそうです。 
つまり子供の頃からいわゆる「ウンコすわり」をやったことの無い女房は和室で正座するよりももっと辛かったとかで、日本に来てすぐ(1971年)割と近代的な新宿のアパートに引っ越しても、やはり和風の便器しかついていなかったので、和風トイレを洋風に使用できる椅子のような便座を使っていました。 
それは高齢の老人用に販売されていたものだと思います。 
いまだにこの和風を洋風にするアダプターのようなものは販売されていると思います。 
というのも高血圧の高齢者が特に寒い日に和風トイレで「りきむ」というのは脳溢血や脳卒中を引き起こす要因になっているから、必需品のはずです。 

今書いた「ウンコすわり」で思い出したのは、いまだ日本人ってこの「ウンコ座り」を愛用している人が多いようで、別にトイレでなくとも空港や駅などで良く見かけるのですが、これも僕のような浦島太郎には非常に違和感を覚えます。 
特に若い人がオーストラリアにワーキングホリデーなど出来て、街中でウンコ座りをしながら、タバコを吸っている光景などを見ると、あまりにも他の風景と似合わないというか「ぎょっと」してしまいます。 
べつにああいう座り方が日本独特ではない、東南アジア諸国でも同じようにしゃがみこむ人はいるわけですが、オーストラリアに来てまでやっているのは日本人くらいではないかと思います。 
僕はあのかっこ悪さには絶えられません。 

話が飛んでしまいましたが、女房のトイレ体験記をもう少し書いて見ます。 
1969年に一人で日本に来た彼女は、到着したその日から公衆浴場にも出かけたりして、違う文化を大いに満喫していたようです。 しかしとにかくしゃがむトイレには閉口していたらしい。 
僕と知り合うまではヒッチハイクで北海道から九州まで日本中を旅していた彼女には、日本風トイレは当然避けて通れない問題であったわけですが、それを補って有り余るほど日本旅行を満喫していたようです。 

そうそう旅行中のトイレといえば女房いわく、数年前にトルコに旅行に行った(僕は行かなかった)時に、昔の日本旅行を彷彿させられる経験をしたそうです。 もちろんトルコでも都市部ではなかったが、床に穴があいているようなスタイルで和風に「しゃがみ」なぜかそばに水入れ(マグの大きいようなもの)が置いてあって、自分でそれに水を満たし、自分で排泄したものを流すのだそうです。 
そんなトイレだったのにもかかわらず何と有料だったとか。 

有料公衆トイレと言えば僕が日本を出てイギリスに行った時(1973年)に「有料のトイレ」が有るというのも初めての経験でしたが、それより驚いたのはその有料に入ったら(確かコベントガーデンのそばだったか)立派な初老のイギリス紳士が入り口近くに座っていて料金を徴収しているだけでなく、その紳士がトイレットペーパーを換えたり掃除をしているのを見て、女房に聞いたらそれが仕事だから毎日一日中その公衆トイレにいて仕事をしているとのこと、日本では聞いたことの無い職業にビックリしたものです。 
いまだに日本にはこの手の職業は無いでしょうね「有料公衆トイレ勤務」って。

何かトイレの話題を書いていたら次から次へと書きたい事が出てきました。 というか昔の旅行の思い出などがよみがえって来た。
明日もこの続きを書いて見ます。


2004年12月10日

今夕方の4時半、本当に久しぶりに雨が降っております。
庭の木々にはまさに「恵みの雨」です。
さて、またまた昨日の続きです。
今週はトイレの話3連発になってしまいましたね〜。
 
女房にとって忘れられない公衆トイレというのは今から約30年前、確か1975年に二人で車でイギリスからドーバー海峡をフェリーで渡り、フランス、スペインと長〜いドライブ旅行をした時の事です。 
って、じつはこの日記を書くために女房と昔話をしていたら、この思い出話が突然出てきて僕は全く知らなかったのです。 

イギリスを出たフェリーはカレイ(フランス)に着き、そこから車で一路パリに向かいました。 
パリでは数日間友人宅に厄介になり、そこから次の目的地リヨンを目指しました。 
ハイウエーばかり走っていても面白くないと、パリを出てすぐ幹線道路から外れたのですが、いやはやなかなかリヨンが現れない。 
地図は持っていたのですが、これがまことに頼りにならない。 
しかし別に急ぐ旅ではなかったので、あせらずのんびりと田舎道を走っておりました。 

で、ある小さな村で昼を取った後、女房はトイレに行きたいと近くの公衆トイレに入った。 そのトイレがもう思いっきり「しゃがみ込む」タイプだったんですな。 
その上、ただ穴があいているだけ、日本のような便器さえない。 
今から30年も昔の話ですから、いくらフランスといっても所詮そんなもんだったのかもしれません。 特にド田舎でしたから。 

で、女房はしゃがんで用を足しておったわけですが、ほぼ終わりの頃に突然「ざーっと」水の音がしたと思うと、いきなりトイレの床に水が流れ込んできた。 
各トイレの横の仕切りは下が20センチほど開いていて、隣のトイレと繋がっている。 その開いた部分から水がどんどんと流れ込んでくるのだそうです。 そう、一種の洪水(ちょっとオーバーですが)
「???」女房は大慌てで用を終え飛び出したがすでに靴などびしょ濡れになってしまった。 
最初はトイレの掃除人が、中に女房がいるのを知らずに水を流してしまったのかと思ったらしいが、飛び出してみると誰もいない。 

だいたいどこから大量の水が流れてくるのかも良くわからない。 
どうもある一定の時間毎に、お客がいようといまいと、とにかく一斉に水が流れる仕組みになっているのではないかと。 
で荒っぽい事にその水を右から左へすべてのトイレの床の上を流す事によって「水洗」の役割と床の掃除も兼ねているのではないかと思ったそうですが、とにかく女房は慌ててその公衆便所から飛び出したが靴はびっしょり、しかし文句を言う相手もいなかったそうです。 

しかし当事そんな事を僕には言わなかったようで、女房がそんな経験をしたって全く記憶がありません。
僕自身その時の旅行では「小」はともかく、「大」はすべて宿泊先のホテルのトイレでしたから。
 
トイレのドアーの下の部分が開いていて、中に入っている人の足が丸見えなんて経験はアメリカで僕も経験しておりますが、荒っぽく水を流して、「便」だけでなく床も同時に掃除するために下のほうが開いているというのは聞いた事が無いです。 

公衆トイレといえばシドニーのショッピングセンターの中には、麻薬の注射器を使用するのを防ぐために、照明をわざと薄暗いブルーにしてある所が有ると昔の日記に書いた事があります。
つまり麻薬常習者がトイレに入って、腕を縛り静脈を浮き上がらせて注射針を刺そうとする時に、血管と同じ色の照明を使う事によって見分け難くしている訳です。 
このショッピングセンター(エッジクリフと言うボンダイジャンクションのひとつ手前の駅に隣接しているショッピングセンターです)のトイレには昼間から妙な人間がたむろしていて、これまた非常に気味が悪いです。 
僕は当然このような公衆トイレでは小をするためしか使わないのだが、なぜかその男性用の便器で用を足していると、後ろで立って待っている人がいる。
べつに混み合っていて僕が終わるのを待っているのではなく、僕しか用を足している人間はいない。 
つまり横のずらっと並んだ男性用便器には誰もいない。 
それなのに僕の後ろに用も無くぼ〜っと立ってるですよね。 

これがキングスクロスあたりのヤバそうなパブのトイレとかなら、そんな事はあるかもしれないが、普通のショッピングセンターのトイレで、それも昼間ですよ。 全く何考えているのか。 
僕は頭に来てそのショッピングセンターの管理事務所に文句を言いに行った事があるほど。 
それにしても公衆トイレって言うのは「ホモ」の方の愛用設備なんですかね。 
そう言えば何年か前に「ジョージ・マイケル」がハリウッドにある公衆トイレで逮捕されましたよね。 
公衆トイレでいかがわしい行為を取り締まるために張り込んでいたホモを装った「おとり」の刑事に逮捕されてしまったわけですが、ジョージマイケルくらいの有名人ならそんな場所に出かけていかなくとも、いくらでも自分の趣味を遂行する場所はありそうなものですが、やはりその「いかがわしさ」がたまらないのだろうか。
それともあの匂いがいいんだろうか???

そんな事には全く興味が無い、と言うよりもむしろ「不気味」でさえある公衆トイレ、しかし頻尿症(そんな言葉あるのか?散歩に出かけたオス犬みたい)の僕は公衆トイレに行かなければならない事が多いので辛いです。 
そうそう先週の日曜日に行われたアーチェリーの競技会でも途中でトイレに行きたくなって、競技中レフリーに「タイム」を取って行きました。 
アーチェリーの場合は競技者全員が僕が終わって戻ってくるのを待っている事になります。 ちょっと恥ずかしかったです。
しかし、プロテニスの試合でも選手が途中でトイレ休憩取る事が結構ありますが。
そうそうアテネ五輪で室伏選手のハンマー投げ、最初に金メダルを獲得しドーピングで失格になった選手はどうも肛門に他人の尿を隠していたようですが、しかし検査員はトイレの外で待っているのではなく、選手が放尿しているのを実際に確認するらいしいが、それでもごまかせちゃったのなら、随分と練習したんでしょうね。
マジシャンのカードマジックのように人の見てる前で入れ替えちゃうって、ミスターマリック並かも知れない。 

今週はなんだかずっとトイレの話を書いてしまいました。 
このHPをご覧の方で面白い経験談でも有ればメールでお教えください。
またまた来週もこの話題を引っ張ってしまいそうです。

では皆様良い週末を。


2004年12月13日

本日は先週からの続きを書こうと思っていたのですが、それよりも先に書かなければと考える大事な事を。

最近のネット犯罪はますます手が込んできているようで、最近知った「フィッシング」という犯罪についても、これは皆さんに早くお知らせしてしておかなければと思い、トイレの話を書く予定でしたが急遽変更して今日はその話を書きます。まずは↓のサイトを見ていただきたい。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20041205.html
「フィッシング」は魚釣りのFishing ではなく「Phishing」と書きます。
(語源は魚釣りから来ているらしいがスペルを変えている)
↑のHPで初めて内容の詳細を見ることができました。
 
ジャンクメールやスパムメールを始めウイルス付きメール、スパイウエアーなどは随分経験しているが、このように手の込んだ巧妙なネット犯罪が現実に起きていると知って僕は「ただ事」ではないと感じ始めています。 

今までにも僕が取引している銀行の名前を騙った、メールや僕の使っているセキュリティソフト、ノートンのシマンテック社の名前を騙ったウイルス付きメールは受け取った事は何度も有るが、このよう「YAHOO JAPAN」の名を騙り、何とパスワードなどの認証までこの手の偽メールを発行する犯罪者が本物のYAHOOの認証システムを使って騙し取る(抜き取る)ことが出来るのなら、ほとんどの人が騙されてしまうのではないかと。 

幸い僕はYAHOO(この場合はヤフー・ウォレットと言うらしい)は使用していないので、この手のメールは来ていませんが騙される人多いでしょうね。 
このHPを見ていただければ判るが、もう本物のYAHOOからのお知らせそのものでしょ。 
来たメールをいちいち「右クリックしてプロパティを細かく調べて」なんて、ほとんどの人がやらないでしょ。 

で、恐ろしいのはこのHPをよく読んで頂けば判りますが、わざと間違ったパスワードを入れたら「パスワードが正しくありません」ってちゃんと返ってきちゃうんですよね。 
つまり犯人達の偽サイトが、入力されたパスワードを本物サイトに中継送信して、パスワードが本物かどうかを確認する仕掛けになっていたとしか考えられないと言う点なんですよね。

あまりにも本物と同じように作られているので、普通なら有るはずのないキャッシュカードの暗証番号の入力までも間違って入れてしまいそうでしょ。 
皆さんくれぐれも自分のキャッシュカードの番号などは安易に書き込まないように。 
実際に自動現金支払機で暗証番号を入力する以外、ネット上では求められるほうがおかしいという認識でいるべきですよね。

それにしても「オレオレ詐欺」の大流行など、詐欺事件が増えているが、これはやはり日本社会の高齢化に大いに関係しているんでしょうね。
つまり詐欺という犯罪行為は騙される相手がいてこそ成立するわけで、大昔から有った。
しかし日本人の平均寿命が延びて高齢化が進み、肉体的には健康で元気、しかし脳の低下は避けられない。
そういう状況に付け入ろうとするのがこの手の犯罪なのでしょうが、このYAHOOの場合など、今後老人達もインターネットを活用する時代が一般化するとますます手の込んだ詐欺事件が増えるでしょうな。

まあ老人でなくとも騙されやすい人間というのはいるもので、我が母のように東京にと嫁いで来た当時からお人好しと言うか、結構騙されていたようです。
笑っちゃうのは戦後間もない頃の話ですが、父の会社では給料の遅配欠配がよく起きていた頃で、我が家の毎月の生活費もぎりぎりだった。
そんな時に母は(確か)蒲田に買い物に出かけた。
で、駅で青年が身を震わせて泣きながら立っている。
お人好しの母は、その青年に声をかけた。 するとその青年は「自分の勤めていた工場が倒産してしまい、給料ももらえず職を失ってしまった。で給料の替わりにその工場が製造していた万年筆をもらった。 今日食べる金も無い、この万年筆を何とか売りたい」と言う。

この話をすっかり信じた母はその時の手持ちの金でその万年筆を買ってしまったんですな。 その青年いわく「僕のいた工場の作る万年筆は高級品で外国にも輸出している」というので母はかなりの額を払ったらしい。
その晩帰宅した父に話したら即座に「ばか者、そんな詐欺はその辺にいくらでも転がっている、おまえは騙されてしまったんだ」とすぐに母が買った万年筆を調べたら案の定使い物にならない粗悪品だった。
僕らが子供の頃はこの手の「詐欺」はいくらでも有っただろうが、騙される人はそれほど多くは無かったと思う。

で、現在では「騙されやすい老人が小金を持っている」という点が問題なんですね。
オレオレ詐欺でも簡単に何百万円も振り込んでしまうってのは、それだけ金に余裕があるからでしょ。 振り込むキャッシュが無いから銀行に融資を頼んでからなんてわけではない。

老人を騙すという話を書いてたついでに。
日本にいる僕の叔父は80歳近くになるのですが、最近の唯一の趣味は「パチンコ」らしい。
そう、日本には小金を持って暇を持て余している老人が山のようにいるんですよね。
山口県にいる我が叔父もその典型のようで、毎日毎日パチンコに出かけている。 チリも積もればではないけれど、毎月パチンコに消えていく金というのは大変な額になる。(今のパチンコなんて一日1万円スルなんてあっという間らしい)
老人だから技量も落ちて、儲かる日などほとんど無いらしい。

我が叔父の住む地域はいまだ「イノシシ」が歩いているような「田舎」なのに何と立派なパチンコ屋が3軒もある。
日本全国津々浦々、過疎化が進む田舎の村にも「パチンコ屋」はある。
そう、我が叔父のような隠居後何もやる事の無い暇を持て余した老人をターゲットに。
で、パチンコで消えたその莫大なる金の何割かは北朝鮮に送られている。
今日本では「横田めぐみ」さんの遺骨が本人の物ではなかったと言うので、いい加減な物を出し続けている「北朝鮮」に経済制裁をという声が日増しに強まっている。
経済封鎖には国民の多くが同調するであろうが、しかし政府はなかなか腰が重い。

政府に任せておけないと思うのなら、パチンコで北朝鮮に消える金の事を考えた方が早いのではないかと。
もちろんパチンコの金がすべて北朝鮮に流れているわけではないでしょうが、実際何割くらいが北朝鮮系で、いったいどのくらいの額が出て行っているのか知りたいものです。
何千億円ではきかないのでは。

(フィッシングで)釣られてしまう人は今後も増えそうですな。


2004年12月14日

トイレの話を先週の日記に書いていたら、日本にいる友人達からメールを頂きました。
そのいくつかを紹介します。
まずその1。
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こんにちは。
日本の公衆トイレに和式が多いのは日本人は潔癖症が多く、他人が座った便座になんか座れるかという理由です。
日本人にはケツは汚いという固定観念があるのです。
本当はケツより手の方がずっと汚いのですけどね。 ですから、洋式の公衆便器に座るときはトイレットペーパーを便座にうまくというか丸く敷いて直接便座に自分のケツが触れないようにしてます。
女性なんかはトイレに流せるウエットティッシュでよく拭いてから座る人もいるみたいです。
つまり、和式は自分のきれいなケツが誰が使ったかも分からない不潔な便座に触れないということで、公衆トイレの洋式は使わないという人が多くいます。

日本でもチップ制のトイレはありましたが、最近は聞きませんね。

昔、タイの田舎にいったときのトイレも単に地面に掘った穴に板を二枚渡してあるだけで終わったあとは目の前にあるでかい瓶からたまっている雨水をひしゃくですくって流すやつでした。
もちろんその水で手や顔も洗うのですが、通常は近くの川で歯を磨いたり洗濯したりしました。
まあ、田舎では川が中心の生活というか私もいつの間にか慣れちゃいました。
うがいをしていたらすぐ上流で子供がおしっこしてました。

ついでに一番気持ち良かったのは30年くらい前に新潟でキャンプしたときの野グソで、最悪のトイレはやはり田舎の公衆トイレで大の最中に女子高生にドアを開けられたときです。「きゃー」なんて叫びやがって、叫びたいのはこっちだ・・・・
あとで気がつきましたが、そこは女子トイレで私が間違えてました。
なんか文章ボロボロで申し訳ありません。
では。
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なるほど確かに和式の方が直接肌には触れませんね。
アメリカだったかで、袋状の紙で便座を包んで使うと言うのがありました。それにしても便座を上げないまま、男が立って小をして便座も汚してしまっているというのはたまに見ますけど困ったものです。
拭いて座る気にもなれない。

僕は東南アジア諸国の公衆トイレはそれほど多く経験していないのですが、ボルネオに行った時に入ったトイレはそこそこで、怖くなるほど汚いのは無かったです。
トイレの近い僕はボルネオのコタキナバルやサンダカンなどで、ホテルやデパートだけでなく田舎の公園内とかの公衆便所も利用しましたが、記憶に残るほど酷いのって無かったですね。

さて次のメールです
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しゃがみ式は、歐洲でもママ見掛けるもので、巴里の街中の公衆トイレや伊太利の驛なぞでは、結構幅を利かせてをります。
なぜか「トルコ式」と呼ばれてをります。
オスマン・トルコ帝國が攻め込んだ時に持ち込んだ、のでせうか。
それから、トイレ番ですが、ギリシャの田舎町に半地下式公衆トイレがあり、待ち受けるオバサンの背中のカアテンの裏を覗いたら、ベッドがセットしてありました。
薄暗く、惡臭漂うところで、彼女は「職住超接近」の生活を送るのです。
あれにはショックでした。
支那のトイレは、行く度にキレイになってます。

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バルト三國のひとつリトワニアではソビエト時代のKGB(秘密警察)による強制収容所が博物舘として公開されてをりますが、ここで見たトイレはしゃがみ式が三つ、横並びで、左右前後に仕切りがありません。

中近東方面では、トイレッペ(紙のことネ)は一緒に流さづ、脇の籠に捨てるやうになってます。
質が惡いから詰まるのでせうか。
東南亞細亞では、トイレッペではなく水で洗ひ流します。
いやあトイレの話は尽きない。
昔、國鐵マンの藤島茂氏は列車トイレの研究から「トイレット博士」の異名を持つに至りました。研究に値するテエマです。

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「閉鎖された軍港都市」だったウラヂオストックが全面開放される以前、ナホトカはシベリヤ鐵道の一方の起點でありました。
その驛のトイレです。
丘の上から、男子トイレを眺めてをったら、煙草くはえた男がやってきて、そのまましゃがんだ。もちろん、仕切りナシ。悠然とヲ出しなすった。しかし、モスクワ行きの夜行列車が出發の一時間ほど前に、全く別のところでトイレがオープン。そこには新潟から船で着いたパッセンヂャアも安心して用を足してをりました。

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いや〜旅の思い出とともにトイレ談義はつきません。

さて、ここからは僕の話です。
まだ僕がロンドンに住んでいた1970年代後半の頃の話です。
友人がJALのエアーホステス(当時はスチュワーデスと呼んでいた)と付き合っていてのですが、その彼女から聞いた話です。 

彼女が、「仕事は楽しいけど、乗務したくないルートが有る」と言うのです。 
それは日本発アジア経由の中近東行きだと。 
1970年代後半はアラブ諸国が石油成金で沸いていた時代で、有り余る金を使って近代化の建設ラッシュでした。 
で、東南アジアから多くの出稼ぎがアラブ諸国に集まっていました。 
インドからもあらゆる階層の人達がサウジなどに出かけていたのですが、飛行機など乗った事どころか、近くで見たことの無いような階層の人達もいたようです。 

何しろアラブ諸国の建設ラッシュで現場で働く肉体労働者が多くかき集められていたのです。 
で、なぜかインド人でも最下層の連中はインド航空便に乗らずに、JALに乗っていたそうです。 
特にJALがインド航空よりも割引便を出していたわけでもないのに。 

で、彼らの中にはトイレも見たことの無いのがいて、何と客室を仕切るカーテンの陰などにしゃがんで「用を足してしまう」のがいたのだそうです。そうカーテンの陰でウンコしちゃうんです。 
実際にそれの処理をやらされたと言う彼女から聞いたので嘘ではないと思います。 

じつはカースト制の厳しいインドでは、最下層の連中は普通なら絶対に飛行機に乗れない(つまり航空券代が出せるほど豊かではない)のだが、アラブへの出稼ぎで乗ってくる。 
で、地元のインド航空は同じインド人がやっているので、階層の低い連中と言うのは、すぐに判別できる。
で、満員とか言って切符を売らない。 

その点日本の航空会社であるJALは人種差別的なことは当然出来ないし、だいたい予約を受けるときにも判別なんて出来ない。 
で、インド人なのに自分の国の飛行機に乗せてもらえない人達がJALを使うようになる。 
そういう人達が乗ってくるので色々なトラブルがあったそうです。 
機上で小さな火鉢で火を起こして、チャパティ(インドパン)を焼こうとしたとか(この話は彼女から聞いたわけではない)ビックリするような逸話があるようです。


2004年12月15日

本日の日記は都合によりお休みいたします。

 


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