2005年7月後半の日記
by tom tanabe マグパイへ戻る
2005年7月29日
素晴らしい青空の毎日で、真冬なのに日中は庭掃除でも汗ばむほど。
ロンドンにいる娘の話ではここ数日天気が悪くてシドニーより温度が低い日が有るとか。
真夏のロンドンよりシドニーの真冬の方が温度が高いって、嬉しくなっちゃいますね〜、寒いのが大の苦手な僕には。
ロンドンにいる娘と言えば昨晩夜中に電話で起こされて、時計を見たら3時15分。
全く大バカ者で、「時差の計算を間違えた」と。
ロンドンの前のカンボジアにいた時には、確か6時間ほどの時差でそんな間違いしなかったのに、娘は時差ぼけにやられているのかもしれません。
その娘が言うに、地下鉄を利用して銀行口座開設や、就職活動のために履歴書を職業斡旋所に持って行ったりの毎日だが、地下鉄内でのロンドン市民は表面上非常に冷静に見えるが、いざ電車が駅でないところで停止したり、一瞬車内の電灯が消えたりすると、皆の表情に緊張感が走るのが手にとるように判るとの事。
大なり小なり皆がトラウマを経験しているわけで、当分続くでしょうな。
さて、
僕のこのホームページ、駄文を毎日のように更新する事もう丸4年をとっくに過ぎ、最近はよく読者の方からお手紙を頂くのですが、中には商売の売り込みというのかセールスと言うのか、よく判らないのが紛れ込んできます。
いわゆるジャンクメールとは違って、一応メールには僕の名前が書いてあるので大量に送りつけるスパムとは違う。
ですから中味をほとんど読まないで捨てずに一応読む。
ところが何とも訳の判らない内容のが有る。
数日前にも日本から、「ある商品」について、「僕にオーストラリアでの販売を」とお誘いのようなメールが来た。
で、この「ある商品」と言うのが「遺体の保管商品」というんですよね。 「遺体の保管商品???」って僕は考え込んでしまった。
説明いわく「日本では遺体をお通夜から火葬まで2〜3日保管するのにドライアイスを使用するが、このドライアイスは燃焼するとCO2を発生し地球の温暖化に貢献してしまう。 京都議定書によって全世界が削減に努力している。 この「XX(商品名をここではあえて伏せます)」を遺体にまんべんなくコーテイングするようにスプレーすることにより、腐敗を抑制し悪臭を約1週間抑える」というような説明が有る。
で、「オーストラリアでもこの商品を販売しませんか」と言うお誘いなのです。
僕のHPをご覧になって僕の事が信用できそうだからメールを出されたと書いてある。
しかし失礼ながら、最初に僕が感じたのは「新手の詐欺」ではないかと言う事。 しかし僕のホームページの「お仕事」のページをご覧になった事のある方は「墓石」の写真などが載っているから、同じような分野の仕事をしている人間だからと、メールを送られたのかなとも考えた。
ちなみに僕のお仕事は御影石を日本に輸出する仕事で、その御影石がたまたま墓石用に非常に多く使われる色だと言うだけ。
僕が墓石を作っているわけでもないし、この御影石はタイル状にして他の用途にも使われている。
だいたい僕は山から切り出してきた原石(何トン何十トンと言うような大きさの)を日本に送っているだけ。
べつに墓石屋さんと勘違いされても一向に構わないのだが、しかし「遺体保管商品」と言われても、全くどうしたらよいか判らない。
それよりなりより、このメールの説明に有るドライアイスが地球温暖化ウンヌンと言う説明には失礼だが吹き出してしまった。
で、どこまでがマジなのか調べようとさっそくググッたのですが、キーワードにこの商品名「XX」や、メールに書かれているこの会社(本社大阪とある)名「ミ●●ル・ジャパン」というのを検索するのだが、ただの一件も引っ掛からない。
その上送られて来たメールのプロパティーや、差出人のメルアドを見ると何と「ヤフー・メール」なんですよね。
ちゃんと企業として海外にも売り込もうというところが、ドメインネームも無ければ、使ってるメルアドがヤフーってこりゃ〜ますます怪しいでしょ。
一応日本での販売価格や海外向けの卸価格などもメールには書かれてて、同時に添付で商品らしき物の写真もある。
しかしこの成分については一切の説明が無い。
とにかく「まんべんなくスプレーすると、遺体の腐敗を抑制し悪臭を一週間抑える」って書いてあるだけ。
これはいったい何なんでしょう?
皆さん心当たりのある方はご連絡ください。
今まで僕の元にはこのHPを始める前から「オーストラリアでの販売に興味有りませんか」と随分色々な商品が現れたが、胡散臭さではこれほどの物は有りません。
万が一「マジな売り込み」なのであればもう一度僕に詳細をメールして欲しいです。
とりあえずメールには僕のHPをご覧頂いているとあったので、今日のこの日記も読まれていることと思うので。
しかし「もし」これが詐欺である場合、はっきり言ってもう少し「用意周到」を心がけたら良いと思います。
このIT時代に色々な詐欺の手口が出てくると思いますが、このような形でメールを送るなら、少なくとも自前の「ドメイン」は獲得しておくべきだし、創業したてでホームページ間に合わなくとも少なくとも、取得したドメインはパーキングしておくべき。
まともにビジネスをやっているのに、ググッても一件も引っ掛からないなんて一発でバレバレでしょ。
売り込みの商品が、もう毎日のようにウンザリするほど舞い込んでくる「バイアグラ系」とか「男のイチモツを大きくする」系なら即捨ててしまうのですが、「遺体保管商品」とは「イヤハヤナントモ」です。
2005年7月28日
またまた僕のプロバイダーの調子が悪く、メールが送れません。
もう少し正確に無くと、僕のホームページに出ているメルアドで送っていただいた場合は、受信できます。
つまり僕のホームページをホスティングしている会社のメールサーバー経由なら僕に届きます。
しかしインターネットプロバイダー(僕はOptus)が用意したメルアドでは受信できない。
そしてこれが問題なのですが、僕の方からメールを送信する場合はどのメルアドを使っても一旦Optusのメールサーバーを通るためか全く送れない状態。
昨日家具の件でメールを頂いた「Y」さん、もし本日のこの日記お読みいただいている場合は、まことに申し訳有りませんが、お返事は書いたのですがいまだ送れない状態なので少々お待ちください。
どうしてこうも「Optus」はメール関係のトラブルが多いのやら。
引越しを機会に違うプロバイダーに乗り換えるチャンスかも知れませんな。
さて、最近は上記のようにインターネットでのメールのやり取りばかりで、便利な事この上ないのだが、このようなプロバイダーの不具合などが出ると厄介では有ります。
しかしいまさら郵便のメールなんて、よっぽど特殊な場合しか考えられないのも確か。
そんな事を書いて入たら先日、珍しく郵便局に行った時に、経験した事を思い出したので少々書きます
電子メールばかりで最近はめったに日本に郵便の手紙を出さない僕ですが、母が日本に帰ってからはたまに手紙出す必要に迫られます。
先日も我が母は、オーストラリアにいる友人に日本から手紙を書いた時英語で宛先(オーストラリアの住所)を書いたのだが、チャンと届かなかったらしい。
そこで今後また書く時には心配だと母から連絡があった。
で、しょうがないので僕がこちらで封筒に英語で母の友人の住所を書き、それを日本に送って母が手紙を入れてオーストラリアに送るという、まあナントモ気が遠くなるようなことをやらなければならなかった。
先日のメグちゃんの話ではないけれど、83歳になる母はもう完全にIT時代とは無縁の存在なわけで、我々が友人達と電子メールで文通するのから考えるとまことに大きな格差が生まれている。
電子メールはプロバイダーさえ契約していればほぼ無料で、即座に到着する。
方や今回の母の手紙の一件など、僕から母へ国際郵便料金を払って宛先の書かれた封筒を送り、何日も経ってから母の元の到着し、それから母は手紙を書いて郵便局に国際郵便を出しに行くわけで、まさに昔のワラジを履いてテクテク東海道を往来したのと、飛行機に乗って移動する「差」以上の開きがあるわけ。
このような格差って世の中の経済構造を大きく変えていくんでしょうな。
さて、本日はその事を書こうとしたのではなく、母のために久し振りに手紙を出そうと郵便局に出かけた時に経験した事を。
じつはだいぶ前に購入した日本宛て郵便料金用の「80セント」の切手がまだ残っていたのです。
そこで「今は日本宛て封筒はいくら?」って聞いたら「1ドル20セント」だと言われた。
それなら今持っている切手の差額分40セントの切手を購入して、80セントの切手と一緒に貼って出そうと40セントの切手を6枚ほどくださいと言ったら、「40セントの国際郵便用切手は無いから、出すには50セントの切手を購入する必要がある」と言うのです。
僕の頭の中は「?????」状態で、郵便局員が言った事が全く理解できなかった。
で、いろいろ説明をしてもらったら何と国際郵便用切手と国内用では違いがあるというのです。
つまり国際郵便は国内で使わないから「輸出用」と同じで消費税が掛からないと言うのです。
しかし、もし80セントに40セントの切手を足して国際郵便用に使うなら、「40セント切手」は国際用が無く、国内用だから消費税が掛かってしまうので、1ドル20セントを超えてしまい結局1ドル30セント分の切手を貼らなければならないと言うのです。
何かこれを書きながら自分でも良く判ったような判らないような。
オーストラリアに住む皆さん、そんな事知っていました?
つまり今回のように僕が古〜い80セント切手などを使って出そうとするからこういうことが起きるのであって、最初から「国際郵便用」の一枚1ドル20セント切手を使えば、消費税の問題も無く1ドル20セントで日本に送れるということらしい。
そんな事僕にとっては初めて耳にする事。
言われて、よくよく見ると確かに同じ50セントの切手でも国際用には「International」の文字が入っているんですよね。
しかし良く考えてみると確かに郵便物だけでなく、僕が日本に送っている「御影石」にしても輸出と言う事で消費税を免れている。
ということは郵便物も同じ扱いを受けるのが当然。
う〜ん、全く知らなかった事だけど、そう考えると、日本では海外に出す国際郵便物と国内用の郵便物には消費税をちゃんと別けているのだろうかとふと疑問が湧いてきました。
日本では郵便物にはもともと消費税が掛からないんだろうか。
オーストラリアでは郵便物も小荷物も、はたまた宅急便も国内の場合は消費税の対象になっている。
日本はどうなんだろう。
例えば郵便局から送る郵便小荷物には消費税が掛からず、クロネコとかだったら掛かっていたとしたら、これまた厄介な事になるのではないかと。
またもし両方とも消費税が掛かっていたとしたら、今まで日本の国民は海外に出す郵便物に払わなくて良いはずの国内消費税を支払い続けていた可能性もある。
今日本は郵政民営化でカオス状態らしいが、もし民営化になったら確実に国際と国内は消費税に関して別けなければ、非常におかしな話になるのではないかと考えます。
この辺を調べてみると大変興味深い事が見えてくるかもしれませんな。
2005年7月27日
娘は無事ロンドンに月曜日の朝到着しました。
今のこのご時世、入国審査や通関には随分と時間が掛かったのだろうと思ったら、「英国パスポート」だから、英国人専用の窓口でほとんど人がいなかったとの事。
それよりなりより驚いたのは、何と娘はタイを発つ前に、リゾート地で知り合ったイギリス人の男に自分の荷物の一部を預け、前の日に運んでもらったと言うのです。
そもそも娘はシドニーを発つ時に「イギリスに住みに行く」と言う事で、船便で荷物を出しただけでなく、手荷物としてあまりにも多くの荷物を飛行機で持って行こうとしたのが間違いの元だった。
合計50キロをゆうに超える重量のため、まずシドニーで引っ掛かり超過料金を払わされ、またプノンペンからサイゴンに戻るたった小一時間のフライトでも200米ドルもの超過料金を取られてしまった。
この分では距離の長いバンコックからロンドンまでならいったいいくらの超過料金を取られてしまうのかと、娘は非常に心配していたらしい。
ちなみに僕の友人でロンドンから日本行きの超過料金で10万円ほど取られてしまったのがいます。
ロンドン日本間の片道航空券料金より高かったです。
心配な娘は、滞在先の島で知り合ったイギリス人の男と(オヤジらしい)明後日にロンドンに行くと話していたら、そのオヤヂは前日の、娘の便より12時間前の便に乗るが、ほとんど荷物は持っていないので娘の荷物の一部を持って行ってあげても良いと言ったらしい。
全く見ず知らずのオヤジに荷物を頼む、娘も娘だが、他人の荷物を好意で預かってロンドン空港に着いたら通関で検査を受け麻薬が出てきてしまったなんてしょっちゅう起きる事。
今オーストラリアで話題の「シャペル・コルビー嬢」も自分の荷物だが誰かに麻薬を入れられ(と本人が主張しているが)インドネシアで有罪判決を受けてしまった。
で、我が娘はずうずうしくも彼の好意にすがったのだが、そのオヤジはロンドン到着し通関後、「荷物一時預かり所」に娘の名前で預けるから、娘は12時間後に到着したら、自分のパスポートを提示して荷物を引き出すということにしようと言う話になったらしい。
僕はその話を聞いた時に、よくもそんな見ず知らずの人間に自分の大事な荷物を預けられるものだと、呆れてしまった。
もしそのオヤジがいい加減で、そのまま荷物を捨ててしまっても、娘は何も出来ないわけ。
昨日娘から「無事ロンドンに着いた」と電話があって、その荷物の事を聞いたら、「全く問題無かったわよ〜」なんてさも当たり前のごとく言っている。
ただしロンドン空港で荷物を取りに行ったら、預り証が無いから「紛失」扱いになり、20ポンド余計に取られてしまったらしい。
20ポンドなら豪ドルで50ドルちょっとくらいで、超過料金を取られる事を考えたら大いに助けてもらったわけ。
皆さん本当に親切なんですね〜。
さて、
日本からのニュースでよく判らないのが「アスベスト」問題。
何が判らないかって、「なぜに今ごろ問題になって、しばしば報道されるのか」ということ。
「アスベスト」が危険だってのは何十年も前から世界的に周知の事実で、今ごろになって騒いでいるのは、いかに日本国が安全基準について後進国であるという証明なのかと。
もちろん日本でもアスベストが危険だとは何十年も前から知られていたはずだが、アスベストに対する基準がズサンだったのだと思います。
良い例が1986年頃、オーストラリアではバブルで古いホテルなどを買い取って潰し、再開発する動きが活発だった。
キングスクロスにあったシェブロンホテルもその対象になったのだが、バブル景気なのに良い値が付かなかった。
それはこのホテルにはアスベストが使用されているので、取り壊しには大変な額の費用と時間がアスベスト除去だけに費やされると、デベロッパー達は二の足を踏んでいたから。
結局買い手がついて、その後日航ホテル(今は名前が変わっています)になったわけだが、当時も今もいざアスベストが絡むと開発費が嵩むのは必死、それほど安全基準が厳しいということでもある。
ところが、それより数年も後、僕の記憶が正しければ、1992年完成の新宿にある新東京都庁の建造が始まったのだが、設計の段階で耐火設備用にちゃんと「アスベスト」を使う仕様になっていた。
さすがにこれから工事が始まる新建造物に「アスベスト」は無いんじゃないかと、問題になった。
で、世間の批判を考え、設計を改めてアスベストを使用しない事になった。 それは新都庁建設自体が大きな話題になり、世間の注目が集まっていたからこそ、アスベストが使われる事が明るみに出たわけ。
つまり建築基準ではまだ、その当時日本はアスベスト使用禁止になっていなかったのを証明しているわけ。
これが一般のビルだったら耐火設備のために安くて便利なアスベストを使っていても、不思議ではない。
当時僕はオーストラリアと日本ではどうしてこんなに違うんだろうと、思ったものである。
で、やっと今ごろになって日本でも騒がれているわけだが、ではなぜ今年になってマスコミが取り扱い始めたのか。
マスコミは今まで何をしていたのか。
アスベストを生産する会社の従業員にも多くの犠牲者が出ていたらしいが、なぜ「今」なんでしょう。
不思議ですね〜。
2005年7月26日
友人のメグちゃんがモニターを古いCRTから液晶LCDに買い換えたという話。
モニターには470ドルを払ったと言うので、19インチなら結構安いねと言ったら何と!15インチだという。
それもアナログタイプと。 アナログタイプなら17インチでも今時470ドルなんて払わないのに、15インチ。
その上PC大オンチの彼女は、モニターのインストールも頼んだのだが時給70ドル取られたのだそうだ。
う〜ん、可哀相になってしまいます。(ちなみにDELLは今キャンペーンで19インチ液晶モニタを465ドル販売しています)
思いっきりPCオンチな彼女は残念ながら我が家の近くに住んでいないので簡単に助けに行けない。
今の彼女の仕事(文筆家)ではどうしてもPC(特にワード系)使わなかったら生きていけない。
しかしいつもPCにてこずっているのでイライラしているようで、我が家に遊びに来る時にも僕がPCの話題を持ち出そうものなら、虫唾が走ると言うような顔で「話題を変えよう」と言う。
つまり毎日仕事でPCを使用し、しばしば問題が起き苦労している身なので、うちに遊びに来ている時ぐらい、楽しい話をしたいと。
せっかく仕上げた大事な原稿をセーブし忘れて全部パーにしてしまったとか、セーブの仕方を間違えて他のものに上書きしてしまったとか、途中でなぜかフリーズして、書きかけパーにしてしまったとか。
僕としては彼女を助けてあげたいと思うのだが、PCの話を始めただけで不愉快な顔になるので、こういう人を親切で助けようとしても、不愉快な結末になるのが必死なので、手を出さない事にしている。
だから彼女は近所のPC屋さんに何でも頼むわけだが、まあ完全にカモになっているわけ。
本人が満足ならそれで良いのですが、CRTから液晶モニタに変えるだけでもこんなに払わなければならない。
考えてみるとこのような、今までなるべくならITテクノロジー系は避けてきたが、もうこれからはそれ無しでは不便過ぎてどうにもならないという時代がすぐそこまで来ているように思う。
例えば全くPCには無縁、インターネットはやった事が無いという人が銀行で支払いを行ったり入金する場合、ワザワザ最寄の銀行まで出かけなければならない。 人によっては電車やバス、又は車を使って行かなければならない人もいる。
しかし僕の場合を考えても、もうこの数年間銀行で列に並んだ事は無い。だいたい銀行に出かけることが月に一度だけ。
どうしても僕宛の支払いで小切手を送ってくる会社が数社有るので、その時にはあらかじめ用意してあるエクスプレス・デポジット(特急入金?)用の銀行の封筒に入れて、銀行内の郵便受けのような投函口に投げ込むだけ。
あっという間の終わってしまい、全く待つ必要も無い。
たった10年程前、まだインターネットが普及していなかった頃には、メマイがしてしまうほど長い列に並んで大いに時間を無駄にしていた。
オーストラリアの銀行では西欧の影響で、日本のように整理番号を渡して座って待ってもらうと言う事をやらず、長い列に延々と並ばされる。
そんな事を月に数度もやっていた。
銀行に出かけなければならない理由で特に多かったのが支払いだった。ところが今や「B-Pay」や「Post Bill Pay」というネット上での支払いを使っているおかげで、どれほど時間の節約になっているかと。
で、そういう便利さに気がつき始めている僕らのような年代から上の世代が、しぶしぶだがPCを使い始めているわけ。
彼らにPCに詳しい子供でもいれば困った時には助けを求められるのだろうが、割と早めに子供は独立してしまう国の事、困った時にはPC屋に頼むしかない。
CRTから液晶に変えるだけなのにもかかわらず、PC屋に頼むメグを見ていて、僕はボランティアでご近所のご老人でPCを始める人達の「お助けマン」でもしようかなとさえ考えています。
「勝ち組、負け組」ではないけれど「IT」の恩恵を被る人と全く無縁の人達との格差は広がるばかりでしょうな。
2005年7月25日
ロンドンで、テロリストと思しき人間を射殺したというニュースを先週見た時、僕は女房に「全く無実の人間だったりしたら大問題になる」と話した。
僕には、なぜか(全くロジカルではないのだが)そういう直感がたまに起きる。
いきなり有無を言わせず何発も頭に銃弾を打ち込んだという射殺の状況について書かれた記事を読んだ時、ロンドン警察もかなり焦っているなと感じたと同時に、なぜか僕は「無実の人間をやってしまったのでは」と感じたのです。
その時そばにいた女房は僕の言った事がよく聞こえず、「え!無実の人間だったの?」と言うので「いや、そんな報道は無いけれど、そう感じたから」と言ったものだが、それが現実になってしまった。
人間は焦ると間違いを犯すもの。
昔日本人の留学生がアメリカで射殺された事件が有った。
ハローウィンのパーティーに行くために仮装して(面を被って)、別の家のドアーをノックしたら、そこの住人がドア越しに彼の「面」を見てパニックになり、いきなり撃ち殺してしまったという有名な事件。
今回のロンドンの射殺事件も射殺されたブラジル人が夏なのに厚手のコートを着ていたとか怪しまれた理由が色々書いてあったが、そんな事で射殺されてしまったらたまったものではない。
じつは警察はこのブラジル人を、家から出てくるところからずっと尾行していたらしい。
ところが警察が見張っていたこの家自体が間違った情報だったとの事。 間違った情報で家を見張られ、たまたま厚手のコートを着て家を出て地下鉄の乗ろうとしたら射殺されちゃう。
止まれと言う制止を聞かずに逃げようとしたから撃たれたらしいが、いきなり(私服)の男どもがピストルを出したら、誰だって逃げようとするのではないか。
アメリカあたりなら銃を見るのは日常茶飯事で、ピストルを突きつけられたら動く方が危ないって判っているかもしれないが。
この事件を読んで、僕がまだロンドンに住んでいた頃に日本人の友人が遭遇したおかしな事件を思い出してしまった。
ある日の夕方のことです。 僕の友人夫妻は夕食の準備をする時間で、奥さんはキッチンで料理を始め、彼は居間で「ポット(大麻です)」を吸いながらテレビを見てくつろいでいた。
彼らはアパートに住んでいたのだが、ドアーのノックの音で、キッチンにいた奥さんが出た。
入り口のドアーからダイニングキッチンが一番近かったから。
ドアーを開けた途端、数人の頑強な男どもがドドっと押し入って来て、「警察の者だ!キムはどこだっ!」言いながら有無を言わせず居間の方へ突入して行った。
奥さんは彼が「ポット」を吸っているのを知っていたから、麻薬捜査官が突入してきたのだと思い、必死に旦那に「警察よ〜っ!!!」って大声で怒鳴った。
しかし時遅し、居間にいた彼の周りを警察官が取り囲んでいる。
このまま警察に連行されるのかと思ったらなぜか警察は「おまえはキム・XXXか?」と聞くので、日本人の彼は何が何だかワケがわからない状態。
その上「ポット」で脳の回転も一段と遅くなっているは、「ポット」で逮捕されるとパニックになっているので支離滅裂。
しかし少なくとも「自分はキムと言う名前ではない」とは言えた。
すると警察は「ではキムはどこだ」と何だか妙に「キム」にこだわっている。
で、少し冷静さを取り戻した彼は、ちょうどその頃ロンドンに遊びに来ている友人で在日韓国人の本名が「キム」であることを思い出した。
その在日韓国人には日本名も有るので、僕も含め友人達の間では「T君」と呼ばれていた。
ロンドンに遊びに来た「T君ことキム・XXX」はレンタカーを借りた時に、ロンドンでの連絡場所を彼らの家の住所にした。
で、観光を楽しんでいた「T君」は車で色々回って写真を撮っていたのだが、たまたま僕の家に遊びに来た時に、僕の家の前で車を駐車し我が家の写真だけでなく、我が家の近所の写真も撮影していた。
ところが何と(これは後で知ったのだが)僕の家の真向かいには、日本で言うところの公安のような「MI5」という組織の秘密の事務所が有った。
そんな事はつゆも知らない「T君」は僕の家からの帰りがけに、僕の近所の写真もと、その秘密の事務所に向って写真を撮り、そのままぱっと車に乗って走り去ったらしい。
それもたまたま「T君」何かの用で急いでいたらしく、車に飛び乗って逃げて行くように見えたらしい。
その事務所の監視カメラはそれを一部始終捕らえていて、車のナンバープレートからレンタカーを借りた人間が「キム・XXXXX」となっていたので、「すわ、北朝鮮スパイが」と言う事になったらしい。 (多分同名のスパイがいたのかもしれない)
で、この「キム」を拘束して尋問するために捜査が始まったのだが、このような事件の場合は本格的な捜査が展開される。
で、警察はレンタカーを借りた人間が使った住所から、僕の友人夫婦の家になだれ込んで来たわけ。
僕の友人はそんな事情は知らないわけで、彼は「キムつまりT君」は今「このホテルに」と言ったら、彼らはあっという間にそのホテルに向うために引き上げていった。
その後「T君は」色々取調べを受けたが無実であるとわかり釈放され、T君の話から事情が判ったわけだが、警察が最初飛び込んで来た時に彼が「ポット」を吸っていた事なんて全く不問に付されてしまったと言うか、彼らは「キム」に必死で、「ポット」を吸っていた事なんて歯牙にもかけていなかった。
後日、僕の友人いわく「てっきり捕まったと思ったのだが、何だかよく判らないまま何事も無く終わってしまった。
ラッキーと言えばラッキーだけど、捜査官が大勢ドカドカって入って来た時は、入や〜本当にビックリしたよ」と。
もし彼が「ポット」の取り締まりと勘違いして、捜査官が居間に入る前に庭から逃げたりしたら、完全に「キム」と勘違いされて取り押さえられ、連行されていたんでしょうけど、今回のロンドンの射殺事件では有無を言わせずその場で射殺ですから「取り返しがつかない」悲惨な結果に終わってしまったわけで、「いかにロンドン当局に余裕が無いか」を表していますな。
追記
ロンドンといえば、本日月曜日に娘はロンドンに到着です。
通関とか今まで以上に厳しいんでしょうね〜。
2005年7月22日
昨日の日記に書いたのですが、我が家の引越しに伴って、色々処分を始めている物の中に車が有ります。
今度住む所は、カギ一つかければ、長期旅行に出られる環境を目指しているので、車も女房と僕の2台にするつもりです。
で、希望としては一台はエコノミカルでプラクティカルな車。
そしてもう一台はスポーティなのを考えています。 で、2台になったら女房と必要に応じて乗り別けるというかシェアーをするつもりです。
ということは女房が怖がって運転した事は一度も無い「例の彼女(930)」は手放さなければならないと考え売りに出しているわけです。
それでは女房も運転できるスポーティな車は何が良いかと考えていたら、なかなか魅力的なのを見つけました。
さっそく本日セールスマンに家まで持って来てもらって試乗しました。
車種はメルセデスの「SLK55-AMG」というやつです。
サイズも小型でなかなか魅力的な顔つきをしています。
女房も運転すると言う事はオートマ車になってしまうのですが、しかし僕にとっては「930」の代わりに乗りたいと考えているので、とろいのは嫌。
で、この車何と7段のオートマティックでその上、5500ccのエンジンをAMGがチューンをしているのでなかなかパワフル。
その上、本当に小さいのでパワー・ウエートレシオがなかなかのものなんですよね。
昼に近所(ローズベイ)のディーラーの若いニーチャンが持って来たメタリックブラックのSLKをさっそく試乗しました。
2座でセールスマンは横に乗らなければいけないと言うので、女房を置いて近所を一周したわけだが、想像していた通りパワフルでした。
じつはこの若いセールスマン、我が家に来る前に電話をかけてきたのだが、その時に「下取りにする車が有るかもしれないから、同時に下取り価格の査定もして欲しい」と言ったら、「車種は何でしょう?」と言う。
で、「ポルシェ」だと伝えると、「ポルシェについての知識は自信有りますから私が査定しましょう」と自信マンマンでやって来た。
その電話では、ポルシェの何とかは言わなかったのですが、とりあえず車庫にしまったまま試乗に出かけた。
SLKは初めて運転するのでどれほど速いか見たくて思いっきりアクセル踏み込んだりしていたら、横に乗っているセールスマンが「どうです速いでしょ」と言うので「うん、なかなかのもんだが、しかしポルシェはこんなもんじゃない」と言うと怪訝な顔。
いや確かにこのSLK55AMG普通のポルシェなら負けないかもしれません、何しろ大排気量のおかげで、思いっきりトルクフルだから下から力がある。
だから僕が大して驚かなかったのが不思議に感じたらしい。
「いったい何をお乗りで?」と聞くので、試乗を終わって車庫を開けて「この車なんだけど、査定して」と見せたのだが、オニーさん「え???」って感じで、かなり困惑している様子。
そう見たこと無い車だから。
随分時間かけて色々チェックしておりましたが、結局査定価格は来週にと言って帰っていきました。
多分値段出ないでしょうな。 何しろ彼らの使う査定用のブック・レットなどにはこの車種出ていないから。
さて、僕の試乗が終わったら女房が乗りたいと言うので、最初はセールスマンのドライブで出かけたが帰りは女房運転で帰って来た。
車から降りるなり、ニコニコしているので聞いたら、思った以上に運転簡単で大いに気に入ったと。
考えてみるとハンドルについているボタンでシフトするのは女房のMR2と同じなのでとっても親近感があったようです。
アクセルを思いっきり踏み込まない限り、普通の乗用車のように運転できるし、とても乗り心地も良い。
多分この乗り心地の良さが、「とことん責める」とポルシェなどより早めに破綻するのでしょうが、しかしもうそんな使い方するエレルギー僕には残っていないし、女房はいつも安全運転なのでちょうど良いかもと。
噂ではこの車、人気が有ってウエィティングリストが1年程と聞いていたのですが、色によっては即納できるとか言っておりました。
いや〜、どうしよう。
では皆様良い週末を。
2005年7月21日
良い天気が続いていますが、朝夕はかなり寒いですな〜。
地球の反対側というか北半球ではさぞかし暑いだろうと、母に電話を入れたら案の定、「思いっきり蒸し暑い。 フトンをちょっとでも敷きっ放しにしたら、畳にカビが生えちゃうほど」との事。
あまりにも長い事この「蒸し暑さ」って経験していないので、何だか懐かしさを感じてしまいます。
さて、このHP内でも宣伝している娘の車が売れました。
ネットや新聞に広告を出して最初の一週間はほとんど手ごたえ無かったので、こりゃ〜値段高すぎたのではと思っていた。
少々値を引かなければと考えていたら、先週週末から電話がひっきりなしに掛かってくるようになった。
どうやら「時期」ってのが非常に大事らしい。 そう言えば先週まではオーストラリアは学校が冬休みで、ホリデーに出かけていた人も多かったのか。
さて、娘の車、運転の下手な娘が乗っていたので、あちこち擦った後が有る、9年落ちのホンダシビックなのに、10500ドルで売れてしまうってのはいかにも中古車価格が高いオーストラリアらしいと。
日本だったらもう二束三文、ひょっとしたらスクラップ屋でも引き取らないかもしれないと思うんですけど。
しかし買った人の話のよると、娘のは走行距離がうんと少なかったから良いと言う。
確かにオーストラリアでは9年落ちの車なら10万キロ越えていないほうが珍しいとも言えるほど距離が出てしまうんですよね、国土が広いから。
とにかく処分できてホット一安心。 何しろカンボジアでボランティア活動じゃ金は出ていくばかりで、早く売ってくれと娘からせかされていた。
今月末には今のカンボジアからロンドン入りになるので、「物価の高いロンドン」に住むために用意するべき資金の都合も有るらしい。
さて、車を売ると言えば、もう一台売る事にしました。
レキサスLS400です。 1994年購入以来ほとんど乗っていないかったので距離は34600キロです。
今これを書いていて「11年間も乗って34600キロか」と自分でも驚いています。
今ちょうど3年ほど乗っているスバルが同程度の走行距離ですからいかに乗らなかったか。
ずっとガレージに眠りっぱなしだったので程度は良いです。 良いというか、ほとんどの人が11年も経っているなんて信じられないでしょうな。
今のところ販売価格は3万ドル程度を考えていますが、オファーが有れば考えます。
3万ドルと言えばこのたび売却した娘の車の約3倍ですが、はっきり言って3倍どころか10倍くらい良いです。
今や3万ドルの新車だとたいした車買えないのを考えると、安いと思います。
もっとも日本じゃ11年落ちが3万ドルなんて考えられないんでしょうがね。
とにかく中古車のが日本では考えられないほど高い国なのです。
興味のある方はメールくださいませ。
2005年7月20日
本日は水曜日で弓の練習日でしたが、日豪プレス(オーストラリアの日本語新聞です)を見た方が来るということになったので、家におりました。
車の掃除もしなければならなかったので。 というのも明日あるディーラーが、僕の車(レキサス)の下取り価格査定に来る事になっているので、少しは綺麗にしとかなければと。
何しろシドニーは水不足で給水制限の影響で、この1年ほどまともに車を洗っていなかった。
給水制限のルールでホースを使って、ジャブジャブ洗えないので、バケツに水を汲んで洗うというよりもむしろ拭いてるようなかんじでしたが、だいぶ綺麗に。
レキサスを下取りに出して買う車はまだ内緒。 購入が決まって納車されたら写真でも載せます。
さて、
ギャンブル好きが多いここオーストラリアでは「宝くじ」も多くの種類が出ていますが、その一つに「スクラッチ」というのが有ります。
日本でも有ると思うのですが、このタイプのクジの日本名がわかりません。 (同じスクラッチだろうか)
最寄のニュースエージェント(日本で言うところのキオスクや書籍店か)などで購入し、その場でゴシゴシと「スクラッチ」すると、当たり外れがすぐにわかるやつです。
1等賞金の金額は数種類あるようで、その賞金額によって一枚のクジの値段も違います。
さて、先日この「スクラッチ・クジ」で78歳のバアさんが30万ドル(日本円で約2500万円ほど)の1等賞金を当てた。
今時30万ドルを当てたくらいではニュースにもならないのだが、何とこのバアさんにとっては「大ラッキー」のはずが「大不幸」という結果になってしまったという話。
この話を書く前にオーストラリアの養老年金(国民年金)について説明します。
オーストラリアでは年金受給資格年齢(確か65歳だったか)に達しても、アセット・テスト(資産判定)をクリアしないと、受給できないのです。
つまり年収入が一定以上だった場合は、永年お国に税金を納めてきても、一切年金をもらえないというシステムになっている。
日本では(確か)年金の掛け金を納めていれば、いくら収入が有ろうとも支給を受けられるはずですが。
でこのバアさん、とっくに隠居で収入は無く、年金を頼りに生きてきたのだが、何と宝くじに当たったためにこの年金支給をストップされてしまったのです。
その上、酷い事にこの宝くじ、たった30万ドルなのに10年間に分けて支払うシステムになっていると聞かされて、目の前が真っ暗になってしまったらしい。
つまり毎年3万ドルずつ10年間に渡って支払われるという事は30万ドル一回で貰うのと違い家も購入できない、その上年金を止められてしまったので、その3万ドル(約260万円)が唯一の収入源になってしまったわけ。
さらにこの宝くじの賞金は万が一バアさんが亡くなってしまったら、満額(10年かけて)払われていなくとも、その場でストップ。
今78歳のこのバアさん、88歳まで生きて初めて満額貰えるというシステム。 聞いてて馬鹿馬鹿しくなってしまった。 酷すぎるでしょ。
ふざけた話だと。
ギャンブルの話と言えばもう一つ。
オーストラリア人がラスベガスで開催された「世界ポーカー選手権」で優勝し1000万ドル(豪ドル 約8億5千万円)もの賞金を手にしたという話。
ギャンブルには全く興味の無い僕なので、その「ポーカー選手権」ってのよく判らないが、凄い金額であるのは確か。
参加費用一人1万ドルで、4〜5千人のプレーヤーが勝ち抜きをしていって、最後には決勝に残った二人が「サシ」で争う。
この優勝者はオーストラリアから参加したらしいがもう大喜び、奥さんまでインタビューに出てきて、「この金で子供達に最高の教育ができる学校に入れます」なんておっしゃっておりました。
いや〜、オーストラリアはプライベート・スクール高いですからね〜。
で、このインタビューを見ていた僕は、このようにアメリカで、つまりオーストラリア人にとっては「外国」で稼いだ金ってのも、オーストラリアで収入として申告しなければならないのではないかと心配になった。
じつはオーストラリアでは、宝くじなどのギャンブルで儲けた金については、所得税が掛からないのだが、外国で稼いでオーストラリアに持ち帰った場合は、該当年の所得として申告義務があったと思う。
大変な額の所得税を払わされたりする可能性が考えられます。
特に今回は大きなニュースになってしまったために、ごまかせないのではないかと。
2005年7月19日
昨晩放送のABCテレビのドキュメンタリー番組「フォー・コーナーズ(Four
Corners)」を観ました。
IWC(国際捕鯨委員会)における日本政府の「暗躍」がテーマでした。
観終わって、僕は驚きのあまり「開いた口がふさがらない」状態でした。
これでまた日本の「嫌な国度が充分アップ」間違い無しでしょうな。
観ていた僕は怒り心頭、今日の日記も何から書いて良いやら。
とりあえず「書きなぐり」ます。
まず何が「不可解」って、商業捕鯨をどうしても再開したいと考える日本政府は何と、経済援助を必要としている南太平洋諸国へ賄賂をばら撒き、それらの諸国を国際捕鯨委員に加盟させ、議決投票で日本に有利に持ち込もうと「工作」している。
捕鯨委員会加盟費用から始まって、捕鯨委員会に出席する費用まで、日本政府が出してやっていると、その番組は報じていた。
つまり「捕鯨」なんてどうでも良いと考えるような小国、(昨晩の番組では)ソロモンアイランドやナウル共和国なんて国々へ「経済援助金」をちらつかせ、まさに彼らの投票権を「買って」いるらしい。
で、日本からの経済援助ってのは日本国民の血税から賄われているわけだが、日本国民はこのような手段のために、血税が使われているのを知っているのだろうか。
日本政府がこのようなことまでして商業捕鯨再開に躍起になるってのは強力な圧力団体か何かが存在するのでしょうか?
いや絶対に有るに違いないのだが、それは水産会社の利権なども絡んだ「裏の事情」なんでしょうな。
それにしても、捕鯨ってそんなに儲かるのだろうか。
「調査捕鯨」を隠れ蓑にし、実質的には商業捕鯨をこれからも続けていく日本、いったいどれほどの規模のビジネスなのか知りたいところです。
だいたい、先日韓国で開催された国際捕鯨委員会に、日本代表を送ってきている管轄の官庁はいったいどこなのだろうか。
誰か調べてくれませんか?
この番組を観るまで、このような日本政府の「暗躍」なんて正直なところ、考えてもいなかったわけだが、日本のために捕鯨再開賛成票を投じない国には、日本からの海外援助が減ってしまうって「システム」が出来ているのだろうか?
海外援助金の分配と捕鯨なんてのは全く別問題のはずなのに。
オーストラリアの科学者は、もし調査が必要なら鯨を殺さなくとも、できるはずだと言っております。
例えばカジキマグロ等の大物フィッシングの場合、タグ・アンド・リリースというのが有ります。
つまり生かしてリリース(返してやる)わけ。
もし調査捕鯨が殺すのが目的でないのなら、他に方法が有りそうなものでしょ。 でも食べるために捕っているから、最初から他の方法なんて頭に無いのはミエミエなわけ。
「調査捕鯨」なんていう「詭弁」を多用する国「日本(及び日本人)」ってイメージが出来上がってしまっているのは確か。
国際社会でイメージ・ダウンになろうとも、必至で支えなければならない産業なんでしょうね。
そうとしか考えられないです。 日本全国「鯨料理専門店」があり、毎年「鯨を食べる日」ってのがあり、国民全員が鯨を食べなければ「生きていけない」って感じてるんでしょう。
昨晩の番組の中で、大勢の代表団を総会に送り込み、必死で商業捕鯨再開に向けて、各国の代表団を説得して回っている日本政府の動きを見ていると、そうとしか考えられません。
う〜ん、不思議ですよね〜。
で、こういう問題提議を日本では誰もしないってのも、同様にまことに不思議です。
僕は怒り心頭、まとまらない日記になってしまいました。
他にも書きたい事が有ったのですが、今日はここまで。
2005年7月18日
このところ足の親指の付け根あたりが妙に痛い。
寒いせいなのか、はたまた痛風でも出ているのか。
とりあえず主治医の池亀センセにアポは取ったのだが、相変わらず右肩も痛いし「滅入って」しまいます。
痛風は祖父も苦しんでいたので、遺伝かもしれないがしかし、僕の痛みというのは発作の痛みとはどうも違うんですよね。
出たり引っ込んだりはしているが、ほぼ常時痛い。 しかし歩けないほどの痛さではない。
友人に聞いたら「間違いなく痛風」とメールいただいたが、「発作」というのと違うような点が妙に引っ掛かります。
とりあえず、今週木曜日に池亀センセのところで色々検査をしてもらいます。
「12人の使徒
(12 Apostles)」という、僕のHPの写真コーナーにも載っている名所。
これの一つが何と崩れたと新聞に出ていました。
↓この写真です

上の写真をクリックして見ていただくと判ると思いますが、僕のHPに出ている写真では、一番手前に写っている岩が壊れてしまったんですね。
写真では大きさが判りづらいかもしれませんが、じつは今回崩れてしまったのでさえ高さ150フィート(約40メートル)はあった。
何万年も経っていたんだろうが、一番気に入っていた形の岩だったので残念です。
地震の少ない国だからめったに崩れ落ちるなんて無いと思ってたんですけどね。
じつは「12人の使徒」と呼ばれているが、すでに数体体崩れて「9」しか残っていない。
この名所のあるところはメルボルンから結構遠く、丸一日がかりのドライブコースといった距離。
他にたいして見る所も無いのが残念ですが、しかしまことに幻想的な場所で、感激すると思います。
車でメルボルンからアデレイドへ旅をするなんて場合は是非寄って見るべきです。
さて、
ロンドン連続テロ事件の報道を見ていると、何だか日本の神風特攻隊で亡くなっていた多くの若い兵士達と、日本帝国を思い出してしまった。
自爆テロで若き命を散らしたテロリスト。 そしてそれを指揮し、事件当日にはすでに国外に出てしまっていた首謀者。
お国のため、天皇のためと信じ、特攻機で突っ込んで行ったパイロットと、その様な洗脳教育をした日本軍部。
ほとんど同じだと僕は感じます。
いまや21世紀、戦後60年も経っているのに。
だから神風特攻隊で散っていったパイロット達に罪を感じないように、今回の事件でも自爆したテロリスト達はむしろ犠牲者だと思うんですよね。
今回のテロ事件の犠牲者といえば、先週末になってオーストラリア人(メルボルン出身)が治療の甲斐なく死亡と報道されています。
そう言えば日系アメリカ人の「マツシタ」という名前の若者は見つかったのだろうか。
捜査本部は今回のテロ事件後すぐに報道管制をして、犠牲者達の名前をずっと発表していなかった。
犠牲者の名前どころか、事件後24時間以上も死亡者は二人程度という発表がなされていた。
むしろ海外にいる人間の方が正確な情報を得ていたようで、当日ロンドンにいた人間(オーストラリア人)に聞いたら、「地下鉄の事故が起きた」程度でテレビのニュースも見ずに出かけたとか。
民衆をカオスに陥れないために、意識的に当局が流していたらしいが、これもシュミレーションがされていたらしい。
つまりこのような事態が起きた場合という事で「想定内」の対応だったとのこと。
しかし遺族は実際に亡くなってしまったのか、まだ見つからないのか全く情報が得られず、道行く人達に写真を見せて安否を追っている人がいたりして、悲惨でした。
僕はロンドンの友人達に安否を気遣いメールを送ったら、友人の娘さんが爆破された電車の次の便に乗っていたらしい。急に停車したのだが全く動き出さない、そのうちドアを開けて皆歩いて駅に戻ったとのこと。
もう数分前の電車に乗っていたらと震え上がったらしい。
昨日のニュースに、爆破されたバスの運転手がテレビに出ていたが、全くかすり傷も負っていないようにみえた。
考えてみるとロンドンバスの運転席というのはバスの中で最も安全な位置にあって、周りもしっかり仕切りで囲まれているわけだが、このバスドライバー可哀相に事故直後は完全にパニック状態になり、自分のバスの乗客が皆死んでしまったと半狂乱だったとの事。
その彼が追悼大会で決して我々はテロに屈しないと声明を読んでいるのが印象的でした。
ロンドン市民は平静を装って見えるが、かなりトラウマになっているのは確かで、上述の娘さんも(じつはロンドンに住むウォリックの娘)仕事を辞めるわけには行かず、また地下鉄での通勤が始まったが、乗客の雰囲気が全く変わってしまったと言っていました。
地下鉄内で車内放送が行われたり、急に止まったり(ロン伝の地下鉄は今までもしょっちゅうトンネル内で停車したりしていたのだが)すると皆の間に緊張感が「走る」のが手に取るように判るそうです。
日本の地下鉄サリン事件の場合は麻原を始め幹部が逮捕され、再発の危険が少なくなったと言えるが、このテロはほぼ永遠に続くようなもので、再発の危険性は十分ある。 このウォリックの娘さんの話からも判るように皆平静を装ってはいるが、心の中では大いに不安を抱えているんでしょうな。
それにしても、たった一回の連続テロ事件でこれだから、イラクなんて凄惨でしょうな。
イラクでは相変わらず自爆テロが多発して、昨日は95人もの犠牲者の出した自爆テロがあったが、オーストラリアではたいしたニュースにもなっていない。
ロンドン連続テロ事件は相変わらず大きく報道され続けているのに。