2010年後半の日記

By Tom Tanabe                                                      マグパイへ戻る


2010年13月30日

明日は大晦日、恒例になっているシドニー花火大会ですが今年は良い天気に恵まれそうです。
我が家はシドニー湾を一望という場所に位置するため、毎年この大晦日の日には花火を見ようと多くの見物客が集まってくるので、我が家のインターコム(カメラ付き)にカバーをつけたりの準備が必要です。
そうしないと明け方近くまで、花火大会に集まった観客が酔っ払って騒ぎ、奇声を上げたり家々の呼び鈴を鳴らしたりで起こされてしまう。

で、確か昨年の日記にも書いたように我が家ではその対策としてインターコムをすっぽり覆ってしまうカバーを作成した。
日本と違って夏のオーストラリアの大晦日は暖かく、一晩中騒ぐ輩が多いんですよね。

さて27日の日記に書いた母親の事ですが、どうやらウイスル性の腸炎との診断らしい。
入院はしたが年末で忙しいのか人手が足りないのか、内視鏡等の検査が遅れているとかで詳しいことは判らないのですが、とりあえず入院して点滴を受けている。
近くに母の弟がいるので毎日病院に見舞いに行ってくれているらしいが、やはり病気をすると心細くなるのか、僕に「来てくれたらと言っている」と叔父を通して連絡が有った。
普通なら神奈川に住む妹がすぐに駆けつけるのだが、今回は一家で海外旅行に行ってしまっている。
やはり病人と言うのは、特に母くらいの高齢になると一種の「甘え」が強く出るのか、海外に住む僕に来て欲しいと言うわけで、急遽航空券の手配を始めました。

年始年末は、夏のオーストラリアに日本からの旅行客も多く、また逆に日本にスキーに行くオーストラリア人も多く、簡単に航空券が取れないので結局1月4日発の分をウエイティングにかけてもらっています。 
それが取れなければ1月6日出発分の席は確保してあるので、どっちにしろ来週は日本ということになりました。

寒いのが大の苦手の僕は、日本のこの時季ってのは本当に気が進まないのですが、高齢の母のわがままを聞いてやらなければと。
と言うのも先日の日記に書いたように母の米寿の祝いをシドニーでということで2月13日の母の誕生日にあわせて、彼女の航空券の手配等全て終えていたのですが、どうやら来れそうにも無い。
航空券はまだキャンセルはしていませんが、せっかくの米寿の祝いをオーストラリアでってのが出来なくなるのはほぼ確実になったので、せめて母のリクエストに答えて僕が行くことにしました。

ですから日記の更新はまた日本から戻るまで(いつになるのか不明)有りません。

という事で皆様良い年をお迎えください。

カンガルー島で出会った動物たちのうち、今回は「アシカ Sea Lion」 を載せます。

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↑海岸に向かって降りていく途中、もう子供のアシカ がお出迎え。
水際からかなり上のこんなところまで上がって来ちゃうんですね。

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近寄って写真を撮ってもきょとんとしております。

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この親子も水際からかなり上の方でお昼寝。

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↑海岸にも沢山寝転がっております。 海が本当に綺麗でしたね。
全く手付かずの自然が残っている海岸です。

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↑海岸でお昼寝の中ではこの子供2頭が寄り添ってるのが一番可愛いかったですね。
次回の日記ではカンガルー島で出合った動物たちや風景を掲載します。

では皆様

謹賀新年

 


2010年12月27日

無事、南オーストラリア州より戻って来ました。
帰って来たのは、先週の木曜日の夜、翌日(クリスマスイブ)に母に電話を入れたのだが、留守になっている。
夜にかけなおしたのだが、やはり電話に出ない。
最近「スカイプ」の事故と言うか故障があったので、いくらかけても相手側の電話が鳴らないのではとも思ったので、その翌日つまりクリスマスの日に電話を入れたらやっと母が出た。
しかし声の調子がえらくおかしい。 どうしたのかと聞くと、ここ一週間ほどずっと下痢が続いていて、その上血便も出るので本日から入院することになり、今支度をしていると。
熱や痛みは全く無いが、しかしかなり下痢の症状が酷いらしい。

で、「恵美(神奈川にいる僕の妹)に知らせたの?」と聞くと、一家で来週から台湾へ出かけると言っていたから、せっかくの旅行に出かける前に知らせたら心配すると思うので、絶対にあんたからも知らせちゃ駄目よ」と。
とりあえず叔父が近くに住んでいるので、入院の手続き等をやってくれたらしい。
心配ではあるが、すぐに駆けつけられる距離にいない者にとっては歯がゆいというか。
ただし前にも似たような事が有ったのを思い出し、もしそれと同じなら急遽駆けつける必要も無いかとも考えています。

我が母は元気な時にはとても来年米寿を迎える年齢とは思えないほどピンピンしているのだが、一旦何かがあるともう今にも逝ってしまうというような反応を示す。
前に血便が続いた時にも、もう長くは無いと寝たきり状態になりかけた。
まだ母がオーストラリアに住んでいる10年程前の事。
その時にちょうど日本に一時帰国して、血便が始まったらしい。
医者に行ったりしていたがどうも原因が判らないと言われたというので、すぐにオーストラリアに帰らせて精密検査を受けたら、内向性の「痔」で、本当に簡単な治療(肛門から近い部分にあった痔を縛るように取り去るもの)であっと言う間に治ってしまった。

つまり母はトイレで便の中に血が混じっているのに大いに慌ててしまい、全くたいしたことが無いのに寝込んでしまったわけで、確かに病気は気からというが、その時には過剰な反応を示して食事も取らなくなってしまったのを思い出すと、また今回も似たような過剰反応を起こすことが心配ではあります。

さて今回の旅行について書いておきます。
まず「カンガルー島」ですが、いやはや思いっきり寒かったです。
最大の思い出は「寒さと強風」ですね。 12月も半ばを過ぎ、南半球にある国は真夏のはずなのになぜか今年は冷夏なのか、もう寒さで毎晩ホテルでは暖房を入れなければならない始末。
そう、暖房です真夏なのに。

出かける前に南オーストラリアの気温を見たら30度を超えている日が有ったので、こりゃ〜相当暑いだろうと持参した服は全て夏物、半ズボンにT シャツばかり、そこで現地で何か着る物を購入しなければと探したのだが結局服飾店やブティック類は一切無し。
僕らの宿泊は島一番の街「Kingscote」だったのだが、数店のレストランや薬局、スーパーにお土産屋が一軒、など一応揃ってはいるのだが、服屋が無い。
どうせ使い捨てでも良いと長袖のものを探してスーパーに行ったが小さな店で衣類は置いていない。

今回アデレードに到着してすぐにレンタカーを借りたので、車から降りない限り寒さは凌げるので、Tシャツを何枚か重ね着してました。
カンガルー島は南オーストラリアに位置し、特に海に囲まれているので風が冷たいのかもしれません。(南極からの冷たい潮が入ってくるのか)
ただし晴れていると空気がきれいなので、かなり日焼けはしますね。
紫外線はシドニーの比ではないくらい強烈でした。 だから車の中は窓を閉めていると温室のようにかなり暑くなります。

それにしても想像していた以上に「大きな島」でした。
毎日車で島々の名所を周っていたので、3泊4日の島での走行距離は600キロ近くになっていました。
今Wikiで調べたら、東西長145キロ、南北長は一番広いところで57キロと出ています。(オーストラリアで3番目に大きな島なんですね)
フェリーが発着するのは島の東側、Penneshaw というところで、そこから僕らの宿泊したKingscoteまでが5〜60キロ、島の観光名所Flinders Chase National Park までは片道100キロを超えます。
そして幹線道路は一応舗装されているのだが、ちょっとそこから入ろうとするとほぼ99%未舗装路。

今回島中の観光名所を走り回ったのだが、外国からの観光客の多さに驚きました。
ヨーロッパやアメリカ人、そして次に多かったのが中国人でした。
ここにも「新興中国人観光パワー」が。

確かに外国からこの島に来たら、カンガルーは普通にウジャウジャいるし、野生のコアラも見えるし、海岸に行けば沢山Sea Lion (アシカ)が寝転がっているので、大喜びするかもしれない。
しかしオーストラリアに30年も住んでいる僕には、特にどれも珍しくないので大して感激も無いですね。
野生の動物か見学ならフィリップ島のフェアリーペンギンのパレードの方が感激できた。

それにしてもこの大きな面積の島なのですが、美味しい食事が出来るところがない。
というかまともなレストランが無い。 僕は地元で獲れた魚介類を食べたいと思い、一応島一番と紹介を受けたレストランに行ったら、シーフードはバラマンディーとかこの島で獲れる魚じゃないのがメニューに載っていたりで大いにがっかりしてしまった。
3泊なので島での夕食は3度、そして島での最後の晩(12月19日)は女房の誕生日なので、島一番のお店でディナーをと出かける前に期待していた。
最初の晩で大いにがっかりしてしまった僕らは、島の住人(国立公園で働いている職員の人とか)に色々聞きまわったところ、多くの人が「シーフードなら、絶対に君たちが宿泊しているKingscoteに有るKangaroo Island Fresh Seafood って店だよ」と言う。
じつは僕らの宿の近くのガソリンスタンドで給油をした時にその隣(と言うか同じ店に見える)にフィッシュアンドチップスもやっている魚屋が軒を連ねているのは知っていた。

しかしガソリンスタンドの同じ屋根の下に有るテイクアエー(お持ち帰り)が主な商売に見える店がお勧めとはと半信半疑。
ところが行ってみて驚いた。
置いてある魚が皆超新鮮で、だいたいシドニーの魚屋等では非常に「嫌な魚臭さ」がつき物だが、全くそれが無い。
そしてショーケースには地元で獲れた物と、そうではない物にちゃんと表示を付けて販売している。

イカなど今までシドニーではめったに見ないほど新鮮で美味しそうなのがシドニーの半額以下で販売されている。
他にも、フラットヘッド(大型の鯒コチ)や、やはり日本では考えられないほど大型のキス(キングジョージ・ホワイティングと言います)、また地元で獲れた鯛などどれもこれもメチャクチャ程度が良い。
これは大いに期待できそうと思わず笑みが。
しかし基本的にはここは魚屋とフィッシュアンドチップス(魚にてんぷらのような衣を付けて油で揚げたものとポテトチップス)の料理を簡素なテーブルかカウンターで食べさせる店なんですね。

せっかくの素晴らしい素材を誕生日のディナーにと思うが、この店のカウンターのような食卓ではと思い、店のオーナーと交渉。
じつは僕らの宿泊先は目と鼻の先だし、また宿泊しているのはアパート形式でキッチンやまた皿等もずべて揃っている。
そこでこの美味しそうな素材をただのフィッシュアンドチップスではもったいないので、まずイカはハーブを付けてバーベキュー、キスは天ぷら風に、そして伊勢えびはバターを溶かしてやはりバーベキューと特別に作ってもらった。(普段は揚げ物ばかりでそのような料理は特別注文でないと出さないらしい)
それらの出来たてのアツアツを大急ぎで持ち帰ってホテルで食べたのだが、いや〜イカも伊勢えびも僕がオーストラリアに住んで30年を超えているが、今まで味わったのと比較しても、最も美味でしたね。
最高の誕生日ディナーになりました。

この魚屋、後でよく調べてみると何と南オーストラリア州で「鮮魚店」としてナンバーワンの表彰を受けたりしているんですね。(後で壁に表彰状等が飾ってあるのを見て知った)
こんな大都会からは遠く離れた島の魚屋兼フィッシュアンドチップスの店がナンバーワンにランクされているというのが驚きと言うか。

とにかく僕は感激して、オーナーと色々話し合ったのだが、魚の扱いが素晴らしく、また伊勢えびにしてもボイルしたものは絶対に漁師にボイルさせないで、自分たちで温度調整とボイル時間にこだわって料理するとか色々説明してくれました。 これほどこだわっている鮮魚店というのはオーストラリアでは本当に珍しいです。
自分の店で船も持っているのか、イカ等の食材はアデレードに有る有名レストランなどにも卸しているとかでした。

これだけの材料なのに、普段はタダのフィッシュアンドチップスで、店内のテーブル席も非常にそっけないと言うか簡易なもの。
もし僕がカンガルー島に住んでいたら絶対にこのオーナーに出資して素晴らしいシーフード店を始めるでしょうね。
と言うのも、島には多くの欧米人が訪れているので、このような新鮮で美味しい素材を使って本格的なシーフードの店をやったら絶対に大繁盛間違いないからです。

ちなみに僕らはアデレードに戻ってからその店が卸していると言うイタリアンレストラン「キャンティ・クラシコ」にも出かけました。
かなり人気が有るようで、予約で一杯と言われたのを、何とか8時までに食べ終えるからと入れてもらった。
で、僕はオントレがズッキーニフラワーのリコッタチーズ詰め天ぷら、そしてメインがカンガルー島のイカを使ったイカ墨のリゾット。
このレストラン、確かにあるレベルには達しているのだがしかしイカ墨のリゾットのイカはクックし過ぎで上記の魚屋の美味しさには到底かなわなかったですね。

もしまたカンガルー島に行くのなら、真夏でも絶対に冬用の服も忘れずに、そしてみりんや醤油等調理用に持参して、自分で調理したら最高のシーフードが楽しめると思います。
あの脂の乗った鯛の刺身は美味しいに違いなく、カマなど塩焼きにしても煮物にしても最高のものが作れるはず。
伊勢海老やキスやコチも刺身でと考えただけでよだれが溜まります。
想像するにあの島の周辺の潮は一年中温度が低いので、獲れる魚も脂が乗っているのではと。

「食」について書いたついでにもう一つ、今回の旅行で是非書いておきたいのが、アデレードに戻ってから車でAdelaide Hills 方面にドライブ、Hahndorf (ハーンドルフ)というPrussian プロシア人(プローシアン)が住み着いた(1939年ごろ)村を訪れた。
その村のメインストリートを歩いていたら、その周辺で生産される食料品を販売する店があり、覗いてみると見慣れないサラミソーセージが天井から沢山吊り下げられてある。
よく見るとその小型のサラミソーセージの周りには唐辛子がびっしりまぶしてある。
とても美味しそうなのでそれともう一つカンガルーのサラミソーセージ(これは辛子は無い)も購入、シドニーに戻ってさっそく食べたのだが、それ程期待していなかったせいかその美味しさにビックリしてしまい、もっと買って来れば良かった〜と。
カンガルーはもともと脂身が少ないので、このサラミ脂分も少なめでいや本当に美味しい。
この店のサラミ、シドニーでも買えないか調べてみなくっちゃと。

じつは僕は本当に残念ながら酒類が一切駄目で、全く呑めない。
だからせっかくワイン生産の本場アデレードはバロッサ・バレーやマクラーレンの方にドライブしてワインの試飲を楽しむってのが出来なかった。
まあ運転もしていますし、呑めても多くは無理なんでしょうが、女房は行く先々で色々試飲して、昼過ぎにはすっかりほろ酔い加減でした。
ワイン好きにはアデレードはお勧めですね。

さて次回の日記には今回の旅行の写真を何点か掲載します。


 

2010年12月2日

今年のシドニーは雨が多いと前の日記に書きましたが、本日の新聞によると今月も雨ばかりで「最も降雨量の多い12月」になるそうです。
弓の練習が出来ないのはつらいですが、しかし真夏の炎天下で毎日にように射ってまた肩を悪化させるよりは良いのかもしれません。

最近は歳のせいか女房共々、体の色んなところがおかしくなって、本日など僕は歯医者、そして女房は指の手術で半日入院しておりました。
朝女房を病院に連れて行ってから帰宅、今度は僕が歯医者に行って治療を受け、歯の治療が終わった頃に女房の携帯から連絡が入って、手術は無事終わったから迎えに来てくれと。

女房の指の手術と言うのは昨年の終わりにメルボルンに行った時に犬の散歩中に転んで右手の小指を折った。
一応ギブスで治ったと思っていたのだが、その指の第二間接(折れた部分に近い)あたりから曲がってしまい、いくら矯正しても効果が無いどころかほぼ90度近くまで曲がったままになってしまった。
いくらつらくとも、矯正器具で24時間寝ている時も嵌めていればそこまで酷くはならなかったのでしょうが、女房は我慢できずにすぐに外してしまっていたので致し方なかったかもしれません。

そこで思い切って切開手術を受けることにした。
本日、手術自体は2時間ほどかかったとか。 

さて僕の方はこないだの欧州旅行中に奥歯が痛み出していた。
旅の間に歯の治療は無理なので我慢して帰国してすぐにかかりつけの歯医者に行ったら原因がすぐにわかり治療を受けたのだが、治ったと思っていたら2週間ほどしてまた痛み出した。
何度もやり直しを受け、9月最初の週からもう3ヶ月も経つのですが、どうもイマイチなんですよね。
ひょっとすると僕のかかりつけの歯医者の腕が落ちたのではないかと。
もう30年近く女房も娘もお世話になっている先生なのですが、やはり高齢と共に手先の勘というのか、治療がイマイチスムーズに行かないんですよね。
今回もせっかく歯に被せた部分をまた削ってやり直したりしておりました。
やっぱり手術などは40歳くらいの脂の乗った年代の医者が良いのかもしれませんね。

さて、最来週の木曜日(16日)から一週間ほど南オーストラリア州に行く予定です。
女房が前から行きたがっていた「カンガルー島」にも3泊します。
行くきっかけは女房が持っている航空会社のマイレッジカードがたった700マイルの差で特典カードから普通のに格下げになってしまう。
今年は僕は母を連れて地中海旅行にも出かけたので、充分マイレッジを稼いだのですが、女房は6月からの欧州旅行だけだったので、ちょっと足りなかった。
だからどこか国内旅行にでも出かければその条件を満たすのです。
で、クイーンズランドに行こうか、はたまたタスマニア島にでもと色々考えたのですが、僕にとってはオーストラリアで南オーストラリア州だけは行ったことが無かった。
これでオーストラリアの全州を制覇ということになります。

南オーストラリア州の観光局に電話をして僕らの日程でスケジュールを組んでもらった。
到着したら空港でレンタカーを借り、その車をフェリーに乗せてカンガルー島に行きます。
カンガルーは当然ですが、コアラや野鳥また海岸にはアシカやオットセイがうじゃうじゃいるらしい。
今から楽しみではあります。
面白い写真が撮れたらアップいたします。

楽しみと言えば来年の2月に我が母は88歳になるので「米寿」の祝いにどこか海外旅行に連れて行こうと言う話が出ていたのですが、母はシドニーに来たいと言い出した。
そこでシドニーで米寿の祝いをすることにし航空券などの手配も終わりました。
山口県のド田舎で一人暮らしの母は毎日やることが無く暇をもてあましているようで、オーストラリア行きが決まってからかなりエキサイトしているようです。
約一月の滞在ですが、オーストラリアでは(というか山口県の田舎では)食べるチャンスの少ないエスニック系のレストランなど引っ張りまわしたいと思っております。
何しろ我が母はイタリアン等の洋食は勿論の事、タイ料理ベトナム料理など、コリアンダーや唐辛子のうんと効いた辛い料理でも「何でも来い」の人なのです。
88歳で足腰もしっかりしていて、食欲も旺盛、いやはや日本の女性は元気で長生きなのが多いですね。

 


2010年11月13日

久し振りに日記を書きます。 日記とは言わないですね、これだけ間隔が開くと。

シドニーは昨日からやっと夏が戻って来ました。 前回の日記を書いた後雨の多い日が続き、気温は下がるばかりで先週には何と暖房を入れたほど。
例年なら冷房を入れてもおかしくない11月に入ってから暖房を入れなければならないほど寒い日があるのはやはり異常気象でしょうね。
先週の土曜日には弓のコンペが我がクラブで有ったので、観戦に行ったら充分着込んで行ったのにもかかわらず、あまりの寒さに風邪を引きそうになったほど。

ところが木曜日あたりから天気が回復し、昨日本日とまさに快晴気温は30度近くまで上りまことに快適な夏のシドニーで、これはひょっとすると日本から「お天気女」の友人がシドニーに来たからかも知れません。

彼女は40年来の友人なのですが今回もオーストラリアにロケーションのお仕事で11日から15日まで滞在との事で、多分最高のビーチシーンが撮影できていると思います。
もし彼女が撮影でシドニーはどうかしらなんて僕に問い合わせてきていたとしたら、先週だったら絶対に止めた方が良いと言っていたはずですが、来豪直前まで知らせて来なかったのです。

今晩彼女と一緒に食事をするつもりだが、多分彼女は「相変わらずシドニーは素晴らしい天気ね〜」なんて先週までの悪天候信じないと思います。

さて話は変わって、先日韓国で開催された「G20」での事、開催前にソウル市では都心に各国首脳を模した人形(カリカチュア人形というらしい)を飾り付けたのだが、その中で豪州女性首相「ジュリア・ギラード」の人形が着ていた服が何とオーストラリアではなく、オーストリアの民族衣装だったので、オーストラリアでは「馬鹿受け」だった。

そう、人形を製作した会社がオーストラリアとオーストリアを取り違えてしまったのだが、これはわりとよくある間違いなんですよね。
まあ確かにオーストラリアは国土は大きくとも「大国」でもないし、また韓国一般人の国際的な常識レベルが高くないのか。

日本でも田舎の方へ行くと似たようなもので、数年前女房と二人でレンタカーで地方を走っていて道に迷い、県道のような道で地元の人に道を聞いたら、車内を覗き込んだその人が女房を見て「アメリカさんじゃな」と言うので、いえオーストラリア人ですと言うと、何だか妙にがっかりしたような表情を浮かべた。
あまり西欧人を見かけた経験の無い人が多くいる地方では、外人イコール「アメリカ人」と相場が決まっているようで、オーストラリア人ですと言おうとオーストリア人ですと言おうと別に同じって感覚なんですよね。

このオーストラリアとオーストリアの混同で笑ってしまったのは、こないだのブダペストからアムスまでの河クルーズでオーストリアの港に到着したら土産物屋でよく見かけたのが、T-シャツに大きなカンガルーのイラストが描かれてその下に「No Kangaroo in Austria 」と書いてある。

英語のスペルでもあまりに両国は似ているので、この手のジョークは結構あるんでしょうが、まさか韓国でもジョークで豪州首相にオーストリアの民族衣装(チロル風)を着せたわけでもなく、間違いに気づいた関係者が慌てて彼女の人形に別の服を着せたのだが、時間が無かったのか真っ黒な喪服のようなのに着替えさせたら、オーストラリアのメディアは今度は「尼さん」かと、また大受けらしいです。

またまた話題は変わって、昔の日記に書いた我が家に設置した太陽光発電パネルですが、昨日電力使用量の請求書と、我が家のパネルが発電した電力への支払い明細が来てビックリした。
この請求書は3ヶ月に一度来るのだが、今回我々は8月中はオーストラリアにいなかったためや、また最近は暖房を入れる機会もめっきり減ったので、請求額は495ドルで、一方ソーラパネルが発電した分の金額は972ドルだったのです。
そう約倍なんですよね。 
電力使用量が無料の上に、480ドル近くも儲かってしまったわけでちょっと後ろめたい気がするほど。
と言うのもじつは政府が設定した太陽光発電装置による電力買取スキームが1キロワット当たり60セントも払ってくれてしまうために、これほど大きなプラスになるのです。

そんなわけでやはりと言うか先日突然のごとく政府はこの買い取り価格を大幅に下げることにしてしまったのです。
つまり現行の60セントから20セントへ。
ただし既に設置され稼動している装置に関しては2017年まで60セントを払い続けると言うことなので、我が家は被害無し。
これからもずっと政府からお金をいただき続けて、2017年までには多分元が取れそうです。

それにしても1キロワット当たり60セントは出し過ぎだが、しかし20セントは低過ぎですね。この金額なら絶対に元が取れないから誰も太陽光発電パネル取り付けないでしょう。
政府ももう少し考えて行動すれば良いのにと。

さてまたまた話題は変わって、尖閣列島での中国漁船衝突事件に流出ビィデオ、「Youtube オタク」僕は当然のように流出されたあの晩見てたわけですが、最初はこれほど大騒ぎになる「流出」って事が判らずに見ましたね〜。
僕のように海外に住む人間には日本のテレビ番組(例えばたかじんのそこまで言って委員会)などを見るには「Youtube」がほんとにありがたく感じてるのですが、しかし著作権等の問題で片っ端から削除されちゃうんですよね。
民放の番組なのだから誰でも無料で見られる番組をなぜかYoutubeに誰かがアップするとすぐに誰かが(多分放送局だと思うけど)削除要請を出してしまうんでしょう。

例えば「たかじん」の番組などは東京でも放送されていないらしいのだが、しかしオーストラリアに住む僕が見る事ができるってのはインターネットの凄さだと思います。
Wikileaks にしてもそうだけど、このインターネットの凄さや力を一番理解していないのは日本政府や政治家だと思いますね。

インターネットを使う人と全く使わない人との格差(と言うか二極化か)がどんどん広がり始めていると言うことは前の日記に何度も書いていますが、日本の政治家には88歳になる我が母親と同等レベルのネット意識しか持っていない人が一杯いるんでしょうね、選挙におけるネット規制等を見ていると。

 


2010年10月24日

金曜日、土曜日とシドニーは快晴だったので、庭のデッキ(木製)のお手入れをしておりました。
まずはウォーターブラスター(日本語名は? 電気駆動のポンプで水を高圧にしてノズル先から噴出させて掃除する機械)でデッキの表面の汚れを取り、それが乾いたらペイント(デッキオイルですね)を塗るという作業。
何しろ我が家の庭は狭いのですが、それでもほぼ一面この木製デッキでカバーされているので、塗る部分は軽く150平米は有る。

日差しの強いシドニーでは2005年に引っ越して来てからすでに2度もデッキオイルを塗ったのだがすぐに剥げてしまうんですよね。
前回はブラシ(刷毛)を使わずローラーで塗ったのだが、隙間からオイルが漏れ落ちてしまい非常に不経済。
オイルは非常に高価なので、今回はブラシで女房と二人でノンビリ塗ることに。
幸いお天気も良く、僕はペンキ屋さん専用のツナギを着こんで塗り始めたのだが、想像以上に時間がかかってしまった。
一回目を全て塗り終え、土曜日にセカンドコート(二度塗り)をし始めたら午後から雨の予想で、雲行きが怪しくなった。

そこで午後2時から「コーヒー・テイスティング(後述)」の予定が有ったので作業を切り上げたのですが、家を出る頃には夕立のような激しい雨が、イヤ〜ラッキーでした。
雨が降り始める頃にはかろうじて塗ったオイルが乾いていたから。

それにしても初夏の青空の下、家のメンテなど体を動かすというのは非常に心地良いもんですね〜。 

さて今日は上でちょっと触れた「コーヒー・テイスティング」について書きます。
数週間前に女房が新聞の記事で「シベット・キャットの糞から取れるコーヒー豆を使ったコーヒー(コピ・ルアク)」を飲ませる店がボンダイジャンクションに出来たのを知った。
名前は「Triple Pick Coffee」 場所は 17 Gray street Bondi Junction です。
猫の糞のコーヒー」の事は前から聞いていたが飲んだことは無く、興味津々、是非一度は飲んでみたいと思っていた。
その上この新聞記事に書かれている内容が興味深いものだった。

この店のオーナー(ヤンさんといいます。 まだ若い20代後半に見えます)はインドネシアからITの勉強にシドニーに来た留学生だった。
しかし彼はITの勉強よりもシドニーでコーヒーの専門店を開店したくなってしまったんですね。 どうやら彼の実家(インドネシア)もコーヒーの販売をされているとかで、餅屋は餅屋ノウハウはバッチリのようです。

さっそく出かけてみるとまだ開店したばかりで、全て準備が整っておらず、「猫糞コーヒー」は10月23日の午後2時から招待客を集めて試飲会を開催するから是非いらしてくださいと言われた。

店は焙煎したコーヒーを販売するだけではなく、せいぜい15人も入ったら一杯になってしまう小さなスペースでコーヒーも飲ませるのですが、昨日はそれぞれのテーブルに「A」 と「B」という札が置いてあり、招待客が揃ったところで、ブラインド(目隠し)試飲会が始まった。
ブラインド試飲会というのは普通のコーヒー豆と「猫糞豆」を客にはどちらかとは知らせずに「A」と「B」に別けて置いて、当てさせるというもの。

まずは焙煎した二種類の豆が容器に入れられて登場。「A」と「B」に別けて置かれる。 その香りをかぎ別けて違いが判るかのテスト。
次にその豆を挽いた粉末をまたそれぞれの容器に入れて香りの違いを見る。
次にサイフォンで入れた2種類のコーヒーが登場、飲み比べる。
最後にエスプレッソマシーンで入れたコーヒーが出されてその違いを見る。

このテストは普通のコーヒー豆も猫糞の方も全く同じ日に焙煎してと条件まで同じにしての比較でした。

さて結論ですが、僕は昔の日記にも何度も書いているように「匂い」に関してはとても敏感で、食べ物や飲み物だけでなく、空気「秋の香り」とか「春の香り」、車の室内のメーカーごとの匂い違いなどなど、手に取るように違いが判る。
前世は「犬」だったかも知れないと思うほど。

ですから僕は最初に登場した挽く前の豆の状態ですでに匂いの違いが判ったのだが、猫糞コーヒーについては全く知識が無かったので、ヤンさんに「A」はかなり香りがシャープで強いが、「B」はかなりまろやかである、「猫糞コーヒー」というのはまろやかな香りのものなの?と聞くも「答えは最後に教えます」と。

しかしその豆だけの時点では、他の客は違いがはっきり判らない様子。
次に挽いた粉末状になって登場すると、違いは余計鮮明になったのだが逆に女房はその時点で非常に迷いだした。
「A」と「B」の容器を何度も何度もとっかえひっかえ嗅ぎ分けているのだが、どんどん迷い始めているみたい。

そしていよいよサイフォンで入れたコーヒーが登場して一口飲むと、確実に「B」の方が味がまろやか。
また最後に登場したエスプレッソで比較すると、「A」の方は強い苦味や酸味が舌に残るのに比較して「B」の方は嫌な苦味が少なく大変飲みやすい。
だから僕はヤンさんに猫糞コーヒーというのがまろやかで飲みやすいのが特徴なら100%間違いなく「B」が猫糞だと思いますと言った。
他の客も僕に同意する人もいたが、中には逆のことを言う人もいた。

で、いよいよ壁に貼られた「A」と「B」と書かれた紙をヤンさんが皆の前で剥がすと、案の定「B」が猫糞コーヒーでした。

ここまで読んで皆さんの中には「何だ猫糞コーヒーってのは、もっと特別な香りや味がして、普通のコーヒーとは大いに違うのかと思っていたのに」と思う方もいると思う。
実は僕もそう思っていた(期待していた)一人で、何しろ本物の猫糞コーヒーは世界で最も高額なコーヒーで、場所によっては一杯30ドルもするというのを聞いていた。
ちなみに今回は店の宣伝を兼ねてヤンさんのご好意で、「本物」のコーヒーを飲む機会を得たのだが、しかし次回から僕は常にこの猫コーヒーを注文するかと言ったら、答えは「ノー」ですね。

その最大の理由は僕はエスプレッソも含めてブラックコーヒーはほとんど飲まないから。
で、この猫糞コーヒーというのはブラックで飲まない限り全く「意味が無い」から。
ミルクを入れたホワイト・コーヒーやカプチーノ、ラテなんかで飲んだら良さが無くなると言うかかえって普通のコーヒーより不味いかもしれない。
あくまでもブラックコーヒーやエスプレッソが大好きで、その違いが判る人(こういうのをコーヒー通というのでしょうか?)ならその素晴らしさが認識できるのかもしれない。

ちなみにその日の試飲会ではマレーシア人の方もいらして、シベットキャット(日本名ジャコウネコ?)にも2種類あることやまた鹿(麝香鹿か?)にも食べさせて取る話や、台湾のサルの話などなど盛り上がっておりました。
ちなみにヤンさんのところでも、値段は約10倍だそうです。
多分味よりも珍しさと高価さで話題を集めている気がします。
日本でも飲めるところは有るのでしょうが、じっさいどのくらい本物かも疑問です。
今回インドネシアはスマトラ島出身という、猫糞コーヒーの本場で実家がコーヒー専門店をされているというバックグラウンドを持つヤンさんが、試飲会のために特別に用意したコーヒーでしたが、やはり古くなると(特に焙煎してからの日にち等)かなり味も落ちるようです。

さて猫糞コーヒーの事を書いたついでに、同じ飲み物で僕が大変気に入っている「スパニッシュ・ホット・チョコレート」についても書いておきます。

「スパニッシュ・ホット・チョコレート」とは日本では「ココア」に近いです。
オーストラリアで一般にはカフェでココアを飲みたい場合は「ホット・チョコレート」と注文しますが、スパニッシュの場合はそのホットチョコレートがもっと「ドロッ」としています。
しかし同じ「スパニッシュ・ホット・チョコレート」を注文しても店によってこの「ドロっとしている具合」がかなり違います。

本場スペインで飲んだ経験は無いのですが、グルメの友人から聞くと本場スペインで飲む本当に美味しいのは「スプーンが立つ」のではないかというほどドロっとしているそうです。
で、その「スパニッシュ・ホット・チョコレート」の素晴らしく美味しい店がシドニーにも有るのです。
キングスクロスにある「カフェ・ヘルナンデス」です。
じつは僕はこの店の「スパニッシュ・ホット・チョコレート」についてはこのブログで書かないほうが良いかなと思っていた。
というのも作る人によって「天国」「地獄」ほどの味の差が有るからです。
この店は24時間営業をしているらしく、作り手が何人もいて中には全くどうしようもない素人がやっている時間帯があったりします。

ですから僕は飲みたくなった時には、店に電話をして「ジョーダン」というオニーサンが働いている時にしか行きません。
他の人が作ったのは金をどぶに捨てるようなものなので、行っても彼が働いていないと何も注文しないで帰ってきます。

このジョーダン兄さんが入れる「スパニッシュ・ホット・チョコレート」は僕は世界一だと思っています。
スペインに行って飲んだわけでもないのに、堂々と「世界一」だと書いてしまいます。
じつは美味しい「スパニッシュ・ホット・チョコレート」はロンドンでも飲めるのではないかと思い、今回のヨーロッパへの旅で何回かトライしました。

ご存知のように現在イギリスでは「EU」以来イタリア人やスペイン人が就労ヴィザ等の問題無くいくらでも働けるので、かなり本格的なスパニッシュコーヒーショップが有ります。
だから娘の住んでいる近くには(ノッティングヒルやポートベローに近い)数多くあるのですが、どこで飲んでも「ジョーダン」兄さんの入れる「スパニッシュ・ホット・チョコレート」には足元にも及びませんでした。
そんな経験もしたので、ヨーロッパのスパニッシュ専門店でもあれくらいのレベルなら彼のは「世界一」だと思う次第。

ジョーダンのはスプーンが立つほどとは少々オーバーですが葛湯(くずゆ)くらいドロっとしています。
それでいて、しつこくない、甘過ぎない(甘いのが苦手な人には甘過ぎるかもしれませんが)のにコクがある。
じつは「スパニッシュ・ホット・チョコレート」がドロっとしているのはスターチを使っているからです。
しかしスターチだけでだとあの「軽さ」が出ず、しつこくなってしまうはずです。
彼はスターチとカプチーノマシーンの泡をうまく組み合わせて作っているようですがそれでも何回かに一度は失敗するそうです。

彼の「スパニッシュ・ホット・チョコレート」を大いに気に入ってしまった僕は彼の働いているシフト(時間表)まで調べて手元に置いているほど。
最高です、とここまで書いてそうだ今日は日曜日、彼が午後3時からシフトに入るので行かなくちゃ。(ちなみに彼は土曜日も午後3時から夜11時まで働いているはずです)
追記
惜しむらくはこの店のチュロス(油で揚げた棒状のお菓子)はイマイチなんですよね〜。 何しろチュロスは飲み物のお供に最高ですからね。


2010年10月15日

日記を書くのをサボっていたら、あっと言う間に10月も半月が過ぎてしまいました。
じつはずっとお休みをしていた弓を再開したのです。
肩を壊して以来、医者の治療を受けてもちっとも痛みが引かず、このまま弓から離れてしまうのかとも思っていた。
しかし練習に行かない僕はモニターの前に座る機会が増え運動不足で非常に不健康、そして腰痛が悪化するばかり。

医者にはこのまま続ければそのうち必ず肩の「腱」損傷から切断に至ると注意は受けたのだが、しかし切断しても筋力は落ちるが(25%〜30%程らしい)生活に支障が起きるわけでもないというのを信じて再開したわけ。
勿論7ヶ月もお休みしていたために筋肉もすっかり落ちてしまっているので、とりあえずは女性用の非常に軽い弓を購入、方の負担があまりかからない状態で再開したわけです。
久しぶりにシドニーオリンピック競技場の中にある、アーチェリー・パークで射っていると思わず笑みがこぼれてきました。
素晴らしい青空のもと、マトに向かってたっているだけで気分が良いです。
多分ゴルフ好きな方がグリーンに出るのと同じなんでしょうね。

スコアーのほうは女性用の弓のために飛ぶスピードも低いしまた手持ちの矢のスパイン(硬さ)も全く合っていないので大した事有りませんがただただ弓を射れるだけで満足しておりました。(それでも50メートルのスモールフェイスでオールゴールドとかは簡単に出せたりしてました。 ちなみに僕の年齢でのコンペでは50メートルはラージフェイスです)

そんなわけで日記の更新が止まってしまい、その上先週週末はF-1の日本GPやオーストラリアではバサースト耐久1000キロレース、その上今インドでコモンウエルス競技会が行われていて、有線テレビでは6つのチャンネルで好きな競技を選んで観戦できるので、毎日アーチェリーを観ておりました。
同じクラブのアーチャーが団体戦で金メダルを獲得したりで大いに盛り上がっておりました。 
6つものチャンネルから好きな競技を選んでというのは素晴らしいです。
五輪競技の中継も将来こうなって欲しいですね。
今までの五輪中継ではマイナーなスポーツであるアーチェリーなんて、同国人がメダルを取りそうな時にしか見せてくれませんが、今回は団体、個人、コンパウンド、リカーブそれぞれ男子と女子に別けて2〜3時間ずつ観ることができました。
その上超高速カメラでの撮影も有り、矢を放った前後の弓の動き等非常に興味深いものがありました。

さてそんなわけで前回の旅行の記憶は薄れつつあります。
そこで忘れてしまう前に書いておかなければと。
今回はブダペストからアムスへの2週間の河クルーズについて書きます。
まずもしこの日記を読んでいる方でこの河クルーズに興味が有る場合、情報としてとても大事なことなのですが、地球温暖化のせいかここ数年ヨーロッパの降雨量が増えているために河の水位が高止まりしていて、比較的新しい大型のクルーズ船では「くぐれない」問題が発生しているのです。
実はその橋はたった一箇所、ドイツは「Passau」というところに有ります。
「くぐれない」という事はその先へは行けないという意味で、ではどうするかというと、一旦荷物を全てパックして下船し、バスに乗って橋の向こうまで陸路で向かい、そこで別の船に乗り換えるということになった。

しかしこのクルーズを主催する会社は僕らがこの旅行を申し込んだ時にも、また出発直前になっても全くそういう情報は出していません。
別の船に乗り換える可能性など全く知らされなかったのですがしかし同じグループの客の中にはその可能性を把握している人がかなりいた。
ある人は彼らの友人で前年度にすでに同じくルーズで出かけて、それを経験しているとかまたはネット上の書き込みで知ったとか色々なのですが、しかし主催会社がその可能性すら知らせてこなかったのは非常識だと思いますね。
たまたま僕らが乗った時季だけ雨が大量に降ってとかなら非常事態でしょうがないと思うが、もう毎年のように恒久化していて、何とこの会社では同じような船を2艘使って片方はブダペストから出航させ、片方はアムスから出航のスケジュールを組み、ちょうどその橋に同時期に到着するようにして、乗客を入れ替えている。
だからエクスカーションなどのスケジュールも多少の変更が起きていてそれが恒久化しているにもかかわらず、ブダペスト出航時でさえ知らされないんですね。

まあたった一度の乗換えなのでそれ程大変なはずではなかったのですが、実は予期せぬことが起きたのです。
その「くぐれない」橋のある「Passau」到着の前日に他のクルーズ船に追突されダメージを受けてしまったのです。
ちょうど事故があった時は僕らは陸の観光に出かけていて、帰って来て事故が有った事を知った。
ロシア人船長のその船は停泊中の僕らの船に突っ込んで来たらしい。
幸いダメージはそれ程酷くなく、客室の一つの窓とバルコニーへ出るドアーが破壊されたのでその客室の客は他の部屋に移ることになった。
しかしそのままの状態ではドイツの当局からの航行の許可が出ず修理設備のある最寄の港(Lintz)まで引き返すことになった。

その港へ戻るのに一日を要した。 結局そこで僕らは下船しバスに乗り6時間以上もかけて「くぐれない橋」の反対側で待機していた船に乗り換えた。 ですから引き返すことによって丸一日が無駄になり、スケジュールを取り戻すために、陸の観光地の一つを省くことになった。
まあこれは不測の事態だったので、いたし方が無い。
逆にもし乗り換えが行われる必要が無かったら、その壊れた船の修理につき合わさざるを得なかった。
これは後で聞いたのだが、乗換えで橋の反対側から来た乗客は当然僕らが乗っていた船に乗り込んだのだが、何とその修理に3日もかかりホテルに足止めになったとか。

この河クルーズ、「お薦め」かと聞かれたら、答えは「年齢による」でしょうね。 確かに外洋(オーシャン)クルーズと違って全く揺れないし、まるで鏡のようにスムーズに目の前の景色が流れていく。
特にクルーズの後半、ドイツ領に入り「コロン」あたりまでの「ライン川」両岸の景色は本当に素晴らしい。
自分たちのキャビンからでも、また屋上の展望デッキに座って、流れていく景色(主に古い建物や数々の城)を見ていると河クルーズの醍醐味満喫って感じです。
しかしまるでカウチポテトのごとく座って景色を眺め、3食思いっきり豊富な食事と飲み物(ほとんどの人が昼間から飲み放題のワインやビールをタップリ飲んでいるのには驚かされた)で体重の増加は2週間に渡って続いているわけ。

もちろん陸へのツアーもあるのだがほとんどがバスに乗っての観光なのでほとんど歩くことが無い。
2度だけ自転車ツアーというのがあって、当然僕は参加した。
それはある港に着いて、船に積んである自転車を下ろし、希望者はその自転車に乗って次の寄港地まで向かうというもの。
170〜180人も乗客はいるのに肥満の高齢者ばかりなので、自転車ツアーの希望者は少なく、僕を含めたった15人で出かけた。
約40キロの道のりは非常に平坦でとても快適、ワイン用のブドウ畑などの中に突然現れる田舎の村を通り、約3時間半のサイクリングでしたが楽しかったです。
最初のオーストリアでのサイクリングでは田舎の村のパブの前に駐車しているGT-R35を発見、今回の旅行で初めて見ました。

さて、まずは船から見える景色の写真を載せようと選び始めたのですが、「船からの景色」だけで1000枚以上と多過ぎてどれを選んで良いか迷うんですよね〜。
一応ざっと選んだのですがまだまだごく一部といった感じです。

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↑の3つの写真は船の屋上から撮影したもので、あまりにも細長い船なので椅子のある部分やデッキチェアーの部分等有ります。
船の高さや幅は完全に橋の大きさに制限を受けているのが、上の一番左の写真をご覧いただければ判ると思います。 こんな橋を通過する時には何しろ左右の余裕は左右の余裕が30〜50センチくらいしかありません。 ですから速度も充分落としてそろりそろりと「くぐる」ので、地元の人が橋から見物しております。

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古い城や教会など何百って数があるので、今後も載せます。

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さて上記のサイクリングに出かけた時に撮影した分も載せておきます。

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↑、畑の中を走ったり、村に到着すると全員が到着するまで待ったりしているわけですが、途中川沿いを走っていたら我らの船が通過していきました。 上記のごとく船の形は低く細長いのがお分かりになると思います。 船からも僕らが岸にいるのを船内アナウンスしたので皆が見ております。

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↑サイクリングの途中で出会った黒の地元オーストリア登録のニッサンGT-R。 こんな田舎町で持っているのかたまたまドライブ出来ていたのか。

 



2010年9月30日

昨日のシドニーは夏のような暖かさ、日本が急激に冷え込んでいくのと好対照ですね。
いよいよ今週の日曜日からは「夏時間」になるし、最高の季節に突入です。

さて、書くのが遅れていたレストラン「The Fat Duck」。
本日は写真中心に書きます。
ちなみにこの「The Fat Duck」、世界ランキング1位2位を争うといっても、オーストラリアではそれほど有名ではない。
料理に関心があるオーストラリア人なら名前は聞いたことはあるでしょうが、一般的には「何それ」って感じ。
しかしここのオーナシェフ、「Heston Blumenthal」と言った方が知られてたりする。
というのも彼のテレビ番組(あえて料理番組と書かないのは一般のイメージとはかなりかけ離れているから)がオーストラリアでも放映され、人々の度肝を抜いているから。
このテレビシリーズ「Heston's Feast 」を観ると彼の料理に対する姿勢等がより鮮明になって、実際に彼のレストランで出される料理に「なるほど」と思わせられるんですよね。

彼のこのレストランについていくら写真をここに載せたり、僕の感想を書いても、うまく伝わらないのではないかと思います。
それはこのレストランが「食事」をしに行くところを完全に超越していて、まさに料理を使った「ショー」だから。
だからあの経験は一生忘れられないだろうが、また何度も食べに行きたいと思うようなところではないのね。

もし大のグルメ友人かクライアントがいて、接待するとしたら最高の手段の一つだろうし、僕も喜んで出かけるかもしれないけど、女房と二人だけで再訪するかといったら、考えちゃいますね、かなり高額だし。
ちなみにいくらショー的要素があると言っても、一つ一つの料理の味はミシュランの3星のレベルは確実に保っています。(いやそれ以上の一品もある)

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↑この写真の奥の真ん中、赤い屋根に白い壁が「The Fat Duck」のレストラン、まともに看板も出ていないので見落として通り過ぎてしまうほど。
数十メートル先のパブの方がよっぽど「店」らしい外観です。
回りも皆このような建物で、田舎の村って雰囲気の中に有ります。
僕らは(僕はアルコールを飲めないので)マイカーでロンドンから約40分ほどドライブして出かけたのですが、このレストランのためにロンドンから鉄道で来て、最寄の宿に宿泊って人も結構いるとか。
本当に不思議なのはこのような辺鄙な所に、世界ランキング50位以内入るレストランが二つも有る事。
その二つとは、このThe Fat Duck ともうひとつは The Water side Inn なのです。
イギリスのレストランで世界ランキング50位以内に入っているのはたった3軒で、そのうちの2つですからね。
昔々、ロンドンに住んでいた僕には世界ランキングに入るレストランが3つもイギリスに存在すること自体奇跡とも思います。
何しろ1970年代のイギリスの「食」の不味さ酷さと言ったら。

それではいよいよ料理です。 じつは店内での撮影は「絶対に禁止」だと思っていた。 特に席数も少ないし「超有名」なので、パパラッチとかにも非常に神経質になっているだろうからと。
ところが何と「フラッシュ」を使わなければいくらでもどうぞって言われてビックリしました。 明るいレンズの一眼レフカメラを(どうせ駄目だろうと)持参せず、小さなデジカメラを使わざるをえなかった。
残念ですし、またここに載せる写真も非常に暗かったり(フラッシュ無しだから)、ピントボケが有ります。

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↑女性のシェフがワゴンに何やら色々な器具を運んで来て、作り始めたのが↓の「Rime Grove」という名前の料理。 説明では、Nitro Poached Green Tea and Lime Mousse とあります。 ここで使うNitro とは液体窒素の事。 Poached ってのはふつう「魚、卵、果物等を熱湯に落として形を崩さぬようにうでる」と辞書には出ていますが、ここでは何と熱湯の代わりに液体窒素を使うのです。
手袋をした女性スタッフが液体窒素を容器に入れ始め、煙がたちこめる中、ムースを落とすと瞬間的に凍ります。 それに抹茶の粉を振りかけていただくのですが、客が食べ始める直前にその女性のスタッフは霧吹きのようなもので客の頭上から何やら香りを振り掛けます。 
口に中で突然解けるように消えるこの最初の一品から客は度肝を抜かれます。 (僕は事前に有る程度行った人のブログを読んだり、またHeston の料理法もある程度知っていたがそれでも驚きましたね。
液体窒素の中に落とした物を食べても体に害が無いのだろうかとかも一瞬頭の隅に。

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↓ビジュアル系の仕掛けは何度と無く登場します。
これもテーブルの真ん中に置かれた海草のようなもの(食べるものではない)から霧が立ち込めてきます。

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↓盛り方も非常に繊細。 これはフォアグラのローストです。

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さて↓です。 まずはこの皿が運ばれてきて

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↓次にこのカップが。 このカップの中は最初湯だけが入っているのですが、ウエイターが箱を持って来て開けるとその中にはオリンピックの金メダルのようなものが、お客の数だけ入っていて、それをお客に取らせる。
客はそのメダルをティーバッグの要領でカップに入れるように指示される。 するとその金メダルはみるみる溶け出してスープが出来上がる。

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↓そのスープを(二つ)上の料理にかけると、「Mock Turtle Soup」の出来上がり。 説明では「Mad Hatter Tea」とあります。
最初僕は渡されたメニューにTurtle とあるので、ひょっとしたら日本のスッポンスープのようなものが出てくるのかと思った。 しかしじつはこのテーマは不思議の国のアリスからのものなんですね。

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↓↓この料理の名前は「Sound of The Sea」日本語にすると「潮騒」ですね。 これは貝殻の中に入っているiPod からイヤフォンが延びていて、波の寄せる音や海鳥の泣き声などがかかっている。それを聴きながらいただくこの料理はほぼ「刺身」状の生魚や海藻などが打ち寄せる潮が作る泡の中に。 で、その刺身の下には何と、砂が。 勿論これも食べられる人工の砂(確かタピオカを粉末にして砂のように料理したとの説明だった)。  

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↓これはサイコロ状のサーモンの切り身の周りにリコリースの皮がついている料理、薄い皮がチョコレートコーティングのようにカバーしているのですが、随分手間がかかっています。 ピンクの小さな粒粒はピンクグレープフルーツの粒粒を一つずつ別けて散らしてある。(右のベイジュ色の二つはアーテチョークです。)

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↓その晩僕が一番好きだった料理はこの鳩の胸肉と「血」をベースにしたソース。 多分豚の血だったと思うが、血以外に色々な材料が使われていて、食感は甘くない溶けたチョコレートのようでした。 物凄くスムーズで最高の味でしたね。

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↑じつはこれらが全てではないのですが、写真が良くなくて載せられません。 デザートを入れて14品が登場しました。
ちなみに14品と書いたが、上記のタートルスープなどはスープの部分もメインの皿もはたまたメダルも全て一品と計算しての14品ですからその手間といったら。

↓さてデザートですが最初に運ばれて来たのがミニチュアサイズのとんがりコーンに入ったアイスクリーム。

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↓それをこのデザートと一緒に食べる。
赤いタータンチェックのナプキンのように見えるのはホワイトチョコレートで作られています。

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じつはここに掲載したデザートの写真もその晩、供されたものの全てではないのですが、写真が綺麗に撮れていないの(とにかく暗かったから)で載せられません。

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↑何やら額縁が登場、そこにはウイスキーが閉じ込められたゼリー状のものが。 
さて、↓は最後のデザートだったのですが14品目ということも有って、お腹一杯。 当然店もその辺は承知していて、わざとお菓子屋さんの紙袋のようなものに入って登場します。 多分ほとんどの人がお土産で持ち帰ると思います。
僕らもそれを翌日開けてみました。4種類のお菓子が入っていましたが一番感心したのは白い封筒に紅い蝋で封をされた中から出てきたのはトランプのカード一枚。
これもお菓子であまりにもプリントが綺麗なので食べるのもったいなく感じたほど。

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とにかく最後まで驚きの連続でした。
あそこまでやらないと世界ランキング1位2位を争えないのかと。
ちなみにこの晩最大の驚きは、14品にも渡って物凄く繊細に手の込んだ料理だったのだが、唖然とするほど料理人の数が少なかったこと。
じつは上記のとんがりコーンに入ったアイスクリームがあまりにも美味しかったので、ずうずうしくも女房と娘は「おかわりが欲しい」とウエイターに頼んだら、一つずつその晩のお客の数だけしか作らないので出来るかどうかわからないが、そのデザートを手がけるシェフに聞いてみますと言われた。 するとまもなくして、ウエイターが銀色の小さなボールが敷き詰められたお盆(上の写真を参照ください)を持って再度登場。
娘と女房は大喜びで「ありがとう」を連発したら、そのウエーターは「いや私よりも、エクストラで作ったそのシェフに言ってください」とにこやかに言ったので、食事が済んで支払いを終え席を立った時に厨房にそのシェフを訪ねて行った。
あれだけ多くのウエイターは働いているし、また料理の品数やそれぞれの料理の手のかかった内容を考えたら、すごい広い厨房で多くのシェフが働いているものだと想像していたら、あっけないほど少ない人数しか働いていないのを知って、ショックを受けた。
皆プロなんでしょうね〜。
それにしても、ウエイター等のフロアーの係りだけでなく挨拶に行った厨房で働く人たちもみなとてもフレンドリーで堅苦しいとか全く感じさせない態度には、非常に好感を覚えましたね。
世界でトップのレストランなのに、あのカジュアルさは僕の好みにピッタリでしたね。

 


2010年9月24日

「The Fat Duck」の事を書く予定でしたが、 先日の日記にトルコ旅行の写真を載せたので、まずはトルコ料理の事を忘れない内に書いておきます。 
Heston Brumenthal の「The Fat Duck (ファットダック)」の事はいくら後で書いても、絶対に忘れないでしょうから。

今回の旅行で食べたトルコ料理、結論から先に言うと、「がっかり」でしたね。
じつは先週、ボンダイジャンクションのモールにある木曜日と金曜日だけ出現する野外マーケットでトルコ料理のGozleme (ゴズレメ、ギョズレメ?)を食べたのですがメッチャ美味しかった。 
ジャンクションの駅の上にあるメディケアに行く用が有って、ちょうど昼時だったので、女房が本場トルコで食べたのと比較できるチャンスだから食べ比べて見たらと言う。 ここのは本当に美味しいのよと。 

ということで、焼き立てを早速立ち食いで。 
いや〜ビックリ、トルコで食べたのより数倍美味しいのです。 
その店には注文を受けるオネーさんの奥に調理するオバサンが二人、鉄板の上で作っていました。 
出来上がるのを待っている間にそのオネーさんに「トルコに行って来たばかりなんだけど、現地でもゴズレメ食べたけどちっとも美味しくなく本当にガッカリした。 女房がここのが美味しいというから食べに来た」と言ったら、「よくお客さんから本場で食べるのより美味しいと言われるは」と自信たっぷり。 

ところでトルコはどこへ?と聞くから、ほぼ一周したと言ったらまあそれは羨ましいと。 僕はもう少し気温が低かったら良かったのだが、場所によっては46度なんて日もあって、なんて話していたら、Gozleme出来上がってきた。
レモンを絞って出来たての熱々をほおばったら、いや美味いのなんの。 中に入っている具も、トルコのようにケチってなくてタップリ入っている。 

何しろ僕が女房からトルコ旅行に行こうと言われて、その気になったのは、先日の日記に載せた「カッパドキア」や「パムッカレ]などの名所巡りへの興味だけでなく、トルコ料理は世界3大美味料理なんてフレーズ(本当か?)が頭に有ったから。 
フレンチ、中華と、トルコがその三つと言う意見なんですけど、まあそれはともかく、トルコ料理への期待は大いにあった。 

特に僕らが参加したツアーは料金もかなりのものだったし、宿泊ホテルも
全て有名どころなので、これはかなりのレベルのトルコ料理が楽しめると期待していた。 
何しろ十数年前、女房は学校の先生として生徒を海外修学旅行でトルコに連れて行った時に、すっかりトルコ料理に魅せられた。 
だから何度と無くその話をしていて、また一緒に行きたいと言っていた。 
まあ女房の場合は遺跡巡りが最大の楽しみなので、何度行っても良いと考えていたらしい。 ところが今回女房も料理にはガッカリと言う。 
しかし確実に十数年前に高校生の生徒たちと周った時よりも、上のクラスのレストランとかに行っているのに、期待したほど美味しくないと言う。

で、色々考えてみたのだが女房が行った時から十年以上が経過していて、我々の味覚が肥えた(舌が肥えた)のか、はたまたオーストラリアの料理(トルコ料理だけでなく)のレベルが格段に上がった、または確実に我々は歳とって昔ほど何を食べても美味しく感じたりしなくなった、とか多くの要素があるのではと。

しかしこの最後の僕らの年齢に関しては、上記のごとくジャンクションでの立ち食いのゴズレメに「ウマ〜」と唸ったりしているのだから、やはり美味しいものには感激できてるんですよね。

確かに僕らは美味しい物を求めて、トルコ料理といえばわざわざキャンベラの「オットーマン(オーストラリア唯一のハット付きレストランです)」とかに出かけたりしていたから、本場トルコと言っても期待しすぎたのでしょうかね。 

トルコ一周最後の晩餐は、出発地点だったイスタンブルに戻って、そこの有名シーフードレストランでの食事の予定ですとガイドが言った時には、やっと最後の晩に美味いのがと期待したんですけど、ダメだった。
イスタンブルはトルコ最大の都市、そこの有名レストランならという期待は見事に裏切られた。 
確かに37人もの団体客を受け入れるようなレストランに期待する方が間違っているとも言えるのですが。
 
その晩の「味」としては、確かに2週間に渡るトルコ一周旅行で出会った料理達の中では「上」の方だったかもしれないけど。
しかし何と、その晩の料理で腹を壊す人が多く出たのには笑ってしまいました。 
じつはその翌日はイスタンブルからブダペストへの移動の日だった。
で、トルコ旅行で一緒だった人達の内、18人が僕と同じように河クルーズにも参加というので、一緒に朝空港に向かった。
で、空港で皆下痢止めの薬とか探して空港の薬局とか行っているのね。 
じつはその日僕も少々下り気味で、夜中に何度か起きてトイレに行く状態になっていた。 こりゃ〜薬を飲んだほうが良いのではと考えていた時なので、やはり僕だけではなかったのかと、皆で原因を話し合ってみたら
結局そのレストランで同じものを食べた人達がおかしくなっていたのね。

その晩のメニューは何種類かから選べたので、女房と僕は違うものを注文してた。 だから女房は「セーフ」。
しかし他のツアー客で僕と同じの(ムール貝の料理だった)を注文した人はほとんど全員が下痢。 

結局トルコで一番高級なレストランが、一番危ないレストランだったと一同苦笑してしまった。
この下痢、僕は幸い数日で止まったけど、同じツアーの中にはその後ブダペストからアムスまでの2週間のクルーズ中ほとんど最後まで苦しんでいた人もいました。 
トルコでは当然「生水」は飲まなかったし、また歯を磨くときにもミネラルウォーターを使用というほど気をつけた。 

水アタリなどには結構強い僕ら、KONYA(コンヤ)という地方の町の「危なそう」なレストランで昼食を取っても僕と女房は問題が起きなかったのですが、しかし38人いた同じグループの客の中の 5〜6人はすでにどこかでやられたらしく、薬を飲み始めていました。 
トルコはそれほど不潔ではないが、やはり水アタリというのか水が合わない人には、サラダを洗った水でも影響を受けるんでしょうね。 
インドネシアのバリとかで有名な「バリ腹」というような酷いレベルではないと思いますが。

今回の旅行のトルコ料理については「本場だからこそ美味しい料理」ってのに大いに裏切られてしまったが、ベトナムで食べた「フォー」でも全く同じ経験をしたのを思い出しました。 
結局は物が豊かな国の料理の方が(別に本国でなくとも)美味しいということなんでしょうね。 

今回の旅行で唯一印象に残るのは、カッパドキアのミュージアムホテルのシェフの料理だったかな。  
そういえば今回ロンドンで食べたペルシャ料理(トルコ料理に近いものが多い)の旨かった事と言ったら。 
すっかり虜になってしまったので、シドニーでも探してみなきゃ。

 


2010年9月22日

先日の日記にiPad の問題を書いておくのを忘れていました。
じつはオーストラリアに戻って、さっそく我が家の家庭内LAN にiPadを参加させてみた。
まずはiPadのMACアドレスを登録して(セキュリティー上、我が家のWiFiはMACアドレスの制限をかけています)我が家内でインターネットも使えるようにした。
全く問題無く接続は完了、電波の弱い2回の部屋の一部を除き、快適にネットサーフィンやアプリのダウンロードが出来るようになった。

ところが、パスワードをなぜかiPadが記憶しないのです。 
つまり一旦iPadをシャットダウン(スリープ状態でも同じ)すると再起動したときに必ずパスワードを入れないとWiFiでネットに繋がらないのです。 何度も設定等を見直したりしていたのですが埒が明かないので、ネットでこの問題を検索したら、どうやらOSのアップデートで問題が解決されるらしいことが見えてきた。 

で、iPadの場合自分でネットからアップデートをダウンロードしてインストールというのは出来ないので、まずはiTune がインストールされたコンピュータに繋ぎ、アップデートを行う。 
ところが、まだ旅行から帰ったばかりだったので、女房のPCにインストールしてあるiTuneには繋いでなかった。 

いやもう少し正確書くと、一度は繋いだのだがうまく接続が完了できなかった。
つまりUSBでPCと繋ぐと自動的にiTune が立ち上がる。
そしてバックアップが始まったのだが何と数時間経過してもその作業が終わらない。(初めてのバックアップの場合その作業が終わらないとどうもOSのアップデートが出来ない仕組みになっているらしい) 
3〜4時間放って置いたのだが、バックアップの作業量を示す「横バー」の目盛りがほぼ3ミリ程度動いただけの状態。(100ミリのうちの3ミリです)
 
まさかバックアップに何十時間(いやあの調子なら丸一日だったかもしれない)もかかるとは思わず、何かが壊れているのではないかと思った。

例えばウインドウズにインストールしてあるiTuneではアップルコンピュータのiTuneよりもうんと鈍いとか。
そういえば(僕は使わないけど)インターネットエクスプレス(IE)でアップルのウエブサイト行くともうびっくりするほど開くのが遅いって事を何度か経験してました。 
だからiPadのようなアップルの製品は、やはりアップルのコンピュータで繋がなければサクサク動かないのではないかとかね。

結局埒が明かないので、 ボンダイジャンクションにあるアップル・ショップに持って行ってそこでOSのアップデートをしてもらい、WiFiの問題は解決されたのですが、しかしバックアップに時間がかかる問題は解決されないので、帰宅後iPadから旅行中に溜め込んだ多くの写真を全て削除し、ほとんどカラの状態で再度トライしました。

今度は棒グラフの動きが前よりはちょっぴりましだったので、そのままにして数時間後見に行ったらちょうどバックアップが終わるところだった。 結局それでも3時間以上かかったのですが、しかし何と一旦初期のバックアップを完了してしまえば、次回からはかなり早くバックアップが完了することが判りました。 
ひょっとしたらこの新しいOSのアップデートがWiFiの問題を解決しただけではなく、バックアップも前より速くできるようになったのではないかとも考えます。

それを考えると、僕らが参加した今回の河クルーズで経験したWiFi 接続の不具合もこれが原因だったかもと。
船にiPadを持ち込んだ客は4人いたのだがWiFi接続で問題が出ている人が二人、出てない人が二人だった。
つまりアップデートをしてた人と、してなかった人の違いかもしれない。
ちなみにこのアップデートは定期的にiTuneの入ったコンピュータに繋いで使用している人は、自動的にアップデートされているはずです。

さて、
じつはオーストラリアに戻って一週間も経っていない先々週の金曜(9月10日)、今回使った旅行社に問い合わせのTELを入れた。
問い合わせの内容は、アラスカ、カナダ、ニューヨーク、ボストン旅行について。
じつは今回クルーズでご一緒した何人かの人から、アラスカ、カナダクルーズは素晴らしい、ぜったい行く価値があると聞いていた。

僕らも前から興味が有ったので、問い合わせたのだが、驚いたことに、何ともう僕らの興味の有るツアーは12ヶ月先の2011年9月出発と言うのに「完売で空いてません」と言われてしまったのです。 

結構景気も良くないし、1年も先の事なので十分空いていると思ったので。 (やはりオーストラリアは鉱物景気が続いているのかも)
そこで、そのパッケージに似たようなのはないかと聞くと、それならアラスカ(これはクルーズ)とカナダ一周後、また別の船に乗ってカナダ東海岸からクルーズでニューヨーク、ボストンに入る、つまり別々のクルーズ旅行が二つ抱き合わせのツアーなら空いているが、それもオプションツアーによってはほぼ完売に近くなりつつあると。 
そこで慌てて予約を入れてしまった。 いやはやビックリです。

長い旅から帰ってまだ疲れも取れず、いい加減こんな長い旅は考えた方が良いのではないか、なんて事も頭の片隅にある状態で。 
ホント懲りないですね〜、僕たち。
この旅行も37日間で5週間を超えてるんですね。 
一応申し込んだものの、どうしようかといまだ迷ってます。 
手付金は払ってしまったので多分行くことにはなると思いますが。 

じつはもう海外旅行にも飽き気味で、何であんな高い金払ってこんなに疲れなければならないんだって思う時がある。
時差ボケで疲れ、早朝の移動で疲れ、いったい何のためにしてるんだろうと思う時が最近増えつつある。
 
やっぱり将来は移動の多くない、あまり観光客等が押し寄せないような場所でノンビリ一週間とか長くとも10日滞在ってのにしようかと思っています。
まあグループツアーに参加しなければ良い話なんですけどね。
グル−プツアーの「ラクチン」さも捨てがたいものがあるのは事実ですが。
特に南米とかアフリカ方面の旅は、自分でホテル等の手配等自信持てませんからね〜。

と、今日は「The Fat Duck」関連でフードの話を書こうと思ったが、すでに「腰に来ている」のでまた次回に。


2010年9月16日

前回の旅行の話は、シドニー空港でiPadを受け取った事から書きましたが、そのiPad関連から先に書きます。

じつは僕の誕生日が旅行中(その時には東京にいたんだけど)だったので、ロンドンでちょっと早めに娘から誕生日プレゼントをもらったのだが、それは「iPod Touch」 だったのね。
ところが皆さんご存知のようにそれからたった2週間もしないうちに、新しいiPodが出ちゃったんですよね〜。
まあプレゼントだからしょうがないと言えばしょうがないのですが、新しいのにはマイクが内臓されてるんですよね〜。
これは僕にとっては大きいです。
と言うのも僕のもらった第二世代のiPodではマイクはヘッドフォーンについていて、SKYPEなどを使いたければヘッドフォーンを繋がなければならない。
ところが付属品で付いて来るアップルのヘッドフォーン(イヤーフォーン)は僕の耳の形状に合わずちょっと頭を動かしただけでも、落ちてしまう。
勿論他のメーカーのカナルタイプを購入すれば良いのだが、しかしSKYPEで電話を掛ける時などはやはりiPhone等の携帯電話と同じようにヘッドフォーンを使わずにかけたい。

そして最大の違いはそのSKYPE でも大事なことなのだが、今度のiPodにはカメラが搭載されたんですよね。
だから撮影だけでなく、テレビ電話も出来ることになった。
イヤハヤ残念ですね〜。
僕はずっとウインドウズ系だったから、マイクロソフト社の新製品の動きとかはかなり早くからわかるのですが、アップルは素人だったから新しいのがいつごろ出るとか、動きをチェックしていなかった。

まあプレゼントなのだから仕方が無いので、この経験を今後に生かしたいと。
と言うのも、今回購入した「iPad」を僕らは大いに気に入ってしまったので、それは女房専用にして、僕にも一台欲しいと思い始めたのですが、次世代 iPad は確実にカメラが搭載されるだろうからそれまで買うのは控えようと。
今回のiPod と iPad 両方使い比べると、やはり目の悪いヂヂイの僕には何倍も「iPad」が使いやすいですね。
たとえ旅行等で出かける時でも、その大きさと重量は気にならない範囲だし。

さて話は変わって、上述のごとく8月に僕の誕生日だったのですが、娘もやはり8月なので、僕らが河クルーズを終えてアムスからロンドンに戻って、「親娘共同」のバースデーを祝おうということになった。
そこでディナーのためのレストラン選びで決まったのは世界ナンバーワンレストランの地位を毎年スペインのエルブリと競い合っている、「The Fat Duck」だったのです。
行きたい日の2ヶ月前からしか予約は受け付けないこの店に予約を入れるのに、娘はかなり苦労したみたいです。
ロンドンのグルメの友人でもいまだ予約が取れずという人がいました。

この店はHeston Blumenthal という異色のシェフが、開店してたった数年で世界ナンバーワンにしてしまった「超有名」な店です。
その後スペインのエル・ブリがナンバーワンの地位を奪い返したのですが、そのエル・ブリはとうとう閉店するらしいので、今度の世界ランキング発表ではここ数年2番目に甘んじていた世界一の地位を取り戻せるかもしれませんね。(この2店でここ7〜8年ほどは1位と2位を分け合ってます)

それにしても世界ナンバーワンのエル・ブリが閉店って、僕にとっては行くチャンスが無かっただけに本当に本当に残念ですね。
一度は行ってみたかった。
聞くところによるとエル・ブリは毎年六ヶ月しか店を開けず、半年前にその予約を受け付けるが、ほぼ2時間ほどでその六か月分の予約が完売とか。
僕らのように海外に住む人間にとっては「スペインに行った時に」なんてのは土台無理な話で、我が娘も何度か渡来したが歯が立たなかったとか。

それにしても世界一の地位をずっとキープするプレッシャーと言うのは物すごいものがあるようで、とうとう疲れ果てて店を閉めることにしたとか。
ミシュランの3星キープでも大変なのに、(当然これらの店は3星です)世界一を守るのは常に新しいメニュー(と言うか新しい発明ですねここまで来ると)への戦いでしょ。
凄いことだと思いますよ。
僕は実際に食べたわけではないけど、今回の「The Fat Duck」の経験から想像すると、味は当然「3星」で、その上「驚き」や「感激」などが含まれていなければ、「ただの3星レストラン」になってしまう。
この「ただの3星レストラン」ってのも変な表現ですけどね。
世界で数えるほどしかないわけですから。 
でも世界一になるにはそれを超えなければならない。

エル・ブリのあの「泡」のテクニックも、世界中の星つきレストランに影響を与えてるでしょ。
今回僕らが行った「The Fat Duck」の「液体窒素」を使った料理なんかももうも真似をしている店がオーストラリアに有るのを見てビックリしました。
「The Fat Duck」のオーナーシェフ、Heston Blumenthal ヘストン・ブルメンタールはもはやシェフと言うより化学者に近いかもしれませんね。
「料理化学者」かな。
その彼の料理については次の日記で。

 


2010年9月13日

何だかんだと忙しさは相変わらずで、ちっとも旅行で撮影した写真の整理が進みません。 

そこで本日はトルコ旅行の部分から一部抜き出して、掲載します。
遺跡巡りが大好きな女房と違って、僕にとっては最も思い出に残る写真です。

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↑まずは有名なパムッカレ。 実は女房が10数年前に訪れた時には、この宝石のように美しいブルーの水が無かったのです。
押し寄せる観光客のために、近くに多くのホテルが建造され、水枯れを起こしてしまった。 湧き水がこの自然の白いプールに無くなってしまったので価値が半減。 そこでホテルを全て撤去することになったらしい。
トルコ旅行は二度目の女房ですが、やっと念願のブルーの水を湛えたパムッカレを見ることが出来たのです。
それにしても石灰の作る「白い世界」、幻想的です。

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↑幻想的といえば、今回のトルコ旅行のハイライト、世界遺産の「カッパドキア」です。 僕はこれほど不思議な世界を目の当たりにしたことは無い。 地元ミュージアム・ホテルにチェックイン後、テラスに出てその景色を見た時には、まるでCGで製作された映画の一シーンを見てるのではないかと思ったほど。 まるで夢の世界ですね。
↑の一番左の写真はそのホテルをテラスから見たところ。 このホテルがまた「最高」でした。 僕自身この年齢になるまで随分多くのホテルに宿泊したけど、これほど「嬉しくなる」のは経験したことが無い。 何しろ各部屋全て違った作りで、一つとして同じものが無いんですね。
なにしろそれぞれの部屋は岩をくりぬいて作った洞窟なんですから。
そしてホテルからの眺めはまさに絶景。 言葉を失いましたね。

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↑岩をくりぬいていまだ交番として使われているところも有るようですが(一番左の写真)、現在は安全上の理由(地震など?)で殆どは使われて意いないようです。

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僕らのツアーがこのカッパドキアの、それも最高のホテル「ミュージアムホテル」に3泊だったのは本当にラッキーでした。
日本のツアーだと日数的な制約等で宿泊してもせいぜい一泊、中には(宿泊代が高価なことも理由なのか)観光して通り過ぎてしまうのも有るとか。

このホテルの紹介が↓のサイトに出ています。
http://www.pelican-travel.net/hotelinfo.php?frCd=turkey&htlCd=MUSEUM

このホテルのホームページがなぜか開けないので(一時的な問題かもしれないが)、もし宿泊について問い合わせをする場合は、Cappdocia やMuseum hotel を検索に打ち込めばすぐに見つかると思います。
www.museum-hotel.com
が一応このホテルのURLなんですが。

本日はここまで。

 


2010年9月8日

先週末オーストラリアに二ヶ月ぶりに戻って来て、到着した日は雨が振って寒かったけど、今週はカラっと晴れて「快適」です。
あの猛暑の日本から戻ったので、ホントシドニーが天国に感じますね。
こういうシドニーの天気にドップリ漬かって30年も経ってしまったので、それが当たり前になってしまうのかもしれませんが、日本のあの蒸し暑さって、空気中の酸素の量も少ないので、息苦しさを感じてました。
だからシドニーに到着後はまるで「高地トレーニング」から戻ったのと同じ状況なのではないかと思うほど、「すっきり元気」です。

前回の日記にも書きましたが2ヶ月も留守にするとやらなければならないことが山積みです。
月曜日に留めてあった郵便物を局に取りに行って(ヒモで縛ってあるのを渡されたが確実に5キロ以上有りました)整理始めたら、ここの住民税、僕のやっている家族会社の税金(会社登録税)、NRMA(日本のJAFのようなもの)の年間会員費など等、全てが支払期限をとっくに切れているのを発見、慌ててネットで支払いをしましたが、税金の方は滞納罰則金がかかるようなことが書いてある。(泣)

出かける前に我が税理士に長期出かけるから税金関係は大丈夫かと念を押したのに彼の秘書がポカをやっていたような。

それ以外にも車の車検、もう一台の車の定期点検整備、庭師の手配などなどまだまだ沢山残っております。
やっと昨日ひと段落着いて、旅行中に撮影した写真の取り込み作業をやっておりました。
これだけ長い間周っていると撮影した数も多く、女房と僕合わせて5千枚ほどになっていますね。
5000枚を一枚ずつチェックしてPCに取り込んだ後、一枚ずつチェックし、フォルダーに別けた後、外付けハードドライブにバックアップを取ったりしてたら、えらく時間がかかるもんです。

これから少なくとも一ヶ月は今回の旅行の事を書こうと思っているので、思い出すにはその写真が手がかりになる。
旅行の撮影はいつもシドニー空港ロビーから始めるので、今回も最初の一枚は空港での「iPad 受け渡し」シーンからでした。

旅行に行く前に「iPad」を購入しようか迷っていたのだが、免税で買えるというのに気がついて、さっそく最寄のデパートに買いに行った。
もう発売されてから数ヶ月たっているから、いくらでも欲しい機種が即手に入るものだと思っていた。
ところが、これが全くとんだ勘違いだったんですよね。(7月1日当時の話です)
デパートのオニーサンは数週間待ちですと言うのだが、僕らの出発は3日後、せっかく免税で買えるのに残念至極と言ったら、そのオニーサンは「ひょっとしたら、シドニー国際空港内の免税店に有る可能せいも」と言うのね。
「しかし、よっぽど運が良くないと無理かもしれませんね。 人気商品ですから」と言う。
いちおう彼からもらったシドニー空港内の店に電話を入れたら、案の定「在庫は一台も有りません、しかしもし入荷したらご連絡差し上げますから、電話番号を」と言われた。
全くこれは無理だわと諦めていたら、何と翌日(出発の二日前)に電話がかかってきて、「前から予約していたお客が本日取りに来ないのが一台有ります、もしそれが良ければ取っておきますが、明日までにシドニー空港に来て全額お支払いください」と。

「ラッキー!!!」てのでさっそく女房と空港へ。
これが成田空港ならそんなことはやらないと思うが、何しろ街の中心地から近いシドニー空港、まして我が家からだと(交通が空いていたら)30分くらいなので、即出かけました。
ただし商品の受け渡しは我々が出発する日に、出国手続きを終えてから免税店の引渡し場所でと言うことになった。

じつはこれが後々面倒くさいことになるのですが(後述)、しかし免税価格で入手が出来た。
そのたった一台というのは、実は僕としては買うつもりが無かったSIMカードでインターネットも出来る3Gタイプの64ギガのモデルだった。
僕としては3Gタイプは(高額だし)要らないと思っていたのだが、それしかないしまた欲しかった64ギガモデルだったので、購入を決めた。
価格は900ドルを少々下回る額で、約100ドル近くの消費税分が助かったわけ。

さて入手はしたものの、出発時なので箱を開けて繋ぐわけにもいかない。
その上僕らは全くのアップル系製品には「素人」なので、「iPad」を使用するにはまず最初に「iTune」がインストールされているコンピュータに接続しなければならないと言うことさえ知らなかったのです。
(それはiPod Touch でも同じというのを後々知ることになる)
で、ロンドンについて箱を開けて使おうとしたら「iTune」に接続しろというメッセージが出る。
で、しょうがないのでロンドンにいる娘のマックブックに接続したら何と全ての娘の情報が入って登録されてしまった。
アップルIDも、地域や時間等の設定もすべてロンドンに住む娘のになってしまった。
全く「iPhoneやiPod」等に触ったことの無い僕は、その読み込まれてしまった設定を全て女房のに変更する方法がわからない。
というか、アップルストアーとかアップルIDとか全く我々は持っていないのです。

そこで娘の近くのアップルストアーに出かけ、サポートをお願いして事情を説明、そこで全て登録のやり直しをした。

それ以来女房は旅行中毎日のように「iPad」を使用、PCオンチの女房にも簡単なので大いに気に入られております。
いや〜「買って良かった」です。 特に旅行中はメール等に本当に重宝しました。 アップル系素人の僕らでも即馴染めますね。
あまりに女房が気に入ってしまったので結局彼女のものになってしまった。 僕にも一台欲しいのですがしかし来年あたりカメラ付きのが出ることは間違いないでしょうから(特にヴィデオ通話Face time が使えるためにはカメラが必要なので)それからにしようかなとは思っていますが。

それにしても使いやすさ、グラフィックの綺麗さなどあの価格でよくここまでと思ってしまいます。
売れるはずですよね。 これからノートブック型コンピュータを購入しようと考えている人は随分「iPad」に流れるのではないかと思います。

と、今日の日記は旅行よりもiPadの話になってしまいました。
まあ旅行第一日目がiPad購入だったので。

続く

あ、そうそうiPadついでに書いておくと、今回の旅行中全てにわたってネット接続環境が良くなっていました。
ホテルも無料接続のところが大半になってきたし(不思議なことに高級ホテルで、無料のところと有料のところが有ったりする。それも同じホテルチェーンで。 具体的にはイスタンブールのインターコンチネンタルは有料で、カッパドキアのインターコンチネンタルは無料とか。)

しかし予想以上に無料のが増えていましたし、また河クルーズの船上も(有料でしたが想像したほど高額ではなく)ずっとネット接続が可能でした。 
もっとも日本のホテルなら無料接続どこも当たり前?なんでしょうが。

今後旅行はiPadで(Wifi接続で)十分事が足りる時代が来るのは間違いないですね。(Skypeで電話も出来るし)

 


2010年9月5日

昨日無事オーストラリアに戻って来ました。
出かける前の日記にも書きましたが、やはり2ヶ月の旅行ってのは長かったですね。
特に今回は「暑さ」にやられてしまいました。 トルコも暑かったけど、旅の最後、東京で過ごした一週間にはいやはや参りました。
じつは僕は「あの、日本の酷暑」ってのをすっかり忘れていて、あまりに長年経験していなかったので、懐かしささえ感じていたので、今回日本到着を8月27日に決めた時にも、久しぶりの「日本の夏」はまだ残っているかしら、花火大会にもどこかでまだやっていたら行って見ようかななんて思っていたのね。
まだ「あの懐かしい暑さ」が残っていてくれたらと考えていた。

ところが。
そう、もう記録的なまでの「クソ暑さ」が延々と続いていて、成田に到着してから帰る日まで、ず〜っと異常なまでの暑さが続いておりました。
僕に会うために東京に出てきた母もいくら元気とはいえ来年は米寿、僕が用意した赤坂のサービスドアパートに到着してから、毎日一緒に出かけようとするのだが、短時間のうちに暑さに参って冷房の効いたところに駆け込むといった状況で、一緒に日本でのホリデーを楽しむことが出来ませんでした。

ホント、地球温暖化だか何だか知らないけど、僕の知る限り9月に入っても連日あの暑さ、熱帯夜が続くって記憶の中に有りませんね。

長〜い旅を終えて最初の日記の出だしが「日本の暑さ」になってしまうほど強烈な思い出でしたね。
特にシドニーに着いた日は雨で、気温も低く(機内放送では16度と言っていた)その温度差に(特に湿度のさも大きいとは思うけど)気をつけなければ確実に風邪を引きそうなほどで、しかし「どちらかを選べ」と言われたら、いくら寒いのが嫌いな僕でもシドニーですね。

暑さといえば、実は今回の旅行で「最高温度」としたらトルコの方が上だったんですよね。
毎日30度を軽く超え、日によっては40度、最高46度も経験しました。
確かに40度を超えるとかなりのものですが、それでも印象は東京の方が「嫌になるほど暑かった」ですね。
トルコは国内一周バスの旅で、けっこう炎天下を遺跡巡りで歩いたりしていましたが、「出かけたくない」と感じるほどきつくは無かった。

この日記をご覧の皆様、トルコ旅行は大いにお勧めですが、しかしどうせ日本の酷暑を避けて海外にホリデーに出られるのなら、別の地を選んだ方がよろしい。
トルコに行くならやはり日本の春秋でしょうね。
考えてみると僕は母を連れて今年の2月3月に地中海クルーズでギリシャにも行ったわけで、その時の気温はほんのちょっぴり寒い程度で旅行にはピッタリだった。
その時期はじつは結構オフシーズンで旅費も安いし、しかし日本ほど寒くないし一番良いかもしれません。
ただしそのクルーズの出発地ジェノバ(コモ湖も含む)はかなり寒かったのですがギリシャ、マルタ島、特にエジプトは一番良い時期だったかもしれません。

さて、オーストラリアに戻ってもう思いっきりやらなければならない事が溜まっております。
日記は旅行中撮影した写真を見て思い出しつつ書きますので、ご期待ください。
あまりに旅が長いと最初の頃の事は忘れていたりで、2000枚以上撮影した写真が頼りです。

そうそう、結局旅行に出かける前の日にiPadを購入しました。
次の日記はそのことから書こうかな。
何しろ、コンピュータオンチの女房が「大いに気に入って」完全にハマっております。


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