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2001年5月15日

数日前のこと、夜中までPCの問題解決に四苦八苦していて(問題が出るたびにどんどんPCにはまっていく自分が見えます。 そのうち問題出ないと、面白くなくなってしまうのか?)寝ようと思ったら2時を回っていました。
すぐに寝付かれなくて、テレビつけたらアメリカの大リーグ中継やっていました。(アメリカESPNです)

イギリス、オーストラリアと移り住んで30年近く経つと、すっかり野球の事は忘れていました。
はっきり言って、オリンピックで野球が正式種目になるまで、この国では全く人気はありませんでした。 野球の原点とも言えるクリケットがスポーツの中で一番人気があるという国(イギリスも)では、なかなか野球をやろうという若い人も少ないようです。

ご多分に漏れず僕も子供の時には野球は好きなスポーツの一つでした。近くに巨人軍の練習場があったので、1軍の選手が練習に来る日はよく見に行っていたのを思いだします。
当時は(こんな事書くとジジイだとバレるな〜)監督が水原茂で、長島が巨人軍に入る前後の頃です。 まだ川上が選手だった。

当時の一番の思い出は、ジャイアント馬場選手(投手でした)が、練習場で、見に来たファンのために余興をやってくれたりしていたことです。
それは例のばかでかい手でボールを二つ軽々と握って、キャッチャーを二人置いて同時に投げるのです。
子供の頃のことでよく覚えていないのですが、結構まともにストライク取れていました。
彼が1軍で投げていたというのは、ほとんど記憶に無く、テレビ中継が始まったって自分の家でも試合が見えるようになった頃には、確か引退していたと思います。

さて夜中にテレビをつけた時に話に戻ります。 何と!つけた時が、ピッチャーが野茂で、バッターがイチローなんです。 それも背中にデッドボールの打席でした。
ピッチャーも、それに対する打者も日本の選手というのにビックリ(感激)しただけでなく、いきなり背中にデッドーボールと言うのは、頭の中が「????」状態。

もちろん野茂やイチローが大リーグに行ったというのは知っていましたが、日本とは全く関係ないオーストラリアで見せるカードとしてやっているというところが感激したのです。(つまり日本なら日本人の出る試合しか見せないのだから当たり前ですから)

う〜ん、彼らは大リーグでも話題の選手なんだって確認して、嬉しくなりました。 中継の合間に入る次の番組のコマーシャルや大リーグに関する番組の予告でも、「イチロー特集」とか言ってまるで、メジャーリーグの中でもメジャーの選手なんですね!
僕のように海外に住む日本人にとって、やはり海外で活躍する選手を見ると、とても感激します。
早く日本人のF−1ドライバーで勝てる選手が出てきてもらいたいものです。 (イギリスF−3の佐藤選手はどうなんでしょうね?)


2001年5月16日

インターネットのケーブル接続の工事をしに、オプタスという会社のオニーチャンがやってきました。
あまりにも若いので、心配になるほど。 いやいや、PC関係は若いほど良かったようで。 
このオニーチャンは壁に穴を開けたりの工事も、PCへのセットアップも、全て一人でやっていきました。
設置の仕事と、PCのセットアップは別の人が来るのかなと思っていたのですが、全て一人でやるという事は、結構良い給料をもらうんでしょう。

接続は90%ほどうまくいきました。 なぜ100%ではないかというと、どうもこのRCAのケーブルモデムのUSB接続のと、WIN2Kがいまいち合わないのか、終了後に勝手に再起動してしまいます。
3回やると、一回おきるような不具合で、電源の管理がAMPと、ACPIのうち、僕のPCはACPIでどうやら管理されているようで、このモデムがACPI対応ではないからかなとも思うのですが、いつも起きるわけではないし、中の設定を今のところ変えたくないので、どうしようもなくなるまではほうっておこうかなと。(これはまったく別の理由である事がその後判明、解決しました)

やっぱりネットは早いですが、ビックリするほどの速さではないです。 
どうやらこれは僕のPCが置いてある部屋がコネクションから遠いというのも関係あるような。
とりあえず、付けに来たオニーチャンは、この問題はPCの設定のせいだと僕が言ってもそこまで彼は詳しくない(その辺の設定は彼に触らせたくなかった)ので、その代わり日本語のウインドウズ98の方にも設定するように言いました。 
本当はPC一台設定の契約だがと言いながら、それでも気持ちよくやってくれました。 
僕の98は全部日本語だったので、結構四苦八苦していましたが、こちらも設定完了まあ良しとしました。(だから90%)

これを書き終わって無事アップできると祈っています。

PCの事を先に書いてしまいましたが、昨晩犬のハナが歩けなくなってしまい、急きょ(夜6時過ぎていましたが運良く獣医はやっていた)診断してもらいに行ったら、前から多少出ていたARTHRITIS(関節炎)が、このところの気温の低下でかなりひどくなったとの事。
もう明日から公園に散歩に当分の間行けない、ひょっとするとこのままずっと行けなくなるような気がして心配です。
12年間も行っていた朝の散歩、公園でも一番の古顔になっていたのですが、とてもショックです。


2001年5月18日

この日の日記はPCのページに移動しました。


2001年5月19日

最近のシドニーは週末になると天気が崩れるようで。 外は今も激しい雨が降っています。
気温もだいぶ下がって昨日は初めてヒーター入れました。

犬のハナちゃんは医者にもらった薬が効いてるようで、お蔭様でかなり歩けるようになりました。 もっと早く医者に連れて行けばよかったと。
関節炎とかリューマチ系は、人間でも特効薬が無いから、医者行ってもどうせ、と思っていたのですが医療の世界もどんどん進歩しているようで。

さて相変わらず、新たに構築したLAN相手に四苦八苦してます。
何しろ、ノートンのアンチウイルスも、UPDATEをすると、女房のWIN98の方で(そうです女房のPCはあまりにも非力でWIN2K入らないのです)固まってしまいます。
僕のPC(これがサーバー)経由でUPDATEのやり取りが出来ないようで(今の設定では)中を色々調べたりしているとすぐに時間が経ってしまいます。
なぜこんなに自分がPCにハマってしまっているのかと考えました。
多分これは昔のルービックキューブと同じなんではないか。
つまり、PCがおかしくなる度にあっちを削除こっちをインストールと、こねくり回していて、やっと完成(治った時に)嬉しさが出てくるというような。
大体マゾですなこんなことで嬉しがるのは。
なんか最近PCの事ばかり書いてしまいます。 PCが安定したらまた元の調子の日記に戻りますのでお許しください。

さて、
日本にいる母は相変わらず出血があるようで、とうとう日本で精密検査を受けることになったとの事。 
だから早くオーストラリアに帰って来いって言ったのですが、待ちきれないようで。
それにしても日本の医療費は高い!!! うちの親のようにもう完全にオーストラリアの住人になってしまった者には、日本の健康保険が効かないとかで(本当か?)先日の血液検査でも36000円も取られたとの事。
オーストラリアドルにすると約600ドル(もちろんこちらではタダです)。
その金額ならオーストラリアでは簡単な手術も出来てしまうような金額だなと。

検査の結果出るのが今月の終わりとか、心配ではあります。
僕と同年代の者にとっては、このような心配は付き物、その上うちは犬までも年老いているので、明るいニュースが少ないっす。


2001年5月20日

今日は午後から友人の家に映画を見に行ってきました。 この友人は香港からオーストラリアに移住(香港返還の直前に)して来たのですが、いまだに香港へ月に1度は通っている(ビジネスの関係で)ようで、帰ってくるたびに新しいDVDを持ち帰ってきます。

彼ら夫婦は近所で、家には映写室があるので、歩いていける距離に映画館があるようでとても便利。
何しろ彼の映写室は、ほとんど「ミニ映画館」で音響設備は本物の映画館よりも上回っているほどの迫力。
ですから今日見た映画はあまり新しくは無かったのですが「Vertical Limit」というやつで、雪崩のシーンなどは床まで振動するので思わず引き込まれてしまいました。

映画の後、他にも遊びに来ていたゲストが面白い事を話していました。
皆さんは「Fair Dinkum」というオーストラリア独特の表現を知っていますか?
「本物」や「真実」という意味なのです。 アメリカやイギリスなどではこれに近い意味で、「Real McCoy」 というのが有りますが、この場合は日本語の「本物」の意味の方が強いので使用範囲が狭いのです。
この「Real McCoy」の語源についても、とても面白いのですが、今日はいかにもオージーという表現である「Fair Dinkum」について書きます。
フェアーディンカムと発音します。
例えば僕が「今朝起きたら車が盗まれてて、、、」とか言うと、オージーは「Fair Dinkum!」日本語ならさしずめ「マジー?」って感じです。

僕がなぜこの言葉の語源について特に興味深く感じたかというと、今までこの言葉がとてもオージーっぽいと思っていたからで、特に「Ocker」と表現される、典型的なオージーほど良く使うスラングなのです。 
その語源がなんと中国語から来ていると聞いた時にはビックリ。
この語源である中国語は「真金」日本語にはこの言葉はありませんが、大体日本語の「純金」に近い意味です。
オーストラリアの金鉱(BALLARAT)で多くの中国人の工夫が金を掘っていて、彼らが金を見つけるたびに「真金」(中国語でジャンカム?この辺の事はマナちゃんに聞いたほうが正確でしょうが)と叫んでいるのを聞いたオーストラリア人が、本物の金というものから、「本物」や「真実」という意味に使用方を広げたのが始まりなのだそうです。

オーストラリア人の女房でさえ知らなかった、というより純粋なオージー表現だと思っていた言葉がなんと中国語が語源と聞いてビックリしていました。
そのくらいオーストラリアはマルチカルチャーなんですね古くから。それにしてもこの語源が中国語だと知ったらオーストラリア人はかなりビックリすると思います。(ほとんどのオーストラリア人は知らないと思いますが)
  


2001年5月21日

日本では男は甘い物は食べないって言うなんだか変な習慣があるようす。(?)
何しろ僕は浦島太郎なので、とっくにそんな事無いと思っていたんですが、先日僕よりうんと若い(30代)の日本人がやはり、そんな事を言っているのでビックリ。
随分ショウビニスティックな考えです。 「男は黙って辛口の酒を飲む、女なんかは甘い物でも喜んで食べてろ」、みたいに聞こえてしまいます。
欧米ではそんな事は絶対に無い、というよりそういう発想がだいたい出てきません。 甘いのは食べないって言うオーストラリア人聞いた事ありません。
悲しいかなうちの親父は(古ーい)日本男子ですから、この典型(ステレオタイプ)です。 たしかに酒は大好きなのですが、多少脳みそが歳とともに柔らかくなってきた(つまりボケ)ためか、または我慢できなくなってきたのか、最近は甘い物を結構食べるようです。 
「食べるようです」というのは、家族から隠れて食べているからです。
隠れて食べていると言う、なんとも悲しい「日本男子のサガ」というか。 

女房がデザートにケーキなどを買ってきて切っていると、全く興味ないそぶりです。 「お父さんもいかがですか」と聞いても、さも困惑したような顔で、「いや〜、僕は甘党ではないから」と、大の男が甘い物なんか食えるかって言う顔で断っていました。 ところが本当は欲しくて欲しくてしょうがないのです。
ここ数年、女房が「そんなこと言わずに。 こんな大きなケーキ残ってしまうのももったいないですから」と言ったりすると、「ウ〜ン、じゃあちょっとだけ。 食べられるかなー」なんて言いながら、勿論「ぺろり」です。

あ、そうそう欧米では相手がほしくないって判っていても、自分がコーヒーを飲もうとしたり、何か食べようとする時には必ず「いかがですか」って聞くのがエチケットです。(日本でもそうだとは思うけど)
ロンドンに住んでいる頃僕はへヴィースモーカーだったのですが、イギリス人の友人達と喋っていて、彼らがタバコを吸おうとする時には必ず「どう、君も一本」って箱を目の前に出します。 
酒を一緒に飲んでいて、先に相手に注ごうとするように。
慣れない頃は断るほうが失礼かと心配して吸っていましたから、何人もいると、メチャクチャタバコの量が増えてしまった物です。 これには閉口しました。
ですから女房も、食べないって我が父が言っていても(本当は食べられるの知っているのですが)一応勧めるわけです。
最初から、「僕も、もらおうかな」って言えばいいですけどね。 なんとも不自由な性格のです。
ところが、例えばそういった甘味の数が家族分無い時や、5つに分けたらかなり小さくなってしまうケーキを頂いた時などは、これが便利なんですよね。 そばで欲しそうに見ている父を尻目に、「そうそうおじいさんは甘いの苦手でしたよね」って言いながら4つに分けて食べちゃうのです。
こんな日本男子はまだ日本に多く残っているんでしょうか?



2001年5月23日

昨晩日記をアップしようとしたら、なぜか(夜のまだ9時過ぎだというのに)猛烈に眠くなってしまいました。
どうやら風邪ぎみなようで、早めに寝たので運が良ければ悪化させずにすむと期待しています。
そんなわけで、昨日のが欠けてしまいました。

さて、
女房の教え子は毎年日本へホームステーに行きます。 もう何年も続いていて多くのオーストラリア人の生徒が、日本の家庭での体験をしています。 それにまつわる話は数多くあるのですが、今日は誤解についてちょっと書きます。 

日本人は自分たちがとても清潔な国民だと思っています。 家の中には靴を履いて入らないし、風呂にもちゃんと入ると。 外国ではちょろっとシャワーに浴びるくらいで、一生に一度も風呂に入ったこと無い人もいるらしい、なんて話まで信じられていて。 アメリカの西部の開拓時代の話ならともかく、一生に一度も(シャワーは浴びても)風呂に入らないという部分は疑問です。 
それはともかく何年も土足の国に住んでいる僕でも、たまに犬のフンを踏んづけたのを知らずに家に入ってこられた経験もあるので、ウ〜ンやっぱり日本のほうが清潔かなって思うことは有ります。 

ところがあるとき日本から帰ってきた女房の生徒の一人が、面白い事を言ったそうです。 
「私は日本が清潔できれいな国だと思っていたが、今度初めて日本の家庭にホームステーして、すごく不潔で困った」と言うのです。 
一緒に行った他の生徒達と日本での経験を話し合っている時の事です。

よっぽど不潔にしている家に、たまたま泊まってしまったのかしらと女房は思い、詳しく聞いてそれが大いに誤解である事に気が付きました。 
彼女が言っているのは風呂の事でした。 まず日本では風呂桶の湯は替えません。 
その日たてた風呂の水は、風呂桶の外で身体を洗って、湯船に入るのだから共同で使うのが当たり前なのですが、西洋式は御存知のように、自分専用に湯を入れて終わると捨てます。 僕は湯船の中で石鹸を使って身体を洗ったら、ゆすがずに終わるというのも、遠い昔ロンドンに住み始めた頃慣れないで(というよりもいまいちすっきりしないような気がして)風呂の水を抜いた後シャワーを使ってゆすいで(ゆすぐというのが適当な表現か?)いました。 

オーストラリア人にとってその点慣れなくて共同で同じ湯を使うというのがいやだと言われれば、しょうがないとは思っていましたが、どうやらそれだけではなかったのです。 
というのはその家庭では(ひょっとしたら彼女のために)温泉の元というのでしょうか例の入浴剤を使っていたのです。 温泉というのは全く経験の無いオーストラリア人ばかりですから、いきなり湯はにごって色はついてるし、かすかに硫黄系の臭いまでして彼女はもう「ビックリ」。 
何日も風呂桶の水は替えていないし、皆で何度も同じ湯を使って入ったりするから、こんなに水が濁ってしまい、臭いまでついていると思ってしまったのです。 

それを聞いて女房は大笑い。 完全な誤解なのですが、もう手遅れというか。 その生徒はそんなわけで、その家庭にいる時は風呂に入れないで本当に困ったというのです。 
両国の習慣の違いというものが生む誤解は、たまに恐ろしいものが有ります。 そのとき女房が温泉の事から、入浴剤の事まで詳しく説明して誤解を解いていなかったら、一生彼女は日本人がとても不潔な国民だと思いつづけるだけでなく、日本に行った事の無い友人たちにもその経験を話しているでしょう。 

オーストラリアで日本語を勉強して、その一環として日本にホームステーに行くのに、このような誤解が生じるというのも、国々による習慣の違いが思わぬところで大きかったりするんですよね。 

またその生徒は最初にその家庭に着いた時にホストマザーがコーラを入れてくれたのですが、キッチンで他の家族の分もグラスにコーラの大瓶から注いでいるのを見て、日本ではコーラはものすごく貴重で高い飲み物かと思ったそうです。 
皆さんはなぜ彼女がそう思ったか判りますか。 

その家庭のお母さんはとても日本的で丁寧な方で、家族の分も含めて5つ有ったグラスにゆっくり丁寧に何度も確かめるように(その生徒から見ての話です)まるで薬の調合をしてるがごとく、すべてのグラスのコーラの量がぴったり同じように注いでいたのです。
それを見て、日本ではコーラはものすごく貴重品なんだと思ったのです。しかしそれは数日もしないうちに誤解であったと、彼女は気がついたそうです。 
そのホストマザーは夕食の時に皆にお茶を注いでも同じように丁寧だったからとの事。 多分彼女は知らないと思いますが、日本茶ってなかなかすぐに出なくって、入れたての時にやはり湯呑に少しずつ何度か行ったり来たりして濃さを均等にする事が有りますよね。 

この生徒はこのホストマザ−がものすごく几帳面な人なんだと思ったそうです。 確かにオーストラリア人が皆にジュースやコーラを注いでいるのを見たら、それぞれのグラスに入った飲み物の量は結構メチャクチャですな。 そんな細かい事はべつにどうでも良いと言うか。 
レストランで同じ物頼んでも、かなり量が違って「オイオイ」って思うほどの時も有りますから。 
僕はあまり細かい事にはこだわらなくなってしまって、その生徒がコーラの話をした時に日本を懐かしく思い出しました。


2001年5月24日

最近こちらのスーパーマーケットでは妙なテクニックが流行っているようです。 僕から見ると、どうも「コールス」というスーパーマーケットが最初に使いだしたのではないかと見ています。
最近は「ウールワース」も使い始めているのに気が付きました。

このテクニックとは、例えば一個1ドル99セントで普段売っているものがあるとします。 ところがある日その商品の棚に、大安売りの赤い値札とともに、本日限り2個で4.00ドルと書いてあるという、いたって単純な手口なのですが、ずるい場合はその1ドル99セントの値札の上に貼ってあります。 
そうです、一個1ドル99セントを二つ買えば、3ドル98セント、一つでなく二つ買うのですから、それより安くなるというのがまともなのに、なぜそれが4ドルに高くなるのか。

ですからいつも買い物に行かない人や計算の弱い人は、「今日は安いのかな」と勘違いして一個買うつもりのところを2個買い物カゴに入れてしまいます。 
また似たような手口で、缶ドリンクなどに良く使う手が有ります。 こちらではスーパーに行って缶ドリンク(コーラとか)一缶だけ買うという人はあまりいません。 で、パックになって売っているのですが、かなりの種類があります。
6缶入りパック、8パック、10パック、12(1ダース)パック、18パック、24パック、30パックなどです。
で、本日は女房がもう少しで引っかかるところでした。 店の入り口に積み上げて大きな値札で、お得商品とか書いて売っているのです。 
そのパックは1ダース入りにそっくりなので、あら安くなっているのねって感じで、カゴに入れたのですが、「うん?何か変だな」とその箱を良く見ると、12缶入りではなく10缶入りなのです。 
10缶入りのパックなんてほとんど見たことが有りません。 で、計算してみると、何と定価(缶コーラなどスーパーで定価で買う人などいません)よりパックでたった17セントしか安くなっていないのです。 
普段どんな場合でも最低1ドルは安くなっていますから、これってかなりのもんですよね。 

当然10缶入りを12缶と言って売っているわけではないし、確かに(たった17セントだが)安くはなっているのですから安売りセールといっても嘘じゃないし。 僕も前にこの缶ドリンクで、24だと思って買ったら18缶入りだった事が有ります。 
このような手口は日本でも使われているのかどうか知りませんが、計算のあまり得意でない(つまりオーストラリア人)人や、あまり普段値段をチェックしない人、それに目の悪い人には大いに効果があるのかもしれません。
それにしても最大手のスーパーが二つ買ったほうが1つ買うより高いっていうやり方で儲けているというのは僕には信じられません。


2001年5月25日

信じられないかもしれませんが、家の工事はまだ続いていたのです。 で、昨日ペンキ屋さんが終わり(3週間来てました。 しかしまた1週間後に再び来ます。)、本日ほぼ仕上げで、テレビアンテナの設置工事が来ました。
このテレビアンテナの工事に来たのは、僕がオーストラリアに来てすぐに始めた釣りの仲間です。
釣りを始めたのは1981年のことでした。 その後僕は、釣りから遠ざかってしまったのですが、同じ釣りクラブの仲間だったCOXファミリーに会うのは楽しみにしていました。 親子でテレビアンテナ屋さんをやっているのです。
10年ぶりの再会に期待して待っていたら、オヤジさんが見えません。 
息子のフィルに聞くと、なんとほんの数週間前に亡くなられたとの事。 
このオヤジさん(デイビッド)は僕がオーストラリアに来た頃にとても親切にしてくれた思いで深い人。 このHPのオーストラリアの生活 の「人種差別」の項にも書いた事があるオヤジさんです。

それにしてもそんなに歳ではなかったはず。 聞くとまだ74歳だったとの事。 我が両親と比べたら(我が父は今年87歳です)一回りも若いのです。
もう少しアンテナの工事を早めに頼んでいたら、彼に会えたのにと、お葬式にも行けなかった事が残念で仕方有りません。
で、本日話していたら衝撃的な話を聞いてしまいました。

初めて会った時に彼は僕にこう言いました。
「トム!、俺はニューギニアで日本軍相手に戦ったけど、それは過去の事だ、水に流して一緒のクラブで仲良くやっていこう」。
それまで、何かにつけてジャップを連発するので、僕としてはてっきり日本人には快く思っていなくて、そのうちからまれるのではないか(酒が入った時とか)と考えていたのですが、全くの取り越し苦労だったというか。

その時「俺は日本軍にはアタックもされたが」と言っていたのです。 しかし話はそれで終わって、すぐに釣りの話になったのです。
ところが、今日息子のフィルと話していて、なくなられた原因は癌か何かだったのと聞いたら、なんと昔日本軍に撃たれた時にちゃんとした手術を(パプアニューギニアの山の中の野戦病院で)受けられず、(すい臓)長年苦しんでいて、年とともに抵抗力も落ちて、このたびとうとう入院した時に、もう一度腹を医者が開けたら、もう手遅れだったとの事。

そうなんです、あんなに僕に良くしてくれたオヤジさんは、実は僕と同じ日本軍に撃たれた時の傷が引き金になって、他の問題も併発して亡くなったのです。
息子のフィルは僕が日本人と言う事は全く意識せずにいろいろ話してくれましたが、僕にとってはとてもショックでした。
そうか、20年前僕と初めて会った時にも彼はその傷を引きずっていたのか、それでもああ言って色々良くしてくれたんだなと。


2001年5月26日

昨日娘が新しい携帯を買ってきて自慢していました。 見ると確かにまた一回り小さくなっています。 前の携帯の契約が終わったから、新しくしたと、さも当たり前のように言っています。
ほぼタダ同然の上に、毎月払う料金も前と全く同じなのだとか。

ここで、皆さんに今日は質問のような日記を書きます。 (って、このページ前からちっとも日記らしくないような)
前から不思議に思っているこの携帯電話の料金システムについてです。
僕の周りにいる人に聞いても、誰も「なるほど」と言う答えを知らないようで。
僕が今使っている携帯はちょうど1年半前に買いました。 料金は、確か99ドル、1年契約毎月の料金は35ドルでその中には15ドル分の電話代が含まれています。(つまり毎月15ドルまでしか電話をかけない場合は35ドルが支払う料金です。)
僕はめったに携帯は使わないので、ほとんどがその料金内に収まってしまいます。
さて、契約の1年なんてあっという間に終わってしまい、先月まで契約が終わっているのも気が付かなかった。 とにかく相変わらず同じ金額の請求書(35ドル)が来ているので、もっと割の良い契約がないか調べに行きました。

携帯の契約と言うのは以下のように僕は理解しています。
最初に払う金額が(携帯電話に)今やタダとか1ドルとかっていうのもあります。 どう考えても(当たり前ですが)この携帯電話機が1ドルや2ドルで作れるわけがありません。 ということは、毎月の料金の儲けの中から電話会社はそのタダ同然で渡した携帯電話機の元を取ろうとしている。
(もうここまでで僕の理解は間違っているのでしょうか?)
だから、1年とか2年とか契約期間を設けてユーザーを縛っている。

で、ここからなのですがその契約期間が終わって、携帯電話機が自分のものになった(つまり契約で縛られない状態になった)のに、相変わらず契約期間時と同じ料金の請求が来ます。
と言う事は、娘のようにまた新しくアップグレードしない場合、電話会社は儲けが倍増するはずである。 つまりすでに償却してしまっているのに、相変わらず同じ料金を取っているのですから。
僕としては今の携帯で満足しているので、新しい機種にする気はない。 だから契約が終わったユーザー相手の安い料金があって当然である。 ところがお店に行ってみると、新しい機種を勧めるばかりで、そういう安い料金など無いのです。
店の若いニーチャンは「何言ってんのこのオヤジ」ってかんじで、話になりません。 何か全然話がかみ合いません。 「もっと良い料金にしたいならこの機種なんかどうだっ」て、新しい携帯なんかいらないっていうのさえ分かろうとしないと言うか。

皆さんに聞きたいのは、契約が終わっても新しい機種にしない方がおかしいのでしょうか? いろいろ調べたらもう少しは安い料金も見つけたのですが(ほんのチョットだけ安いだけ)別の電話会社で電話番号が変わってしまいます。
これについては、今年の9月から会社を変えても同じ電話番号をキープできるシステムに変わるとは言っているけど。
結局店に行っても満足できる答えが無かったのです。
こんな状態なら、世界中で何億という携帯電話が廃棄され続けるのではないか。
携帯電話など2年も同じのを使う方がおかしいんでしょうか? 
オジサンは「何がなんだかわかりません」
電話会社に契約終わってるのに、どんどん儲けさせるの「クヤシー!」
その上地球は汚れる一方だし。


2001年5月27日

昨日書いた携帯電話については色々ご返事いただきました。 ありがとうございました。 
どうやら僕の使っている月々35ドルと言うのは日本の皆さんが払っている料金と比べたらとっても些細なもののようで。
35ドルは今は2200円くらいですから。

それでも僕は納得いきません。 大体今持っている携帯の大きさがちょうど良くて、今度娘が購入したのはあまりにも小さくて(僕から見たらですが)画面とかもとても読みにくい。(老眼←ジジイ!)
35ドルでも払わないに越した事は無い。 その料金でもっと早いインターネット接続ができると言うのなら(もしもの話ですが)そっちに飛びついてしまうと思います。

さて話は変わって、今朝女房と車で出かけたら前を走っているバスの後ろに付いている広告が目に入ってきました。
20歳くらいの若い女性のどアップで(顔だけの写真)、半開きの口を少し突き出してこちらを見て微笑んでいます。
その写真には一言 「THE BEST SUCK IN TOWN」 と有るだけで、商品名らしきはこの女性の半分あけた口の中に小さく書かれていてるようですが読めないまま僕は右折したので、頭の中で「????」って感じでした。
だってこのコピーを日本語に訳すと「街一番のしゃぶり上手」って書いてるんですよ。
で、女房に今の広告って何の宣伝なんだ? って、思わず聞いてしまいました。
何と、飴(ドロップ)の宣伝なんですって。 女房も苦笑しています。
かなり露骨な宣伝です。 大人の雑誌か何かに使う宣伝ではなく、街の中を走り回っている市バスの後ろに付けている広告なのです。
オーストラリアにはかなりこの手の想像力をたくましくさせるような露骨な宣伝と言うのが多いです。
セクハラに敏感なこの国なのに、この手の宣伝は後を絶ちません。 

話題になればしめたものというのでしょうが。 そういえば、数年前にもものすごく大きな広告塔に若い女性の下着姿の写真が貼ってあり、まあこれは下着の宣伝なのだから下着姿は仕方が無いのかもしれませんが、でもその製品を購入するだろう(つまり購買層)人たちはあまり来ないようなところにこの広告塔が有るあるのにはいささか不自然でした。

その広告塔のそばを一家で偶然通り過ぎたら、うちの娘が「あれ、Kちゃんよ」って言うんです。 「えっそれって、娘の同級生で(そのとき高校2年生)親子で僕も知ってる子」です。 モデルのアルバイトをしてるとは聞いていましたが、まさか普段知ってる子が下着姿で街のど真ん中(新宿歌舞伎町みたいな見たいなところ)で見てしまうとは。
何か、良くわかんない「変な感じ」でした。


2001年5月28日

近所にまた一軒寿司屋さんが出来ました。 寿司の人気はとどまるところを知りません。 名前から判断すると日本人どころか、東洋系の人は一人も働いていないようです。
ここはオーストラリアなので、別に日本人が作っていない日本食レストランがあってもおかしくはないのですが、寿司に限っては日本人板さんが作った寿司にどうしてもこだわってしまいます。

昔オーストラリアにロンドンから移って来た当時、街で旧友のオーストラリア人にばったり会い、オックスフォードストリートで、手広くファッション屋さんをやっていた彼女は再会を大いに喜んで、その週末に僕らのためにパーティを催してくれました。
彼女の同業者や友人などが集まって彼女のスタディオでランチパーティーだったのですが、彼女は僕が日本人なので、わざわざ手作りで寿司を作ってくれていたのです。
これが最近の事なら、ものすごく寿司が普及していますから結構まともな寿司も出てくるのでしょうが、まだオーストラリア人は寿司ってなんだかわからないような時代の話です。 もっともそこに集まったのは、ファッション関係の人が多かったので、寿司の事多少知っている人もいるにはいたのですが。

で、彼女の作った寿司が登場した時に僕は息をのみました。 彼女としては握りすしを作ったのでしょうが、シャリの部分は小型のおにぎりみたいにでかくて丸いし、その上に乗っているマグロは形もバラバラでぶつ切りみたいなのが有るだけならともかく、色がもう黒ずんでいる上に虹色しちゃってるんです。 真夏の頃だったのですが、彼女には寿司は生物だからネタは冷蔵庫に入れておくとか、作ってから何時間も外に置いておくものではないとかの、基本的な知識がすっぽり抜けてしまっています。

彼女がわざわざ僕のためにそのパーティーで出すメニューを寿司にしたという気持ちは痛いほどわかるし、最初に運ばれて来た時にもその皿を持って僕のところに来て「どう!、寿司よ」って僕の反応を見ています。
心の中では「ヒエーッ!このマグロ色が変わってるだけでなく、何か虹色!」。 
完全に引いてしまっているのですが、そんな事は間違っても言えません。そのうえ握り寿司はマグロと海老だけ! それがが大量に作られているのです。 海老の方は運良く茹でてあったのですぐに海老の方を彼女の見ている前で食べたのですが、(彼女は自分が作った寿司を本物の日本人に食べさせて反応を見たいというか)今度はマグロを持ってきて食べろって言うのです。
シャリには酢などの味はほとんど付いていないし、、、。
もちろん「うわー美味しい、本当にロレイン! あなたが自分でこれ作ったの?」 って言いながら食べましたが、「イヤー、今日は朝食を食べ過ぎてしまって」とかなんとかヘンな言い訳しながらほとんど最初の2個の後は手を付けなかった(手を付けられなかった)ら、「遠慮なんてしないで!」って言いながら、どんどん持って来ます。

こんな経験があるためか、以来オージーが寿司を作っていると聞いただけで、それがプロの作ったものでもなんか引いてしまう癖がついてしまいました。
確かにあれ以来、出席者がほとんどオージーだけのパーティーでも(立食の)結構日本食のオードブルの皿を持ってウエイターが回ってきます。
のり巻きや、ミニ稲荷寿司なんてのが、ギリシャ風のリコタチーズとスピニッチのパイなんかに混じって回ってきます。
それほど日本食が一般化しつつあるのですが、いまだにオージー製作の寿司恐怖症は治っていません。

ただしロレインの名誉のために付け加えておくと、その虹色の寿司の後トイレに駆け込む事は有りませんでした。
このように寿司が(日本食が)一般化する一方で、オーストラリア政府衛生局の取る不思議な政策についてはまた明日書きます。


2001年5月29日

昨日の続きです。 寿司の事を書いたついでに面白い事を思い出したのです。
日本食がオーストラリア人にも普及始めた頃(確か7〜8年前くらいだったと思いますが)突然日本食料品店で海苔が買えなくなったのです。
棚に全く置いてないので、品切れにしては変だなと思い、お店の人に聞いてみると、輸入出来なくなったのですとの事。

「エ???」輸入出来ないっていう意味さえ理解できません。 店員さんも詳しくは分からないようですが、輸入された海苔にはオーストラリアで許される以上の量の砒素が含まれているからとか言います。
たまたま検査を受けた海苔に、規定以上のものが含まれていたのだろうかとか、いろいろ考えるのですが分かりません。

そのうちシドニーのお店からほとんど海苔が姿を消しました。 別に海苔がなければ生きていけないわけではないけど、何か納得がいきません。
それよりそのような状況になっていても、日本食レストランではちゃんとのり巻きは出てきます。
そのうち、日本食料品店のレジで、前に並んでる人が海苔を持って会計をしているのを見かけました。
「あれ! 海苔はまた売ってるの?」って聞くと、なんとなく声を落としてその店員さんは、「ご入用なら有りますけど」って言うんです。

頼むと彼女は店の奥に消えて行き海苔を持って現れました。 
それはまるで、アダルトショップかなにかで法律に引っかかるような裏ビデオを、大丈夫と思われる客にはこっそり売っているような状況なのです。
何で海苔売るのにこんな事やってるんだろう。 思わず笑い出してしまいました。
オーストラリアのお役人は海苔など食べた事ないから、オーストラリアの食品衛生法をそのまま適用したために海苔は有害物質が規定以上含まれてるからダメって言ってるんだろうと僕は想像しました。
それにしても、日本では少なくとも100年は海苔を食べてるし、確か海苔は燐だか窒素だか砒素だか(すみませんうろ覚え)も食料にして育つって聞いていたので、ある程度は含まれるのは当たり前とも考えていたのです。

で、ここで単純に「オーストラリアのお役人は分かってないんだから! 日本は長年海苔食べているから何の問題もないのに」っていう風に考えるのは簡単です。
しかし僕はもう一度考えてみました。 というのはその食料品店にアルバイトで働いていた若い人と話したことを思い出したのです。
彼が言うには、ある日検査官が倉庫に来て、日本酒を全部その検査官の目の前で廃棄処分にするように命令したそうです。 その前に検査官は店に行って何本カの酒を見本として購入し、検査の結果規定以上の防腐剤が使われていると言う事が発覚したというのです。

このアルバイトの青年は何百本も検査官の前で酒を下水に流したそうです。 酒飲みの我が親父に言わせると、赤道を超えてオーストラリアに送られてくる酒は腐らないように防腐剤をかなり入れてるのではないか、確かにこちらで買った日本酒は臭いって言うのです。
もしそれが本当なら、検査官が正しいと言う事になります。
そう考えると、確かに日本の海苔も体に有害な可能性も有ります。

どっちが正しいのかは(ずっと食べてるから大丈夫と単純に考えないで)よく考えてみる必要があるかもしれません。
じつは、この海苔以上に興味深いものがあります。
それはマヨネーズなのです。 それもある特定の種類、つまりキュー○ーマヨネーズという銘柄だけなのですが、オーストラリアには輸入できません。(確かまだ許可になってないと思うのですが)この銘柄、日本ではかなりのシェアー(ダントツの第一位だと思う)のマヨネーズなのですが、話によると使われている卵の黄身の量が多すぎると言うのです。

皆さんご存知だと思いますが、マヨネーズは卵の黄身と食用油とを攪拌して作ります。 家庭で造るときは生の卵の黄身を使いますから、いくら考えても腐らないわけはありません。
規定以上の黄身を使った場合は、危険なのかなと色々考えてみるのですが、本当のところはまだ僕には分かりません。

日本ではマヨネーズを何にでも使うマヨラー族というのがいるらしいのですが、日本で最も人気のある銘柄のマヨネーズがオーストラリアでは輸入禁止という事実は非常に興味深いものがあります。
誰か良く調べてみると「すごい事実」が浮かび上がるかもしれません。

ここまで書いてオーストラリアの魚屋で使ってる防腐剤の事も、また明日続きとして書きます。


2001年5月30日

またまた昨日からの続きです。
いまだに、海苔に含まれるという砒素について迷っています。 日本ではそんな話題は出ないのでしょうが、オーストラリアの食品衛生法で止められたという事は、ひょっとしたら昔の海苔は(汚染が無かったから)そんなに多く含んでなくて、最近そういう重金属系の含まれる量が増えているという事なのかとも考えられるし。 

この辺の事は良く調べてみようと思っています。 
これに関係した事なのですが、なんとエスキモーの間にも問題が出ているのです。 彼らは狩をして手に入れた獲物をいまだに食べていますが、その中に含まれる(特に獲物の脂肪に多く含まれる)重金属や化学肥料系などの有毒物で、問題が起きているのです。
工業地帯などというのとは全く無縁に見える北極圏に生活する彼らにも、地球の汚染の被害が広がっているのです。

何ともっとも危ないのが白熊(そうです、彼らはいまだに白熊も捕獲して食べてるようで)の脂肪だとか。
なぜ、トドやセイウチよりも白熊の方が危ないのかはよく分かりませんが、全く地球の汚染とは関係ないと思われているような地域に生息する生き物にも影響が出ているようで。
という事は、当然海苔などにも影響はあるのかなと思うと、オーストラリア食品衛生局の出した判断と言うものに注目せざるを得ないと言うか。

普段僕が買うオーストラリアのシーフードについて書きます。
オーストラリアの衛生局も人手不足なのか、たまに「こりゃー問題だぞっ」て思う魚屋さんが有ります。
先日もフィッシュマーケットに行く時間が無く、(フィッシュマーケットが全て安全と言うわけでもないのですが)「イーストレイクス」の方の魚屋さんでタコを買ったのです。 その日使おうと思っていたのですが、来客があって外食になり、次の日にそれを冷蔵庫から取り出しました。

買った魚屋は、中国人経営のようで、魚の扱いとかは中国式なので、そこの店には刺身で食べられるようなものは一切おいてありません。
たとえ刺身用と売っていたとしても、生で食べる魚はチョット遠慮したくなるような雰囲気で、ちゃんと氷も使ってない(魚にかぶせてないと言うか)そんな雰囲気の店です。

僕としてはタコはイタリア風にマリネして、バーベキューにしようと思っていたので買ったのですが、その日に使わなかったし翌日になってしまって、恐る恐る袋を冷蔵庫から取り出して匂いをかぎました。
するとどうでしょう、全く腐敗臭どころか生臭さも無いのです。
すごく新しかったから? いえいえ実はここが問題なのです。 前の日記にも書きましたように僕は嗅覚が異常に敏感なので、すぐに分かったのですが、ものすごい量の防腐剤が使われているのです。 カルキ系と言うのでしょうか、プールの水にも使われるような匂いのやつです。
はっきり言って中途半端な量ではないと思います。 当然そういうものを使っていれば、イタミが極端に遅くなりますから売れ残っても次の日(いやまた次の日)にも売る事は出来ます。
これって絶対に反則ワザだと思うのです。 このような防腐剤をどんどん使って体に良い訳はありません。
このような魚屋は結構あります。 もっと保健所も立ち入り検査をしてもらいたいのですが、オーストラリアでは(常に人手不足)それも期待できません。
なんでも人手不足の国ですから。 これは余談ですが、オーストラリアに来てから20年以上毎日のように運転していますが、今まで一斉検問とかで免許の提示を求められた事一度もありません。
一度だけ飲酒運転の検問で、風船を吹いた事が有るにはあるが、その時も免許証は出せって言われなかった。

話が飛んでしまいましたが、とにかく僕は最近食品について非常に敏感になっています。 自分でタイ風やベトナム風の料理を作るために、庭で瘤(コブ)ミカンやタイ風バジルを育てて、かなりの殺虫剤を使わないと、特に瘤ミカンの葉など虫ばかりついてしまいます。
しかしトムヤムクンなどには欠かせないこの葉っぱに殺虫剤など絶対に使えません。 でも店で売っている瘤ミカンの葉は全く虫の被害も無いようにきれいに揃っています。
やっぱり殺虫剤とか使ってるんでしょうか。 
考え出すときりがありませんな。


2001年5月31日

ここ数日食品の危険性のことばかり書いてしまっていました。
実は娘が一昨日に、蓄膿症(?)の手術を受け、一泊病院に泊まって昨日帰ってきたのですが、麻酔が強すぎたのかなんかモウロウとしてます。
なぜ、蓄膿症のところに(?)マークを付けたかと言うと、英語ではSINUSというのですが、辞書を見ても知ってる日本語が出てない!
詳しく書くと、鼻の奥の(鼻腔というのか)方が曲がっていて通りが悪い。多分骨が変に成長して曲がっていると言うか。 別に膿がいつもあってというのではないので、蓄膿症とも違うのかもしれませんが。

いつからそんな問題が出ていたのか良く分かりませんが、とりあえず鼻の奥の方をドリルとノミを使って奥に通じる鼻腔を広げる手術だったのです。
一応全身麻酔で2時間ほどかかった手術なのですが、手術終わって病室に移され、寝ている顔を見てビックリ!
顔中腫れ上がっているは、目の周りは殴られたみたいに青黒くクマになってるし。
今このHPに書き込んでる後ろで、顔中バンソウコウだらけで、ウンウンうなっております(麻酔がきれて痛みが出て来てるようで)
縦にも横にも顔中バンソウコウが走ってまるで、アイスホッケーのゴールキーパーのマスクみたいです(^^;)

たった一日ですが、病室に見舞いに行ったら、昔若い人のお世話をする仕事をやっていた頃を思い出してしまいました。
あの当時は本当によく病院に行ったものです。
事故での怪我や、病気、中には子宮外妊娠ですぐに気が付かず、出血多量で危うく命を落としかけた人もいました。 聞いたら「これで妊娠3回目」と言われびっくりしましたっけ。
ワーホリでオーストラリアに来た者同士(カップル)で、別れ話がもつれ、酒が入った男の方が狂って、ナイフでめった刺にされた彼女のために病院に駆けつけた時には随分長く入院してました。
ある日突然のように精神錯乱になって、オックスフォードストリートを、ほとんど真っ裸で、わめきながら歩いていて、民家の窓を素手で割ったりしたために手から血を流しながら歩いていて、救急車が駆けつけても抵抗して、パトカーの警察官と救急隊員にやっと取り押さえられた彼は、今ごろ日本でどうしてるんでしょう。 突然狂ってしまう前の彼は本当にまじめで、誰からも愛される好青年だったのに。

娘を見舞って病室で待っていると当時のことが走馬灯のようによみがえってきました。
医者や看護婦でもないのに、普通の人の何倍も病院へ行く(仕事柄)経験をしてしまった僕ですが、いつまでたってもあの雰囲気と言うのは好きになれません。
病院の雰囲気が好きと言う人のほうが少ないでしょうが。
娘の手術の事を書き始めたら、色んな事を思い出してしまいました。

今度別の機会にその当時のことでも特に印象深い事を整理して書いてみたいと思います。
 



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