2001年10月前半の日記
         
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2001年10月1日

本日の日記はお休みしました。


2001年10月2日

昨日の日記をお休みしてしまいました。 女房の幼馴染が一日遊びに来ていて、(昨日はレイバー・デイで休日でした)夜までいたので、話し込んでしまった。
彼女の名前は、「Meg Stewart」 映画を監督製作たり、小説を書いたり、多才な女性です。
彼女の父は著名な詩人 Douglas Stewart 母も名の知れた画家Margaret Coen です。
といってもオーストラリアで有名なわけで、僕も彼女の亡きご両親には会ったことはあるが、作品などは良く知りません。

相変わらず独身で、気ままな生活をしている彼女ですが、話していて昔の事を色々思い出してしまいました。
いまから約30年も前の話です。 まだ僕がロンドンに行く前で、彼女はオーストラリアから女房を頼って日本に遊びに来ました。
女房と大学の同期だった関係でとても仲が良く、すぐに二人一緒に旅行に出かけました。 女房も当時早稲田大学の大学院へ留学していた身分だったので、時間はたっぷり有ります。
で、二人はヒッチハイクの旅に出かけました。
今の日本の現状は良く分かりませんが、当時は日本もとてもノンビリしていて、我が女房はヒッチハイクで日本全国を周るのを趣味みたいにしていました。 僕は、女房とヒッチハイクの旅には乗り気ではなく、一度も一緒に出かけたことは無いのですが、彼女に言わせると、世界で一番安全にヒッチハイクができる国だと良く聞かされました。

さて、メグちゃんとの旅は関西、四国、九州とかなりの地域を網羅して、大いに楽しんだようです。 
とにかく若い(当時は女房も若かったんだ!)”ガイジン”の女性二人組みです、簡単にヒッチハイクができたようです。
そうなると、逆に乗せてもらう方が車を選ぶなんてことになってたようで、彼女たちに後で話を聞くと、いや「日野」の何とかという大型トラック(長距離便)は座席からの眺めが良いとか、はたまた別のメーカーのは後ろに付いてる寝台のスペースが広くて良い、眠たい時にはちゃっかり使わせてもらったりと、(随分ずうずうしい!)交通費ほぼゼロで、何千キロにも及ぶ旅をしたものです。
もちろん乗せてもらったのは長距離便のトラックばかりではなく、普通乗用車もあり、ある老人ご夫婦に乗せてもらった時には、家にまでよばれて、大変なご馳走になったそうです。
その理由というのが、そのご夫婦の娘さんがエアーホステスで、海外に行っていつも外国でお世話になってるから、恩返しと言われたそうです。
外国で世話になった、それがどこの国だか関係なく、女房たちが外国人だからという、いやはやなんともすごい理由なんですが、なんか嬉しくなってしまう話です。
当時はノンビリした時代だったのでしょう。

また、考えてみるとこの「ヒッチハイク」というのが当時も今も若いオーストラリア人には、交通手段の一つと考えてるふしがあります。
1990年代にはアイボン・マラットという、ヒッチハイカーを狙った連続殺人鬼がオーストラリアに出現しますが、相変わらず僕らが毎年メルボルンに行く時など、よくヒッチハイカー見かけます。
アメリカでも結構いるようですが、僕がイギリスに住んでいた当時は、イギリス人のヒッチハイカーというのはオーストラリア人と比べて少なかったと記憶してます。
ところが、イギリス人もオーストラリアに来ると結構ヒッチハイクやるんですよね。 気候風土と、ヒッチハイクが良く合うのでしょうか。

女房が日本でヒッチハイクばかり(多分僕が一緒に行かなかった旅行はすべて)していた時代に、日本人でヒッチハイクしているのは見た事が無かったとの事、日本ではヒッチハイクはあまり良い事ではないのかも知れません。

昨日メグちゃんとその当時の懐かしい話をしていたら、一日があっという間に経ってしまいました。
そうそう彼女、ちょうどアメリカ多発テロ事件が起きた時には、今度はヒッチハイクでなく、一人でケアンズやダーゥインの方に、4駆の車でのツアーに参加していて、これも大いに楽しんだとか。
てっきり4駆のバスかと思ったら、ランドクルーザーとか、パジェロみたいな車のツアーが有って、ガイド件運転手がお客を乗せてアウトバックを走るとか。 先々でテントを張ってキャンピングをしながら周るそうです。
有料のヒッチハク感覚かもしれません。
(その運転手件ガイドが、女性だったというのも、さすがオーストラリアらしい)

僕もそのツアーには大いに興味をそそられました。 いや僕だったらシドニーから4駆を自分で運転して行くかな。


2001年10月3日

友人からも、オヤジの容態についてご心配してしていただき、お礼を申し上げます。
オヤジは病院では英語ばかりだったのか、緊張していたみたいです。
ところが皮肉にも、ちょうど退院の支度をしていたら、入っていた病院セント・ビンセント・プライベートには日本人の看護婦さんがいる事を知りました。 なんと、挨拶の来られて話したら、親父が入院した前の日に、日本に一時帰国していて、オヤジが退院した日からまた働き始めたとか、全く運がないと言うのか。 彼女がいたら、僕も一日中病室にいる必要は無かった。 何しろ次々と行われる検査がいつ始まるかも判らないような状態で、看護婦さんが「入れ歯があるなら外してください」と言う事も、いちいち僕の携帯に電話がかかってきて(早朝だったので僕はまだ家にいた)通訳をしなければならない始末。
また検査の結果を担当医が報告に病室に来るのを待つのも、一体いつになるか分からないような状態でしたから。

オヤジは、家に帰って来て、日本語は通じるし、食べたい物はあるし、NHKは見えるしで、けっこう元気だしてます。
まあ残る余生、好きな事をやったり(と言うほどもう元気は残っていませんが)好きなものを食べて、せいぜい楽しめばいいと思っています。

今後僕はこのHPの日記で、なるべく親父のことは書かないようにするつもりです。 それでなくても、今回の事は頭から離れないし、日記にまで書こうとすると、そのことばかり考えてしまうので。
気分転換にというか。 また読む人も、他人の看病日記みたいの読んでも、面白くありませんからね。

今日はじつは、夫婦別姓について書こうと思っていたのですが、上の前置きが長くなってしまったので、簡単に書きます。

先日NHKの番組で夫婦別姓についてのインターネット・ディベイトという番組をやっていました。
それを見ていて、驚きの連続でした。 
まず、いまだ日本では夫婦別姓が認められてない(だからこのディベイトやってたわけですが)と言う事自体が驚き。 とっくに認められてると思ってたので。
次にそのディベイトの中身です。
司会者をはさんでそれぞれ、別姓賛成派反対派、またそれ以外にインターネットでメールを送ってと言う趣向なのですが、別姓に反対の立場の関西の方のある大学の教授の意見は、「別姓にすると、家族の絆が希薄化する恐れがある」と言うのです。
つまり夫婦間の絆だけでなく、親子や孫の関係が崩れていくという危惧なのだそうです。
全く、笑ってしまいます。 全く日本の学者様は何を考えてるのだか。

で、方や賛成派にしてもある主婦は、結婚したがお互いに一人っ子で、旦那の姓になったために、自分の姓がそこで途切れてしまうと心配なさってます。 つまり別姓なら、子供のうち一人の方にその旧姓を継がせれば、途絶える事ないという。
前の日記に、日本では婿養子を取って、名前が途絶えるのを防ぐと言う、諸外国ならまるで王室の話みたいなことを、日本では真剣に考えてる人が結構居るという事を書いたことがあります。 

また、別姓反対派のある主婦の意見は「ここは日本なのだから」。
この意見はある意味で日本の象徴かもしれない。 ここは日本なのだから、日本の国というのは、別姓など認める国ではないと言う、もうまるで議論になりません。

で、今の日本の世論調査では別姓に賛成する人のほうが、反対派を上回っているのです。
僕は基本的には制度としての結婚も認めてません。 ましてや、別姓にするかしないかはその本人に任せると言う、全く基本的な法律さえいまだ成立しない国、「日本」は何おか言わんやです。
いや〜、やっぱり日本は、おもしろい国です。
ちなみにこの話を女房にしたら、いまだ認められてない日本にはビックリしながらも、名前が途絶えるという心配なら、スペインみたいに両方つけちゃったらと半分冗談とも取れないことを言っております。
そういえばスペインのテニスの選手アランチャ・サンチェスはいつからかアランチャ・サンチェス・ヴィカリオと言う名前で呼ぶようにテニス協会に申し入れてましたな。 サンチェスがオヤジで、ヴィカリオが母親です、この場合。
そう、本人の好きに任せればいいです。


2001年10月4日

今日の日記(米に関しては、「」のページに引っ越しました。


2001年10月5日

今朝PCを立ち上げて、インターネットエクスプローラーを開いたら、いつものようにMSN(ニュース)のページが開いたと思った途端に、いきなり全体が青い色に変わって、ウインドウズXPのアイコンが出現。
一瞬、新手のウイルスかと思ってしまった。 すぐに新しいウインドウズXPの宣伝だと判ったけど、かなり手荒い宣伝ですな。
そのXPのアイコン消すまで、見たかったニュースは見せてもらえないという。 いやビックリ!&不愉快!
テレビを見ていて、いきなりコマーシャルが始まるという以上のアラワザに感じました。
今日あたり、すでに手に入れてあるこの「ウインドウズXP」をインストールしてみようかなと思っていたのですが、へそ曲がりの僕はこんな宣伝の仕方をされると、なにか引いてしまいます。

それにしてもマイクロソフトも必死なのかもしれない。 テロ以来不況が深刻化していて、アメリカの経済を支えていた産業の一つIT関連が、かなり落ち込んでいるので。
一昨日娘にウインドウズXPにしてみようかなと言ったら、「なにそれ?」って言われてしまった。 毎日のように大学の研究で(インターネットを通しての)コンピューター使ってる娘にしても、全くご存知無い。

多分日本でも、一般にはこのXPほとんど知られてないから、このようなアラワザをマイクロソフト社も使うのかもしれない。
このXP、僕としても本当は必要無いし、あまり興味も無い。
今僕が使ってるウインドウズ2000で充分だと思ってるから。 しかし一般にはウインドウズ2000というのは、それほど普及してなくて、98やMeが主なわけです。 
僕のような自作PCではなく、街で売ってる出来合いの(メーカー製)PCには、ほとんどウインドウズ2000は入っていないから。
ところが、今度のXP、じつはこのウインドウズ2000なのです。 中身はほとんど変わりが無い。 はっきり言って、名前を変えて、デスクトップのデザインをちょこっと変えた程度らしい。
その違いを検証すべく、XP手に入れてきたのですが、今使ってるウインドウズ2000があまりにも安定してるので、他のPCに入れてみようかなと思っています。

とにかく、ウインドウズ98やMeを使っていた時は、何かと言うとフリーズしてしまい、どのキーを押しても反応しなくなる。 最終的には無理やりスイッチ押して再起動かけたりしていたわけですが、いやはや悪夢の連続でした。
2000使い出してからたまにノートに入っている98使いますが、それこそ前世紀の遺物という感があります。
もちろんマイクロソフト社もそんな事は百も承知で、とうとう9X系(95や98やMeがこれにあたる)を捨てたのです。 しかし捨てたとは言えないから、今度のXPはいかにも全く新しいOSであるように宣伝してます。

今98を使ってる人で、フリーズなどの問題で不満に思っている人には、お勧めですが、2000を使ってる人は初期不良が改善される頃まで待つのがいいと思います。
しかし考えてみると、ほとんどの人が2000やXPに移行したら、メーカーの電話サポートなど、大いに暇になるでしょうね。
いまやCD-WRもかなり安定してきたので、よっぽどわけの分からないソフトを入れない限り、問題出なくなって来てますから。

と、ここまで書いて我に返った。
今日は医療についてちょっと書こうと思っていたのに、PCの事を書くと相変わらず止まらなくなってしまう。

じつは日本にいる妹にオヤジの容態を電話で伝えたら、妹も(更年期の歳)乳から血が出てビックリして医者に行ったとの事。
いろいろ話してみると、随分日本では(日本にいる我が一族だけかもしれませんが)医療検診に関して後進国的なので、開いた口がふさがらない。(この件に関しては下に訂正があります。)
妹は、血など出るものだから乳癌の可能性を考えてオロオロしていましたが、聞いてみると今まで一度も乳癌の検査をした事が無いという。
もう50歳になっているのに、今まで一度も「マモグラム」をやったことが無いなんて、オーストラリアでは考えられない。
オーストラリア(N.S.W.)では確か45歳を過ぎると、「BreastScreen N.S.W.」というところから通知が来て、乳癌の検査であるマモグラムを受けに行くように、検査をする場所まで指定してきます。
もちろん無料です。 乳癌と言うのはこの検査で早期発見ができれば、かなりの確率で助かる癌なのです。

ところが妹に話を聞いてみると、昨年だったかに人間ドックに入ったが、その時も検査を受けなかったと言う。


早速妹にマモグラムを受けるように話しました。 僕は妹が50歳になるまで一度も乳癌の検査を受けた事がないという話が信じられなくて、この検査を受けに行ったら、「やっぱり受けた事有ったわ」という連絡でもあると思っていたのですが、何と「マモグラムって、あんなに乳房を押しつぶすようにして検査するなんて! 初めてでビックリした」と報告してきました。

この日記を読んでる女性で45歳を過ぎてるような人は(それほど多くはないかと思いますが、)すぐにでも、そして定期的に(2年に一度)このマモグラムを受ける事を強力にお勧めします。
訂正
この日記について、日本の友人からメールをもらいました。
彼の住む神奈川県では、オーストラリアのようにちゃんと検査の通知が来るそうです。 同じ県内に住む我が妹が知らないということは、ただただ彼女の無知が証明されたというか。


2001年10月6日

まず最初にお詫びと訂正を。 
昨日の日記に書いた、乳癌の検査の事ですが、日本の友人からメールをもらって、日本でもオーストラリアと同じように検査の通知が来て指定された場所で検査を受けられるとの事。
やっぱり、危惧した通り(昨日の日記でも、我が一族だけかもしれないと書いたが)我が妹の無知が原因のようです。
メールをくれた友人は、偶然にも同じ県のそれも結構近い地域に住んでいますから、妹にもそういう案内は来てるはず。
ただただ妹の意識が低いのでしょう。 それにしても妹の亭主も何も知らないんだろうか?
その友人からのメールには、「日本は医療機関的というより、日本人個人の意識の低さがすべての根元ではないかと思います。 日本人は良くも悪くも、個人という意識が、諸外国に比べて非常に低い人種なのではないかと思います。」
と書いてあって、まさに我が妹のケースがこれですな。
と、いうことで改めて昨日の日記訂正させてもらいます。

さて、
今朝新聞を読んでいた女房がちょっと嬉しそうに「あたり前よね〜」と言うので、僕もその記事を読んでみました。
それは今のアメリカやオーストラリアの病める部分を浮き彫りにしているような内容でした。
記事には、あるバカが(当時未成年)走る電車の窓から身を乗り出して、電車の車体にペンキのスプレイで落書き(グラフィッティー)を描いてる最中に身を乗り出しすぎて、頭を電柱か何かでぶつけて、大怪我をし、脳にダメージを受けて後遺症が残ったからと、(州立)鉄道を相手取って、百万ドル単位の賠償訴訟を起こしていたのが、却下されたと言う記事です。
もちろん女房は却下に対して「あたりまえだ!」と喜んでいるわけですが、僕はその記事を見ていろいろな事を考えてしまった。
まったくバカな弁護士主導の民事訴訟。
今回の事件にしても訴えてる内容は、鉄道側が身を乗り出せるような窓をつけてるという事に対して、責任を追及しているのです。
いえ、これ「本当の話」なのです。
シドニーの電車はこういうバカをだけでなく身を乗り出したりすると危険という見地から、もともと窓は大きく開かない造りになっています。
で、このバカはこの少しの隙間から無理やり上半身を突き出して、落書きをしていたために、電柱が迫ってきた時にすぐに車内に戻れなかったのでしょう。
そういう状況でも訴訟を起こす感覚、これが一番腹が立ちます。 訴訟王国アメリカの影響は歴然で、今やオーストラリアはこの手の訴訟の数では世界第2位とか。
何でこんなに多くなるか、それはハイエナのような弁護士が「たきつける」からです。 つまり、本人に裁判を起こす気は無くても、勝ったら何割(正確にはオーストラリアではこの方法はできないはずですが)もしくは、勝たなければ弁護士料は要らないからと言って、裁判を起こさせる弁護士がいる。 アメリカがお手本です。
こうなると、弁護士の人間としての倫理観の問題になってくるのでしょうが。 僕が行くそばのショッピングセンターにも、何か訴訟を起こしませんかというようにも受け取れる、弁護士事務所の看板が出ていた。
(まさに禿げタカか、ハイエナ感覚)

僕がワーホリの女の子のレイプ裁判で闘っていた時にも、相手の日本人の(加害者)オーストラリア支店長は金の力で飛び切りのもと検察庁出身の法廷弁護士をつけてきた。
もう誰が見てもこのオヤジがやったというのは一目瞭然(被害者が何人もいるのですから)誰の目にも明らかなのに、無罪を主張しているために、そのオヤジの弁護士は、被害者の女の子たちがまったくのデタラメ、でっち上げを言っているという、主張を始めた。
次々に証言台に立たされる女の子たちに向かって「嘘つき呼ばわり」と言う、なんともやりきれないその弁護士のやり方を見た時に、若い時には一生懸命勉強して国家試験にも通ってというような人間が、金のためとはいえ、このスケベ・オヤジがやったと百も承知の上で、こういう論争を裁判で展開しているという状況がなんとも悲しかったものです。 

もちろんその裁判では、裁判が進行していくにつれ、そのオヤジにとって、なんとも状況が悪くなりその弁護士のほうから法廷の外で、我々に対して、「一転」罪を認めることにしたから、今後は和解の方向でとか言ってきた時は、最初から罪を犯したことが判っていながら、被害者に偽証と追及する姿勢について倫理観などを含めて聞いてみたくなったものです。
もちろん、弁護士として仕事と割り切っていると言うのは十分承知の上で。
(仕事のうちというのなら、弁護士って「随分なお仕事」なんですな)

今も日本ではオウムの裁判で、元検察出身の弁護士が一杯ついて、大いに引き伸ばし作戦を展開して、裁判は遅々として進んでないとか、どこかに書いて有りましたが、いろいろ考えさせられますな。


2001年10月7日

本日(日曜日)の日記はお休みしました。


2001年10月8日

昨日は一日「バサースト1000Km」という、レースを見ていました。
このレースはオーストラリアでもっとも伝統のある有名な耐久レースで、最近、ほとんど国内のレースは見なくなってしまった僕ですが、これは別格というか。
何しろ、朝の7時から夕方の5時までぶっ通し10時間テレビで実況しているのですから、日本ではまず考えられないところ。
これは日本と「時間の感覚」の違いです。 スポーツ専門のテレビ局でもないのが、日曜日に一日中レースの実況をやってるのですから。
いくら伝統のあるレースといっても、オーストラリアン・グランプリでもないのに、「10時間」ですから、いかにノンビリしているというのか。
オーストラリアではこの車のレースだけでなく、例のノンビリスポーツの代表格、クリケットでもほぼ一日中テレビ実況やってる事がある。(最近はさすがに減っているが)

さてオーストラリアでは車を運転していて交差点で停車すると、頼みもしないのに無理やりフロントウインドウを洗うサービスに出くわしたり、また我が家の近くでは、ボンダイビーチが近いためかしょっちゅうライフセーバーへの募金といって、なんとなく怪しいのが、缶持って来て小銭を催促します。

街を歩いていても、小銭をせびってくるのもけっこういる。
日本では乞食でない限り、通行人に小銭をせびるというのはほとんどないと思うのですが、イギリスではオーストラリアよりも経験したものです。
(日本でも最近はこういうのいるのかな?)

ものを「乞う」、または「せびる」という行為に対する考え方の違いというのでしょうか。 
あるときうちの近所の交差点で停車していると、歩道にいる紳士が僕に話し掛けてきた。 聞いてみると、ガス欠でうっかり財布を忘れてしまったので、小銭があったらというのです。
見ると歩道には、彼のスクーター(イタリア製の可愛い小型の)が置いてあり、その紳士もけっこうしゃれた格好をしている。
彼曰く、この小さなスクーターだから1リッターも有ったら、何とか家の近くまで帰れるからと言うのです。 喋り方もなかなか紳士的。
で、僕は車の小銭入れから1ドルコインを一枚渡した。
いや、助かりましたとばかりに丁重に感謝された。

ところが!2日ほどして違う交差点でこのオヤジ何と同じように、スクーターを歩道に停めて、交差点の赤信号で停車する車の運転手に同じ事をやっているではありませんか。
随分長年海外に住んでる僕ですが、これには本当にビックリした。
正確に言うと、自分が騙されたという事にビックリした。 風体から言っても、そんな事をやるようには見えないし、そこまでシチュエーションに凝って、スクーターという小道具まで使って、金をめぐんでもらう(いやこれは立派な詐欺ではないかと思うのですが)というのも驚き。
ひょっとして、そうやって人を騙すのを楽しんでるのかもしれないと思った。 その2度目に見たときには、彼は僕の事を覚えてなかったとは思うが、なぜか僕の方には貰いに来なかった。 来てたら、どうしてそういう事をするのかと、議論を吹っかけてたかもしれない。
多分罪悪感も、恥ずかしさも最初から無いのでしょうが。

と、ここまで書いてもう一つ思い出した。
昔僕がロンドンに一人で遊びに行ってた頃(住みに行く前です)、蚤の市で有名なポートベローのそばを、一人で歩いていました。
ポートベローあたりは当時、蚤の市が立たない日はとても静かな閑散とした地域でした。
夏のたそがれ時で、裏道なのでほとんど行き交う人もいない石畳の路地。 飯を食いに行こうと、当時泊まっていたところから出てきたのですが、一人で食うのもなんだかな〜と思いながら歩いていた。
と、向こうから僕と同い年くらいの(僕もその時は20代前半です)の女の子がこっちに向かってコツコツと石畳特有の音を立てながら歩いてくる。
近づくにつれ、ちょっとヒッピーぽいがかなり魅力的な顔をしてます。
一瞬僕はいっしょに飯でも食いたいなと思った。 どんどん彼女は僕の方に近づいてくる、でもどう声をかけたら良いか判らない。(英語その当時はそんなに自信なかったし)
心の中で、「どうしよう。 このままではすれ違って彼女はそのまま反対方向へ行ってしまう」と迷っていたが、声を掛けられないまま、まさにすれ違おうとした瞬間、「小銭をめぐんで!」と彼女に声を掛けられた。

あっけにとられたというか、一発で、しらけてしまいました。 可愛いと思っていたその女性のイメージが、ガクッとその場で崩れ去ってしまうというか。
この「小銭をめぐんで!」というのは、ロンドンの街の中ではしょっちゅう聞いていたセリフなので、僕も瞬間的に「あげる金は無いよ」といつも使うセリフでかえして、いつものように無視して歩き去った。
反射的にそうしてしまったんですね。

僕はあの時、「じゃあいっしょで飯でも食わない?」って言っても良かったのかと、思い返す事があった。
僕もその時、一人で飯を食いに行くのもなんとなく寂しいなと考えながら歩いていたし、彼女も晩御飯のために金をせびったのかもしれない。
それも、お互い同じような年恰好の上に、僕も似たようなカッコウで歩いていたし。 今の日本で若いオネーチャンがオヤジに何かせびるというのとは違うシチュエーションだし。
でも日本人の僕にとっては、いくら魅力的な娘でも、金をせびるという行為に、百年の恋もいっぺんで醒めてしまうというというのに近いものが有った。 (この場合は百年ではなく10秒かな) 

多分彼らにとっては、まったく違う感覚でやってるのかもしれませんが。


2001年10月9日

日本では警察の不祥事というのが大分話題になっていましたが、昨日のニュースで、オーストラリアの警察の腐敗の事をやっていました。

世界どこに行ってもこのような問題はつきものですが、日本の場合は不祥事で、オーストラリアの警察の場合は腐敗というほうがぴったり来る気がします。
オーストラリアでは、麻薬関係にからんで腐敗に染まっていく警察官が非常に多い。 もちろん最大の理由は金です。 どこの国でも公僕の給料というのは良くないもので、どうしても金に目が眩んでしまうのが出てくる。

またオーストラリアでは麻薬取引にからむ犯罪が非常に多く、常に警察といたちごっこを繰り返している。
麻薬と言ってもオーストラリアではその種類によって住み分けがあるようで、特に多いのが大麻などの(ヘロインなどと比べて)捕まっても比較的罪の軽い犯罪に走るのが非常に多い。
当然それの売買で儲けてるのも多いわけで、こういった腐敗した警察官が狙うのも、マリファナなどのプッシャー(売人)達のようです。

あまりにもそういった問題が深刻化したために、とうとう州政府はイギリスのスッコトランドヤードの上層部にいた腕利き、ピーター・ライアンを連れてきて、州警察のトップに据えました。 確か、5年程前のことです。
何しろ、腐敗がどこまで進んでるか判らないという惨状に、まったく別の国から連れてくれば、とりあえずは安心という事だったのでしょう。
日本では考えられない。 年功序列の国、日本でいきなり他の国から人材見つけてきて、トップに据えようものなら、非難ごうごうでしょう。

もう一つは、相変わらず生き続けるイギリス・コンプレックスにも関係が有るとは思います。 考えてみても、もし日本人の警察庁出身者を(英語がペラペラのバイリンガルだとして)連れてきて、州警察庁のトップになんか据えたら、ちゃんと機能するなんて絶対に考えられませんから。

警察官の中には、やはりそういうコンプレックスは生きてると思う。 確かにこのピーター・ライアンの喋るイギリス訛りの英語を聞いていると、彼の下で働くオーストラリアの警察関係者もおとなしく(または我慢して?)聴きそうだという感じがします。
逆に我が女房などは、そういうコンプレックスには大いに嫌悪感を表す人間ですから、ピーター・ライアンには結構点が辛い。
僕から見てると、かなり良くやっていると思う。
特にこれは女房と意見の分かれるところだが、彼はメディアをうまく利用していると思う。 (女房はメディアを使いすぎるという)
さて、このピーター・ライアン プロデュース(?)の昨晩のテレビのプログラムも、かなりセンセーショナルな内容でしたし、メディアが大喜びで飛びつくものでした。
何しろこの悪質警察官を捕まえるために、長期的に(2年近く)おとり捜査をやっていたのです。
で、すべての内容が、ビデオや録音で収録されていて、そのすべてをテレビ番組で流したのです。
たとえば、麻薬の売人のアパートに家宅捜査に行かせて、そこでの不正をすべて収録するために、当然そのアパートも売人もそこにおいてある麻薬も、また現金もすべてオトリなのです。
ですから、隠しカメラは天井など何台も配置してあって、すべてが収録されていました。
そのビデオを見ながら、僕も口をあんぐり! 例え、真面目な警察官が混じっていても、まるでマジシャンかスリのような手口で、家宅捜査で次々と見つかる現金の半分以上を自分のポケットに入れていきます。

つまり麻薬取引で得た金も、家宅捜査のときに麻薬と一緒に押収されるはずが、かなりの金が警察官によって盗まれているのです。
また、一度目をつけた売人には、月々用心棒代をせびるのがエスカレートして、その売人が麻薬の仕入先を失ってしまい、売人稼業ができなくなると、ほかの卸元を警察官が紹介してやったり、もう腐敗は行き着くところまで行っていたのです。
昨晩やっていたのはマンリー警察の事なのですが、当然下っ端の警察官だけでなく、かなり上層部まで腐敗は進んでいて、このおとり捜査のすごい事は、その上層部の腐敗を暴くために、ありとあらゆる手を使っていました。
たとえば、麻薬関係の情報を知っているという人間(これもオトリ)が電話をかけて、上層部を呼び出し、いついつの取引の時に、家宅捜査を受けそこにあった現金のほとんどを、そこを捜査した捜査官が着服したというタレコミをさせます。
その時の会話も当然録音されているのですが、その電話に応対した署長は(当然彼も腐敗に絡んでいるので)完全に無視します。

昔のクリント・イーストウッドの映画等にもよくあるストーリーみたいに、下っ端警官の腐敗を上層部に密告したら、何とそいつも一味で、自分が消されてしまうという、ほとんどその世界です。

どのくらいの割合で腐敗が進んでるのかは判りませんが、かなり深刻な事だと痛感しながらその番組を見ていました。
さて、
一昨晩に我が娘がすっかり落ち込んで帰って来て、どうしたのかと聞いたら、友人と食事に行って、店の前に駐車した車の窓ガラスを(レンガで!)割られて、座席に置いておいた携帯電話を盗られてしまったというのです。
それを聞いて僕は娘にすごく腹が立った。 オーストラリアでは車を道に駐車する時に、窓越しに見える車内には、財布や携帯電話はもちろんの事、バッグや上着など絶対に置かないというのが「鉄則」なのです。

旅行者ならいざ知らず、シドニー育ちの娘がそういう不注意をやって、被害を被るというのが非常に腹立たしいのです。
僕は、ロンドン時代の経験から、そういう被害はオーストラリアでは一度も受けたことがない。 常に、気をつけていれば被害はかなり防げると思っています。
どうせ、やったのは子供か、麻薬患者。 携帯電話など盗んでも、たいした金額にもならないのに、切羽詰っているのです。
逆にやられた側は、携帯電話だけでなく、窓ガラスの修理代など考えると、バカにならない被害額です。

そうやって手に入れた金で、麻薬を買って、その金の一部が本日の話題である悪質警察官に流れるとしたら、、、何と言ったら良いやら。


2001年10月10日

連邦政府の選挙が行われるので、各政党は色々「オイシイ話」をぶち上げ始めています。
労働党は医療プランの中で、歯科治療の補助について、大きく見直すような話が、新聞の1面に出ていました。
それを見て僕は思わず、「そうか選挙が近いんだった」と感じたものです。

世界各国、政治家の公約ほどあてにならないものは無いと思っていますが、オーストラリアももちろん例外ではありません。
僕がもっとも驚いた公約違反は、シドニーのあるニュー・サウス・ウエールズ州政府の選挙の時に労働が掲げた、公約の一つについてです。

州政府の総選挙の真っ只中、苦戦をしていた労働党は、高速道路の無料化を公約しました。
特にM-5という高速道路が通る地区は、特に苦戦をしていたので、その地区の労働党候補は、選挙に勝って州政府が労働党の天下になったら、無料化を行うという、そこの住民には本当に具体的な(オイシイ)公約を発表して、不利という選挙予想をひっくり返して、当選したのです。
その地域の住民というのは、シドニーに毎日仕事で通う人も多く、その有料道路が無料化されることは大きな福音でした。

で、選挙が終わって無料になったか?
イエイエ、無料どころか、逆に料金の値上げがありました。(値上げは選挙後すぐではありませんでしたが) これにはさすがノンビリしてるオーストラリア人も頭に来た人が多かったので、訴訟問題にまで発展した。

ふざけた事に、無料にできなくなってしまった(公約違反)理由が、道路建設された当時の(民間とのジョイントベンチャー)契約書の中に、無料化はできないと書いてあったというのです。
つまり最初から無料化なんて無理なのがわかっているのに、もしくはろくに調べもしないで、公約を掲げてたわけです。
政治家の公約なんてまあそんなもんです。 しかし収まらないのは住民で、かなり揉め続けた結果、妥協案が出されました。 つまりこの契約書の内容などを詳しく検討した結果、重箱の隅をつつくような抜け道的な方法というのでしょうか。

僕は、あるとき友人からその高速道路をよく使うなら、登録して、有料代の還付を受けるという手がありますよといわれた。
その頃僕はカートのレースなどでよく高速道路を使っていましたが、そんな事があるなど全く知らずビックリ、すぐに申し込みました。
もちろん(意図的に?)一般にはそのシステムほとんど知らされていませんでした。 僕は友人が使うのを見て、その小さなキーホルダーのようなパス(中にプログラミングされた、水銀電池みたいな形のが入っている)を無人料金所の機械に当てるだけで通行できるのはすごく便利で、例え有料でも欲しいと思っていました。
何しろいちいち小銭を捜したり、つり銭の無い場合は、混んでる有人料金窓口に並んでという必要が無い。
その上このパスはM-5だけでなく、M-4も使える事を後から知ります。

ところがこれを申し込んでみてビックリ!。 思いっきり手続きが面倒くさいのです。 もう慣れてしまいましたが、まず申込書に書き込むことから始まって、次にこのシステムのための特別口座に一定の金を積み立てる。そして、通行するたびにその口座から有料道路代が引き落とされる。 そして、3ヶ月に一度ずつ引き落とされた有料道路代の明細が送られてくる。 それを今度は、別に送られてきた請求用紙に自分で明細を書き込んで、請求書を送付する。 するとその請求分の小切手が送られてくる。

もうこれ以上複雑にできないのではないかというほどのシステムをわざと、使ってるのです。 内容を聞いただけで、毎日のように高速道路を使用しない人は、しりごみしてしまうようなシステムでしょ?

一回たった3ドルくらいの有料道路代だし、かなりの人が知ってても使ってないかもしれません。 僕はその便利なパスが欲しかった(有人料金所に並ぶのが嫌だし)ので、手に入れたのですが、そうやって明細が送られてくるので、今まで使った分がわかる。
すると思った以上に倹約になっているのにビックリしました。 今までで、軽く百ドル以上は助かっている。 その上我が家の場合は女房も娘も運転をするので、皆で使いまわしているので非常に便利。

と、なにやらいい加減な政治家の公約の話から、このパスの事になってしまいました。 このパスの場合は労働党の嘘公約でしたが、どこの政党でも変わりは無いんでしょうな。


2001年10月11日

アメリカ多発テロ事件以来、すでに冷え込み始めていた景気後退に拍車がかかり、ここオーストラリアでもそれはひしひしと感じられます。

僕の使ってるインターネットのプロバイダーはオプタスという、オーストラリアの2大キャリアの一つ(日本でいうところのNTTや、KDD)なのですが、最近になって、シンガポールの電話会社シンテルが筆頭に株主になった。
で、合理化を進めるために、昨日も突如のごとく1000人単位の首切りを行った。 オーストラリアではこの場合、「リストラ」という表現はあまり使いません。 この「リストラ」の定義は日本と多少違う気もする。

オーストラリアでは、倒産の危機に瀕しているような会社が、大改革を行って、構造を大きく変えるときに、人員整理を行うのなら「リストラ」をして、人員解雇したといえるかもしれない。
しかし日本では、総てを「リストラ」という言葉でくくられているような気がします。
昨日のオプタスのケースなどは、まだまだ利益が出ているときに、これからの世界的な景気の動向などをにらんで、大規模な解雇を先行しているわけです。 テレビのニュースに答えていた、解雇された従業員の一人は、今朝会社に来たら突然解雇対象者の中に入っていて、驚きと怒りを表していました。 
何しろ、青天の霹靂のごとく、朝出社してみたら、そのままお帰りくださいというような状態になるのですから。
そうこの国では職場や職種にもよるのでしょうが、引継ぎも何も無く言い渡されたとたんに、その場で職場を去るということが有ります。
まるで大失敗をしてクビになったアルバイターのように。
もちろん雇用法で決められた(確か)2週間分の給料は退職金(正確には退職金といわないかもしれないが)を貰うだけです。
ですから、仕事に対するプライドや責任感なども希薄になってしまう。

そのインタビューに答えていた女性は、生まれたばかりの子供はいるし、買ったばかりの家のローンは大量に残っているのに、突然の解雇で戸惑いを隠せず、次の就職先も簡単には無いだろう、というような話をしていました。

で、僕の使ってるプロバイダーの話に戻るとケーブル・テレビ接続で、ダイアルアップ接続よりもうんと速度が出なければいけないのに、ここ数日は問題続出のようで、まともにインターネットできていません。
この問題は、3日前の10月8日から始まって、E・メール使えなくなった。それが治ったと思ったら、今度はインターネットが不調。 特に海外のサイトへのアクセスは、目を覆うほどの状況が続いています。

で、どうなってるのだとサポートに電話をしてもずっと「ただいま混み合っております」のメッセージが出るだけで、全く喋る事もできない。
問題が発生していることは明白なのですが、あまりにも多くの人員を解雇してしまって、復旧作業の人員が足りないのではないかと思う。
サーバーダウンなんて、半日も続いていたら大問題なのですが、もう3日近くまともに動いていない。 特に僕のように、日本のサイトにも良く行く人間には大問題。 ところが文句を言う相手も電話に出ないという始末。

オーストラリアは民営化を早くから進めていたのですが、つくづく民営化の良い面ばかりでなく、悪い面も続出している状況を見ると、(アンセット航空がその顕著な例)オーストラリアのように小さなマーケットの国の民営化には大いに再考(もう手遅れでしょうが)が必要だと痛感しています。
アンセットの倒産は(オイシイ部分をすっかり外国の企業に身包み剥がされて、捨てられたような経過を見ると)多くの教訓を与えてくれています。


2001年10月12日

前の日記にちょっと触れましたが、日本(山口県)にいる母の弟、つまり僕の叔父が癌の末期で、一昨日に日本からもうそろそろだという電話がありました。

母と父が行くべきなのでしょうが、父も先日癌により倒れたばかり、とても今日本に行く体力は無い。
で、僕が母を連れて行くことになりました。
出発は明日(10月13日)なので、当分この日記をお休みさせていただきます。
残念ながら、僕のケーブルテレビCA-TV接続では、日本で使えるプロバイダーは無いだろうし、日本から(ノートPCは持っていく予定ですが)日記のアップは諦めなければなりません。
久し振りの日本、本当はこういうオケージョンでなく行きたいところですが、致し方ないところ。
日本でせいぜい書き溜めた日記を帰ってきてからまとめてアップいたします。

ということで、遅くとも今月の終わりには帰ってきますので、宜しく。


この間の日記は、日本に行っていたために抜けましたので、以下に10月後半の日記を付け加えます。


2001年10月29日

本日朝オーストラリアに帰ってきました。
あっという間の(約)2週間でした。 日本に行った理由が理由だけに、決してノリの良い旅ではありませんでしたが、それなりに楽しむ事も出来ました。 しかしほとんどが山口県で過ごしたので、もう少し時間があったらと悔やまれます。
実は、シドニーに戻る前の晩にオーストラリアから(真夜中)電話があり、何とまた我が父が倒れてしまい救急車を呼ぶ事態になったとの事。
で、翌日の便(昨晩)でシドニーに向けて発ち、本日(29日)早朝到着後、早速病院に駆けつけました。 胃癌の一部から下血がひどく、輸血を二度受け、今は小康状態を保っています。

なんか、山口県以来病院通いが続いています。
シドニーに戻ったらすぐにこの日記をアップしなければと思っているのですが、また明日から病院に出かけなければならないので、日本での事はそのうちゆっくりまとめて書いてみたいと思います。
ただ今朝着いた飛行機について少々。
まず箱崎からリムジンバスで成田まで行ったのですが、なんと!お客は僕と母のたった二人でした。 テロ事件以来海外旅行に行く人は減っているのでしょうか。
たった我々二人だけのために、あの距離を。 なんか申し訳なく感じてしまうほどで、運転手一番前の席に座って運転手さんと話したりしてました。

もちろん成田もガラガラで、この分では飛行機もがらがらかと思いきや、何と70%ほど埋まっていました。 ところがほとんどがオーストラリア人、彼らは観光客には見えないのですが、こういう事態の時には結構日本人よりも気にしないのか。
さて飛行機に乗って、出てくる食事に付いて来るナイフが何とプラスティック製。 フォークもスプーンもバター引きもすべて金属なのに、ナイフだけがペラペラのプラスティック。 僕が最後に飛行機に乗った時には、ナイフも金属でしたから、これも今回のテロ事件の影響なのでしょうか。

しかし、食事用の切れ味の全く良くないナイフでも金属製は乗っ取りに使われるということなんでしょうが、思わず笑ってしまいました。
今は飛行機に乗る時にはチェックが厳しいので、早めにチェックインした方が良いとかという話はよく聞いていたのですが、シドニーを出るときにも、今回成田を発つ時にもまた福岡から羽田に戻る時にも、全く今までと変わったとこはなく、逆に乗客が減っているだけ混んでないのであっという間にチェックインも出来てしまいました。
どこが厳重になっているのか、僕には見えませんでした。
シドニーを発って、日本に着いた当時は若干日本のほうが暖かかったのですが(と言うよりむしろ湿気が若干多いからか)今朝シドニーに着いたらそれが逆転していて、まぶしいばかりの快晴で、「やっぱりシドニーの方がいい!」って、感じてました。
家のプールには、何と鴨の夫婦が泳いでいます。
シドニー最高!
留守中にいただいたメール、必ず返事を書きますのでもう少しご辛抱の程を。


2001年10月30日

本日も快晴、どうやら僕が日本に行っている間、シドニーは毎日良い天気が続いていたようです。
また一昨日から夏時間になって、日本との時差が2時間、これも結構厳しいです。 今朝もオヤジの病院へ行く前に愛犬を公園に散歩に連れて行くので7時に起きたのですが、まだ体は日本時間、つまり朝の5時。
結構眠たかったです。 だいたい僕はこの夏時間というのが嫌いで、歳とともにどんどんしんどくなります。
日本でも、夏時間をまた復活(そう日本も戦後の一時期夏時間というのがあったらしい)と言うような話も出ているとか。
僕の意見は絶対反対。 もう面倒だし(家中の時計やVCRや車、家電についてる時計をすべて1時間進める)昼飯時になっても腹は減らないし、で、食べずにいると食べる時間逃してしまう場合もあるし、本当に面倒くさい。
さて、昨日にも書いたのですが、オーストラリアに帰ってからもいきなり病院通いが始まり、なんかゆっくり日記を書いてこのHPを更新しようと言う気が起きません。 と、言いつつこれを書いてるわけですが、どうもリズムがしっくり来ないと言うか。
明日も朝からオヤジの手術が始まるので(レーザーで、下血を止めるための)行かなければならない。 まあ明日の結果である程度の事が判るでしょうから、来週あたりから本格的に、昔の調子で日記を書いて行こうかなと思っています。
日本に行っていたのはたった2週間ちょっとだったのに、すっかりリズムが狂ってしまい、昨晩も寝ていてここはどこだか分からなくなってしまいました。 
ウトウトしていたら、遠くから英語のテレビ放送が聞こえてきて、日本でも最近はCNNとか見ている人が増えているので、まだ日本にいるつもりになっていました。
ところが、その英語放送のニュースの内容がなぜかオーストラリアのことばかりやる。 出てくる政治家の名前もオーストラリアの政治家ばかり。
何で、CNNでオーストラリアの野党の政治家の名前まで出して、ニュースをやっているのだろうと、起きてきてテレビの前に座っても、しばらくは自分がオーストラリアに戻って、オーストラリアのテレビを見ているのが判らなくて、チャンネル2って何なんだ(実はオーストラリアの国営放送ABCのチャンネルなのに)って、ボーっと考えてました。
いや恐ろしい!
北半球と南半球で磁場が違うのか、(風呂の水を抜くと渦巻きが日本と反対の左巻きになるように)同じ海外旅行でも、北半球内で動くのと北半球から南半球(またはその逆で南から北でも)に移動するのは、どうもかなり頭の動きが狂うようです。
日本に行った当時もボーっとしているし、やっとなれた頃にオーストラリアに帰ってくるとやはりおかしい。 たった1時間か2時間の時差なのに思いっきり時差ぼけが出ているようなと言うか。
これは、絶対にこの磁場(でいいのかな?または引力のかかり方かしら、まだボケてるような)が北と南で違うからだと確信しています。

と言う事で、半分寝ぼけたような事を書いていますが、来週くらいには元に戻りますのでお許しください。


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