イーロン・マスクが人類初のトリリオネアになった。

昨晩夜のニュースでイーロン資産が人類初の「トリリオネア」になった。
「兆人」ですね。
トリリオンとは一兆のことで、今や世界中に「ビリオネアー」はたくさん存在するが、人類初の「トリリオネア」。

一緒にそのニュースを見ていたワイフに、「何でイーロンはそんな額の賞与を欲しがっているか分かる?」と聞いたら、「そりゃ〜、誰でも多くの収入が得たいからじゃないの?」とあまりにも平凡なことを言う。

そこで僕は「そうか、世間のほとんどの人間はそんなように捉えているんだろうな」と思いながらワイフに解説をした。

そりゃ〜そうかも知れない、僕がたった10年前に(2015年)にモデルSを購入した当時には日本どころかオーストラリア内でもイーロンの名前は全くの無名だった。

今や世界でトランプに次いで最も名前が出るイーロン・マスクだが、たった10年前には無名だった。
僕がテスラのオーナーになってすぐにテスラからアンケートが来て「我が社のCEO、イーロン・マスクについてどこまでご存知かのアンケートにお答えいただきたい」と。

その内容はイーロンの目的「人類のために持続可能な地球をつくる」というを皆んなに知ってもらうために、イーロンがただ単にEV車を製造販売しはじめたわけでは無い」、のようなので啓蒙目的を感じた。

僕はそのイーロンのポリシーに賛同してテスラ車を購入したわけでは「無い」ので、ずいぶん自己宣伝に熱心な人間なのではというふうにそのアンケートに答えながら考えていた。

つまり彼が当時言いたかったのは、EVを製造販売する目的は「EVを世界に広めて利益を増やし、世界有数な自動車会社になる」ことでは無く、サステイナブルな世界を作るのにEVは必ず役立つのでということだった。

なので僕はたまたまアーリーアドプターとして、気がついたらテスラオーナーズクラブオーストラリア(オフィシャル)の立ち上げ時に誘われ、何もしないのに創設メンバーというのでテスラのアメリカ本社から僕宛に感謝状などが届いたりした。

初めてのオーナー同士の親睦会合でクラブ設立が決まり、僕を誘ってくれたキャンベル在住の女性は確か初代クラブ会長になった。

その後テスラのユーザーとして数年経験すると、それまでの儲け主義の自動車会社とは全く違うというか「異質」なテスラの会社を経験して「そうか!イーロンのポリシーが全く一般の利益追求型の自動車会社のCEOとは違うのからなのだ」という納得することがしばしば起きていた。(当時の日記には定期点検が無いなど詳しく書いた)

さてなぜこれほど前置きが長くなってしまったのかは、ワイフに解説した内容に関係するからです。

ご存知のように今テスラは人型ロボットヒューマノイド「オプティマス」やドライバーを必要としない「ロボタクシー」などを開発していて、実現も間近なのですが、AIにしろヒューマノイドにしても彼だからこそほとんどの人よりも正確に未来が見えるのです。
(ちなみに僕はヒューマノイドも必ず買うでしょうね。)

イーロンが最も危惧しているのは、AIの発達によりヒューマノイドがほとんどの分野で人間の代わりが出来る時代が来るが、同時にとても強い「危機感」を持っている。

つまりヒューマノイドが悪意のある人間や国家にコントロールされるようになったら犯罪や戦争での兵隊(兵器)の代わり使えるので、非常に危険なソサエティや世界情勢になる可能性。

で、今は彼がやっているテスラ社は世界中の投資ファンドが株取得に入り込み議決権を強め、利益追求型の企業方針をとってしまう可能性がある。

つまりコントロール出来る状態を保つにはイーロンが最大の議決権を持つべきだと考えるがしかし今や世界中の(例えばノールウェイの国家的なサイズの国民年金ファンドなどの金が流れ込み)投資資金が集まりイーロン個人の持ち株の比率が低下してしまっている状態。

同時にテスラの株主総会などではその多くの投資ファンド達はどうせ政府系の役人がマネージしていて株主総会参加など面倒くさいので自社の人間を送り込まず、議決権を「議株主総会に係る専門の会社」に委託してしまっている状態なのです。
なのでそんな会社が彼のポリシーを本当に理解しているなどとは程遠いレベルで否決権などが行使されている。

そこで彼は最大株主として強い議決権の25%の持ち株比率に戻れるように、ストックオプションを行使して一兆ドル分の株を要求しているのです。

彼ほどの人間ならもうとっくに十分以上の額、何千年にも渡って毎日一億円ずつ使っても使い切れない額を持っているのですから、もっとそれを増やしたいよりお金持ちになりたいなんて「次元」でこの賞与を要求していないのです。

オープンAIも同様に人間がコントロール出来なくなる危険の可能性が彼には明白に見えるからこそ(そもそもイーロンが言い出しっぺで作り危険性を回避するためにオープンにしたAIという意味で名前もオープンAIに)現在のCEOサム・アルトマンを訴えて訴訟中なのです。
危険性を回避する手段はオープンソースにすべきなのは明白。
オープンソースにしている限り悪意のある動きを防御するプログラムも作成出来るから。

もしイーロンが儲けるためにオープンAIを作っていたならオープンAIの株を要求して最大の株主になっていたはずだが非営利のつもりだったので取らなかったとイーロン自身も言っている。

AIが人類のためになると確信して創設当時はほぼイーロンの資金や彼のAI専門家達との繋がりオープンAIは設立されたのです。

非営利団体としてオープンにAIを開発すれば例え悪意のある国や人間が手に入れたとしても、それに対抗できる状態世界中のAI専門家が参加して行えるというイーロンの考えだった。

ところがオープンAIは途中から開発資金をより多く取り込むためにチャットGPTという名前で販売を始めた(例としてマイクロソフト社への)。
サムアルトマンにも言い分があってイーロンが怒って出ていってしまった以上資金が無ければAI開発は行えない、AIは莫大な金がかかるというのも僕は分からないではない。

最初の約束とは違うとイーロンはサム・アルトマンを提訴しているわけですが、テスラ社の場合はAIやヒューマノイドの危険性からその議決権を失いたく無いためにトリリオンのストックオプションを要求したという背景があります。

彼は世界を救うのは自分だ、だらこそ利益追求をする人間やインベスター達にコントロールされたく無いということなのです。

そこまでをワイフに解説していたが全く興味を示さなかった、トホホでしょ。
もうワイフの頭脳もオワコンですね。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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