先日のクルーズに参加するためにシドニーからインドネシアのバリへの飛行機でボブ・ディランの伝記映画「名もなき者/A complete unknown 」を観た。
隣にいるワイフが観ていて僕にも勧めてきたから観たのだが、ワイフが言うほど印象には残らなかった。
しかしその映画の中に登場するアルバート・グロスマンを見て僕は昔まだ日本(六本木)に住んでいた頃を思い出して懐かしかった。
確か1973年頃だったと思うが、僕が面倒を見ていたニューヨーク出身のモデルが僕に「友人がニューヨークから来るので、日本で観光をするのに色々話を聞かせてやってほしい」と。
じつはそのモデルは日本の化粧品会社のテレビコマーシャルのために僕がニューヨークから呼んだので、日本での滞在先も僕が面倒を見る必要が有り、同じ六本木のアパートの上の階の部屋が空いていたので使わせていた。
で翌日の夕方その友人というのが僕を訪ねてきた。
年齢は僕より一回りは上って感じで、小太りのロン毛を後ろで縛ってポニーテールにしているオッサンだった。
モデルの娘から彼の名前は聞いていたが、それが誰だか僕は知らなかった。
彼の名前は「アルバート」で僕にアパートで京都に行きたいので色々教えてくれと言う。
そう、上記のボブ・ディランの映画で彼のマネージャーとして登場する人物「アルバート・グロスマン」でワイフと一緒に京都がどこを周るべきかや日本での食事などの話をした。
興味深いのは彼が日本食は好きだが日本蕎麦に使われる蕎麦粉(バックウィート)には強いアレルギー反応が出るので、それを踏まえて和食の店を聞きたいとか言われ、蕎麦粉のアレルギーなんて有るんだと初めて知った。
今では小麦アレルギーなど非常に一般的だが、まだ70年代の初頭に蕎麦でアレルギー?って感じだった。(たぶん僕が知らなかっただけ)
一通り日本観光の話しをした後に彼がマネージャーを務めたボブディランを始めピーター・ポール・マリーという3人組み、そしてジャニス・ジョプリンなどについてはあまり話さなかったが、確かジャニスがオーバードースで(確かレコーディングスタジオで)亡くなった時にアルバートはそこに居合わせたのかというような事を質問した記憶がある。
その後彼が他にもザ・バンド、ロジャー・マッギンなどにも関わっていたのを知った。
今回ボブディランの映画を観て、初めて知った事も有り、そうの当時知っていたら聞きたかったことが一杯有ったのにと思いながら観ていた。
この映画に関してはほとんどが知っている事ばかりだったので、なんか結果が分かっているFー1レースを観ているみたいで面白さが半減って感じでしたが、もう50年も前の記憶が色々蘇りました。
若い人でボブディランに多少興味がある方にはおすすめかも。