コネクテッド・カーという自動車のテクノロジーが、日本でもトヨタの高級車からカローラなどの一般車まで本格的に導入され始めるらしい。
もう3年も前に購入した我が家のテスラ・モデルSだが、電動自動車EVとしてだけでなく、コネクテッド・カーとしても「目から鱗」の連続だった。
特にEVゆえに、ソフトウェアでのアップデートは自宅のガレージに駐車してある状態で、自宅のWi-Fi経由でダウンロードされ、不具合のバグフィックスや購入時には無かった新機能が増えたりと、驚くことがしばしば。
自宅にwifi が無くとも車載のSIMカードがアップデートをするが、WiFi経由の方が速い。
この車を購入してから数えきれない回数のアップデートが行われている。
化石燃料のエンジンが搭載されている車では、エンジンオイル交換なども含め物理的には無理なことが有るが、電気モーターだけで走るEVには、ディーラーに車を持ち込まなくとも、かなりの部分がネット経由で片付いてしまう。
車用のSIMカードが搭載されていて(テスラの場合。 トヨタ車の場合はSIMカードは使われていないようだ)常にネットでテスラ本社と繋がっているので、例えば車が強奪された場合にはテスラ本社から遠隔で車の位置が分かるだけでなく、車を停止させる事も出来る。
今この日記を書いているのはバルセロナだが、シドニーの自宅に置いてある我が愛車の状況はスマホで常に監視できている。
充電状況や充電量の設定、車内温度やエアコンのオンオフ、ドアのロックなどなど多くの事が出来るのだが、しかしオーストラリアの政府の法律で未だに使用が出来ない機能も残念ながら沢山ある。
アメリカでは普通に使われている事、例えばテスラの車載画面から、自宅のガレージのドアをリモコンで開け閉めする機能もオーストラリアの電波法で未だに使えない状態。(それを可能にするハードはすでに搭載されている)
SIMカード搭載なので、中央の大きな画面で電子メールの送受信、検索などを行うブラウジングもオーストラリアではいまだ使用がロックされたまま。(ドライバーが運転に集中するのを妨げる可能性で、オーストラリア政府が認めないから)
米国では使用可能。
ただしテスラにはSpotify のアカウントが付いていて、インターネットから好きな音楽を聴ける機能はあります。
無料のSpotify と違って、宣伝などは入らない。
もともとハイテク満載で、すでにそれらの機能が使えるハードウエアーは搭載されているのに、オーストラリアでは「規則」で使えないんですよね。
じつはドライブレコーダーも機能としてはソフトウェアのアップデートで使えるのだとか。
近々それが使えるようになるという噂がある。(これはアメリカでもまだ使えていない機能)
日本製の車でも緊急自動ブレーキなどのためにカメラが搭載されているのが増えて来ているが、同時にそのカメラを使ってドライブ・レコーダーとして記録するなどは簡単な事なのに未だその機能を備えた車は無いはず。
テスラの場合はUSBドライブにフラッシュ・メモリーを差し込んでおけば、それに記録されるようになるとか。
とにかく新しいテクノロジーに対して、オーストラリアの行政は本当に頭が硬いというか、遅れているというか。
まだオーストラリアで車が生産されている時なら、自国生産の車を保護する意味で規則変更に乗り気ではないというのなら少しは分かるが、トヨタを最後にオーストラリア製の車は無くなってしまった今の時代、どんどん新しい機能には前向きになるべきなんですけどね。
なにしろオーストラリアはエコカーやEVに減税や補助金を出さない国の筆頭なのですから。
さて、今後続々と登場するはずのコネクテッド・カーですが、安全に寄与出来るような機能がコネクテッド・カー・テクノロジーによって改良が進むのを大いに期待してます。
ちなみにコネクテッドにはSIMカードかもしくは3gや4gの通信機能が必要で、スマホのように基地局と繋がっているはずだが、そういう通信料金はユーザーの支払いになるのだろうか?
じつはテスラは現在まで無料ですが、保証の切れる期間が過ぎたら、有料になるのかどうかも定かではありません。
テスラの場合は全てが新しく、新車保証の事も(定期点検整備などを含め)僕もよく把握していないんですけどね。
トヨタ車の場合は3年間無料で、その後は年間約一万二千円程の有料になるとか。
こういうコネクテッドが全ての車に搭載される時代には、電化製品などもインターネット接続になる機種が増え、通信の混雑などの問題も起きるのではないかと気にはなります。