AlfaRomeo Canguro(アルファロメオ・カングーロ)という車の事を突然思い出した。
最近は何の脈絡も無く突然フラッシュバックのように旅の途中のワン・シーンなどが脳裏に浮かぶ。
理由は分からないが、例えば夕食を作ろうと冷蔵庫を開けて材料を探している時に、5年ほど前にスペインはセビリアの旅行中に川に架かっている橋を渡って市場に歩いている光景が突然出て来る。
このようなフラッシュ・バックは1日に一度起きる時も有れば1週間に一度だったりだが、若い時に悪さをし過ぎたツケが回って来たのかもしれない。
ただし僕自身はこのフラッシュバック(という表現が合っているのか分からないが)をけっこう楽しんでいる。
前置きが長くなってしまったのだが、本日突然脳裏に浮かんだのがイタリアの車「アルファロメオ・カングーロ」なのです。
この車は僕にとって「初恋の車」とも呼べるもので、まだ僕が高校生だった時にテレビに登場したこの車を観て「一目惚れ」してその映像が脳裏に焼きついた。
車好きの子供だった僕は、カーグラフィックという車雑誌を創刊時くらいから読み(読むよりも美しいデザインの車を眺めるという方が適切)イタリアン・デザインに大いに痺れていた。
高校の登校時に成城でフェラーリの275GTBと遭遇した時にも痺れたが、あるテレビ番組でイタリア在住の日本人カーデザイナーが赤い見たことの無いスポーツ・カーを運転しながらイタリア自動車事情などを解説しているのを観て、そのカッコ良さに虜になってしまった。
それが「アルファロメオ・カングーロ」だった。
そのセクシーなフロントマスク、流れる様な曲線やコーダトロンカの後ろ姿、とても美しいと思った。
因みにこのデザインはジウジャーロですね。
彼は当時はベルトーネのチーフ・デザイナーだったそうです。
当時は今のようにインターネットも無いので、その車について検索して情報を得ることも無く、その後日本で発行された自動車雑誌にもアルファロメオ・カングーロについては見つけられなかった。
そんな訳で突然脳裏に浮かんだこの車についてさっそくググったら!!!
何とこの車はたった1台しか作られず、自動車ショー用に作られたのだが、自動車ジャーナリストが運転中に事故で大破させてしまい、ベルトーネの本社の外に放置されていたらしい。
その後紆余曲折はあったらしいが、何と何とこの車を日本人が引き取ってリストアをして現在日本にあるというではないですか!
これには興奮しましたね。
世界でたった一台しか無い僕の初恋の車が日本の有名イタリア車コレクターによって蘇り、日本に現存しているなんて。
この記事を見ると、一般には公開されていない様にも思えるのだが、次回日本に行った時には必ずなんとかして実際にお目にかかりたいですね。