ニューヨークの友人が今朝9時15分にシドニーに到着するので、迎えに行くためにちょっと早めに朝食を取っていたら、なぜか僕の携帯が鳴った。
見たらWhatsApp アプリからの音声通話で、かけて来たのがその友人。
うわー、今朝起きた時にインターネットで彼女の便の到着時間をチェックしていなかったので、もう空港に着いてしまい僕がまだ空港に来ていないのでWhatsApp でかけてきたのかと焦った。
僕が「え?もう着いたの?」と言いかけたら、彼女は今サモアの空港にいるというではないですか。
僕は???状態。
ニューヨークからロスに飛び、そこでオーストラリア行きに乗り換えた航空機が途中でエンジンが壊れてサモアに緊急着陸をしたという。
え〜!!!って感じで、その航空機は飛べないので代替えの飛行機がヒューストンから来るまで何時間待つか分からない状態なので、今日はシドニーに到着出来ないらしいという。
大晦日の朝にシドニーに着いて一緒にニューイヤーズの花火を見ながら新年を祝おうという予定が全てパー。
で、全く予期しなかったサモア(アメリカンサモア)で一泊することになり、航空会社が乗客約300人のためにホテルを探したが、あまりにも小さな国なので、乗客全員のためのホテルの部屋数が全く足りず、特に3人とか4人の家族の乗客(ニューイヤーをシドニーで過ごすための)もけっこう多く、ホテルの部屋が足りないから、民家に「民泊」を探しているとか。
電話で彼女はこの予期せぬ経験を多少楽しんでいるのか笑いながら「今から航空会社が用意した観光バスでサモア見学に出かけるのよ」と。
そうですよねサモアには朝緊急着陸し、すぐにホテル手配が出来るはずも無く、航空会社は地元のインバウンドにサモアバスツアーを要請したらしい。
寒い寒いニューヨークから南国のサモアにいきなり降り立ってサモア観光って、もともとホリデーにオーストラリアに来る彼女にとってはエクストラの経験って楽しんでいるのかも知れないけど。
で、じつは緊急着陸で彼女はスマホにWhatsApp がインストールしてあるので、空港の(?)公共Wi-Fiか何かで連絡する事が出来たが、それを見ていた他の乗客でWhatsApp などを使った事がない(LINEもSkypeも同様な機能が有るが)人が「友人(僕のこと)にこの緊急事態について連絡が取れるなら、空港に迎えに来る私の娘にも連絡してもらえないだろうか?」と言っていると。
「もちろん」と僕は言って電話番号をもらい連絡をしたが電話に出ないのでメッセージを残した。
はたしてその娘さんはすでにシドニー空港に迎えに家を出てしまっていたかも知れないが、とにかくその娘さんからはSMSでありがとうございましたと連絡がすぐあった。
こんな事態は本当に珍しいが、しかし僕も似たような経験をしたのを思い出した。
1979年だったかにシドニーでクリスマス新年を過ごし、当時まだ住んでいたロンドンに戻る飛行機(BA)のエンジンの一つが壊れて、何とか中継地のマスカットには到着したもののその後ロンドンには飛び立てず、BAは代替え航空機もすぐに用意出来ないというので(何とロンドンから壊れたエンジンを直しに来るのを待てと)2日間マスカットのホテルに缶詰になった。
周りは砂漠だし、マスカット政府は空港から外に出ることも認めず(ビザの関係?)本当に退屈したのを思い出す。
少なくとも今回は航空会社(ユナイテッド)が気を効かして周遊バスツアーを出してくれているらしい。
笑っちゃいますよね。
しかし大晦日の花火大会を期待していた彼女には良い迷惑で。