本日の日記もFー1のお話なので、興味のない方はスルーが良いと思います。
バーレーンで2023年度の戦の幕が切って落とされました。
結果を見ると僕が3月1日に書いた日記の内容がドンピシャリでしたね。
結局レッドブルの圧勝で、3位にはアストン・マーティンのアロンソが。
僕の期待した通りアストン・マーティンがかなりの競争力を発揮しました。
もっともルクレールのフェラーリ・エンジンが壊れなければアロンソは4位だった可能性はありますが。
しかしアストン・マーティンは目を見張る進化を遂げました。
その秘密はボディーデザインにあるのです。
同じエンジンを積むメルセデスをも抜いての3位獲得ですから、いくらアロンソといえどもこのデザインにならなければ上位を目指せなかったはずです。
現代のFー1はルノー、メルセデス、レッドブルホンダそれぞれのエンジンの出力はほぼ横並びだと思われます。
ちなみにレース後のインタビューでアロンソが昨年まで乗っていたルノーと今年から乗るメルセデスエンジンの違いについて質問され「ほぼ差は無い」と答えていました。
僕はホンダとメルセデスの差はほとんど無いとは思っていたが、出力で多少劣ると見ていたルノーとも差がないのだと知ってちょっと驚きました。
ということは現代のFー1というのはただただボディーデザインによるという事だと思います。
そこでレッドブルの天才デザイナー「エイドリアン・ニューイ」がいかに凄いかということになる。
彼が天才と言われる所以は長年に渡って競争力のあるボディーをデザインしてきたから。
これが顕著になったのは今年のアストン・マーティンが目を見張る向上を見せたという事実です。
実は新たにアストン・マーティンのオーナー(2018年倒産したフォースインディアチームを買収しチーム名をアストンマーティンに)になったのはカナダのビリオネア、ローレンス・ストローンがチームを管理し始めてから金の力に物を言わせて各Fー1チームの有力デザイナーをバンバン引き抜き、新しいマシーンを作り始めた。
そしてその新しい設計に最も影響を与えたのが、レッドブルティームの天才エイドリアン・ニューイのもとで働いていたデザイナーだった。
今年のアストンマーティンのデザインはレッドブルチームのに極似しているのです。
あまりに似ているので、第一戦の試合後に2位に入ったレッドブルのペレスに3位のアロンソが「レッドブルマシーンがトップ3に入った」と皮肉を言われ苦笑していたらしい。
レッドブルチームのクリスチャン・ホーナーは「我々とソックリのマシーンがトップ3を占めるなんて素敵だ」と言うし、マルコ爺さんはほとんどのアイデアはニューイと働いていた時に学んだものだと言う意味で「彼らはとても記憶力が良い」と皮肉を言っていたそうです。
それほどエイドリアン・ニューイが天才的デザイナーだという証拠でもあり、メルセデスやフェラーリなどの名門は意地やプライドもあってモノマネデザインは出来ないので苦しい所ですよね。
素晴らしいデザインというのは総合力で優れているということで、その中には直線で速いだけでなくコーナー時にも速くそしてタイヤの消耗も少ない(デグラデーションが少ないと言います)ということです。
ただし昨年レッドブルは予算オーバー(予算キャップ)違反をしたために今年中は風洞実験の使用時間が減らされているので他のチームの方が競争力アップの可能性はありますが基本デザインの失敗が明らかになった(先日の僕の日記でも書いたようにメルセデスは意地になって昨年の失敗作の基本デザインを継承してしまっているので)のですぐには大変更は出来ないでしょうね。(予算キャップもあるし)