最も不味く炊いたコシヒカリ

じつはこの日記はコペンハーゲン滞在中に書いておいたのだが、アップしないまま時間が経ってしまい今はもうシドニーですが昨日の日記に日本製のマヨネーズの話を書いたのでついでにこの日記もアップします。
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先日の日記にコペンハーゲンのレストラン「Alouette 」について書きました。

僕のコペンハーゲン滞在も残り少なくなってきているというのでカーラが僕にコペンハーゲンで最も気に入っている中華に招待するといって、「Gold Finch」という店に連れて行ってくれた。

今日はこの店での経験を書いてみます。
そもそもなぜ中華なのかというと、僕はバルセロナを含め美味しい広東料理の店が全く無いコペンハーゲンなので今年に入ってから「美味しい広東料理」にはすっかりご無沙汰。

僕がロンドンに住み始めた1974年から、ロンドンには今よりも中華店が多かった。
香港が英国の植民地だったので香港系中国人が多いロンドンではピンからキリまでの中華店が多く存在した。
ロンドンでの食の思い出といえば、イギリス料理など全く記憶に無く、1970年代だとほとんどが飲茶を含む、中華かこれももと英国の植民地だったインドの料理ですね。

中華とインドはいまだに多く記憶に残っています。
特にクイーンズウエー周辺をうろうろしていた僕はインドのスタンダード・レストランやもう一軒スタンダードのほぼ隣にあったレストランは何度も行きました。

また中華ではクイーンズウエーのリー・フックがいちばん多かったかも。

話が横道に逸れてしまったが、僕が中華を食べたいというのでこの「ゴールドフィンチ」というのに連れて行ってくれたが、結論から先に書くと「非常にガッカリした」。

店はかなりな高級店の様相でこれはそうとう高価な中華店だなとは思ったが、注文した6品の中でまあまあだったのが茹で餃子系の一品と美味しいと評価出来たのは海老の一品だけだった。

そして中華のくせに価格が非常に高額。
まあコペンハーゲンだから仕方がないと最初から覚悟していたが、こんなに美味しい中華がコペンハーゲンにも有ったのだと感じさせてくれたら価格に文句は言わないが、ハッキリ言ってメニューの品数も少ないし、特に目新しいのも無かった。

そして最悪だったのは、当然料理と一緒にご飯も食べたいわけだが、白米が(茶碗一杯分の小さいサイズ)40デンマーククローナと日本円で830円もする上に、メニューにKoshihikari ライスと書いてあったのでうわこれは怪しいと即座に感じたが他にご飯は無い。

なんか最近の欧米ではワサビや紫蘇などから始まって、昆布茶、味噌、片栗などなど日本の食材の名前をそのままメニューに使うことによって「エキゾティック感」や「高級感」を出そうという傾向が強過ぎて日本人の僕には違和感しかない。

僕の意見では、(これは日本人も勘違いする人が多いが)コシヒカリなどの日本米は美味しいがそれは和食と一緒に食べてこそで、この気取った中華店ではメニューにKoshihikariと書くことによってよりトレンディというか高級感を演出しようとしているのだろうと、その白米が運ばれて来る前に、なぜ中華店なのに美味しいロンググレイン米を使わないかと。

中華ってそもそも油を多く使ってヘビーでしょ、だからこそグルテン質の少ないあっさりした米が似合うのに、日本米のようにコッテリ系というかモチモチ系は似合わない。

インド料理やスリ・ランカ料理にはバスマティライスがピッタリだし、タイ料理にはジャスミンライス、イタリアンのリゾットにはアボリオライスと相性がピッタリな訳で日本米が全てのタイプの米の中で最高だという考え方は和食しか食べない井の中の蛙な意見。

で、運ばれて来たこの店のライスを一口食べて、僕が生まれてから今までここまで日本米を不味く炊いたのを口にした経験がない。
そもそも使っているのは高額なコシヒカリでは無いし、しかしその日本米のモチモチ感というか粘り気を殺すためにメチャクチャ少ない水で炊いてあって、蒸らしも無いし、まさにのけぞるほど不味かった。

まあ、そもそもコシヒカリを中華で出す(メニューにKoshihikari なんて胸を張って載せるくらいのトンチンカン)時点で失格なのだが、それをデンマーク人は喜んで食べているのには僕はトホホって感じでした。

そして2人で娘はワインをグラスで2杯、僕は例によってお茶で酒類は呑まず海老以外は蒸し餃子、ダンダンヌードル(これはいちばんガッカリしたかな)酢豚など大して高額な料理を注文していなかったのにお勘定が1400デンマーククローナを超えていてこれは日本円で3万円超えってビックリでしょ。

しかしデンマークではわりとリーゾナブルという評価を得ているようで、デンマーク人可哀想ではあります。
いちおう食べた皿の写真を載せておきます。
最初のオントレ2品。
このセサミのエビのすり身は非常にどこの店でもあるもの。次の蒸し餃子もタレは悪くなかったけど

まあいちばん食べられたのは↓ノコの海老の皿

この店の味を比較するために一般的な酢豚も注文したが、全くひねりもないごく普通の豚に上に豚肉が硬くて

ダンダン麺は塩気が強くピーナッツバターのタレの良さが全く感じられず。

最後に登場した茄子の一品は、スペインのグラナダ地方の甘い茄子の料理と瓜二つで、しかし僕には甘過ぎた。

これが白米コシヒカリだそうですけど、ここまで不味く炊けるなんて一種の神技かも。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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