試験運行が始まった路面電車

僕のアパートの近くに「ディアゴナル」という通りがある。
碁盤のようなバルセロナの街を唯一斜めに横切る大きな通りで僕が住み始めた当時はバルセロナの街の幹線道路の一つだった。

いつだったかの日記に最近のバルセロナ市の車道から歩道優先に切り替え始めていると書いた。
バルセロナ市は空気汚染や騒音を撒き散らす車を締め出して、歩く人間に「戻す」計画を実行し始めように思える処置は僕は大歓迎。

近所のヒロナ(ジロナ)通りも全て遊歩道にしてしまった事を昔の日記に書いたが、本当に歩きやすく心地が良い。
ロンドンでもだいぶ前から流入する交通量を規制するために市内進入税を課し始めたように、世界的に車に厳しい状況になりつつある。

で、この幹線道路の一つだったディアゴナル大通りも、車両用の車線はたった一本にして中央の部分に路面電車を敷く計画が確か3年前くらいに始まった。

その計画には大賛成だったが、あまりに近くに住む僕らにとっては毎日毎日道路を掘り起こす削岩機の音、工事車両立てる騒音とホコリにはだいぶ参ってしまった。
たった一年に半分以下しか住まない僕なのであまり文句を言うべきでは無いが、工事は永遠に続くわけではないしまあ我慢していれば工事もそのうち終わるだろうと我慢していた。

工事の騒音は我が家の周辺部分は今年の前半にほぼ終わったので、最近はだいぶ減ったがいまだ一部を除き、全く工事が始まっていない部分も多い。
この分だとあと数年はかかるのは間違い無いと見ていたのだが本日歩いて近所のスーパーに買い物に出たらなんと!目の前を路面電車が走っている!!!。

まだ我が家の近くからサンツ駅方面の道路は全くの手付かずの状態なのに、何とすでに試験運転が始まっていた。
どうやら我が家近くからグローリ–辺りまでを先に運行開始するようです。
これが開通したらグローリーのショッピングセンターに簡単に行けるとワイフは喜んでいる。
↓まだ乗客は乗せていない路面電車が目の前を通り過ぎて行った。慌ててスマホを出したが通り過ぎた後に撮影

我が家の周辺部分はとっくに線路や駅が完成しているのに、全く路面電車がいつ運行を開始するのか分からない状態だったのでディアゴナルの通りを横切る時にも(線路を横切る)まだ工事中だと思い左右確認など全くしてこない習慣ができてしまっていた。

ワイフにどうも運行開始は近いかも知れない、今後はディアゴナル渡る時には電車にも気をつけなくちゃ、ガウディのようになってしまうと冗談を言った。

ご存知の方も多いと思うが、バルセロナといえばガウディの遺した建築(サグラダファミリアなど)で有名ですが、彼は路面電車に轢かれたのが原因で亡くなったのです。
そして彼は天才建築家だったのに衣服が粗末で、路面電車に轢かれた時にホームレスと勘違いされて、すぐに病院に運ばれず、病院でも手厚い治療を受けられず亡くなってからそれがガウディだと分かり大騒ぎになった。

もちろん彼の葬儀は国葬にはなったけど、着用している服で治療もまともに受けられなかったって時代だった。

さて、この路面電車の計画はやはり自動車を締め出す目的だと分かるのは線路左右の土地は車道にせず芝生を敷き詰め始めているのをやはり今日発見した。
↓この写真には芝生だけでなく街路樹も植林しているのがお分かりいただけるだろうか? どんどんと自動車から人間にって流れが分かる

緑が増えて自動車の騒音も減って素晴らしいことだなと。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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