ボンダイビーチでのテロ事件が起きて以来、州政府は同様な事件が起きるのを防止するためかかなりの頻度で警察のヘリコプターを我が家周辺の上空に飛ばして警戒を続けている。

かなりの低空で飛行するために騒音が酷い。
事件が起きてからしつこく警戒をしても手遅れだとは思うが、コピーキャット犯罪という事件を真似して同様な犯罪に走る馬鹿どもを抑制するつもりなのか。
この日記にも何度か書いているように、僕の家周辺の地域ではユダヤ人の住む割合が高い。
今回のボンダイビーチでの事件が起きる前から、海外から(フィリピンの刑務所にいたルフィ一味のように)オーストラリア国内の人間をリクルートして、つまり犯罪の「アウトソーシング」で我が家のある地区の周辺のユダヤ人が住む家に赤いペンキでナチスのマークを(ハーケンクロイツ、またはスワスティカ)を落書きしたり反ユダヤ主義的な落書きや、エスカレートしてその家の外に駐車してある車にガソリンを掛けて焼滅したりを繰り返していた。
もちろんユダヤ教の教会シナゴーグにも放火などの被害は出ていた。
それらの事件が起きていた当時にも真夜中に警察のヘリコプターが低空飛行を続け、かなりの騒音だったが、今回のように15人もの犠牲者が出る事件が起きた後では、この警戒体制はそうとう長く続くのかもしれない。
そもそも家への落書きも、イスラエルがガザ地区への執拗な攻撃を続け始めてからオーストラリアで起き始めた。
確かにイスラエルはハマスの突然の攻撃で1200人ものイスラエル人(イスラエルへの外国からのユダヤ人では無い出稼ぎ者も含まれる)の犠牲者が出た事件への報復なのだが、人数で比べるのは適切では無いがしかし7万人を超えるパレスチナ人の犠牲者を出し、停戦締結後にもまだ350人を超える犠牲者を出している状況では、パレスチナ側には恨みは長く残りテロ事件は無くならないと思う。
イスラエル政府というよりもネタニヤフ首相は、今回こそ徹底的にそれこそハマスを根こそぎ壊滅してしまうまでは攻撃を止めないという感じだった。
それに対してはパレスチナ人などからボンダイビーチで起きたような事件が起きることは想定内だったはず。
しかしネタニヤフは「オーストラリア政府の警戒体制が緩いからこのような犠牲者が出てしまった」と世界に向けて発信している。
しかしオーストラリアは移民の国、「人種のるつぼ」平等に世界から移民を受け入れているのでユダヤ人だけを特別扱いするわけにはいかないし、現オーストラリア政府は平等な立場でパレスチナを国家と認めたのもネタニヤフにとっては面白く無いんでしょうね。
僕のように中立な立場の人間からすると、どっちもどっち的な感じがするがやはり米国も同様にユダヤ人系の経済的パワーが凄いので、トランプなどは完全にイスラエル側ですよね。
しかし僕の周りの知人友人達(ほとんどがオーストラリア生まれのオーストラリア人でユダヤ人も含む)の間ではネタニヤフがいい加減で攻撃を止めなかったから今回の事件に繋がったと考える人がほとんどです。
ユダヤ人の中でもそう考えると人が結構多いのに、やはり政治家(野党)はこれをチャンスにと考え現政府の首相を名指しで攻撃し始めている。
オーストラリアはメディアが日本ほど偏っていないので、そのような野党の攻撃に同調するメディアもいればそうで無いメディアもある。
オーストラリアの野党は現政権を批判するチャンスとばかり叩いているがどれほど国民の共感を得られるのだろうか。
日本の与党はオールドメディアに対して新聞社への特別税優遇処置を餌に強い影響力を持っているのでテレビ(テレビ局のトップは新聞社系がコントロールしている関係で)も新聞も批判的な記事は少ないが、オーストラリアはそれほどの偏向は無いので中立の立場で報道する。
今回のボンダイビーチの事件にしても日本では国民の関心事では無いので、ほとんど報じず高市政権と中国の関係もしくは大谷翔平の記事や芸能のゴシップ記事ばかりで、お花畑状態ですよね。
あ、そうそうヘリコプターの騒音から今日の日記は始まったのだが、書き忘れていた事が。
「ヘリコプターの騒音」で最初に頭に浮かぶのが日本に行く度に宿泊していた友人の南青山の家のこと。
彼女の家は青山プラダ店の近くにあったのだが、そこに泊まっていると必ず毎日超低空をアメリカの大型軍用ヘリコプターが真上を通過して大変な轟音が起きる。(振動さえ感じるほど)
初めて経験した時には何事が起きたのかと外に出て空を眺めたら、友人が「あれは赤坂のアメリカンクラブから厚木の基地へ通う(毎日)アメリカ軍のヘリで全く住民への騒音などは考えていないのだが、なぜ誰も文句を言わない(言えない)のか知っている?」と聞かれた。
僕はあんな低空で騒音の酷い大型軍用ヘリコプターを都心の上空を毎日飛ばしているのを、東京都も日本政府も何も言え無いのは何と「東京上空の大部分の制空権はアメリカがいまだに持っているからだ」と知って大いに驚いた。
そうか!戦後80年近くになってもいまだ日本はアメリカ軍の統治下とたいして変わらないのだと思い知った次第です。
駐留軍様には何も言えなかった敗戦後の日本。