モントリオールで行われているテニスのトーナメント「ロジャース・カップ」で、オーストラリアの若手選手「ニック・キリオス(日本ではキルギオスと発音しているようですが)」の悪ガキぶりが世界中のメディアに取り上げられています。
当然地元オーストラリアでは大きなニュースで、何しろこの選手次から次と問題を引き起こすので、すっかり悪ガキのイメージが定着してしまっています。
先月には滞在先のマイアミのホテルの部屋で、夜中までパーティーのドンチャン騒ぎを起こし、他の客から騒音のクレームで警察も出動、注意を聞かないので手錠をかけられて署に連行され、ホテル退去を命じられたりと、連続で悪名をとどろかせています。
最近のオーストラリアの男子テニスプレーヤーはこのキリオスだけでなくバーナード・トミックというやはり期待の新人も色々と物議を引き起こす発言で問題になっている。
じつは前にも書いたように、最近のオーストラリア若手選手は問題の有る選手が多い。(これについては後述)
この二人に限っても、とても才能が有るのにこういう事で「潰れて」しまうのではないかと心配でならない。
特に今度のキリオスの行動は、事も有ろうか試合中に相手選手であるスイスのスタン・バブリンカ(日本ではワウリンカ)に「お前の彼女はコキナキスと寝ているぞ」と発言。
第一セットのタイブレークを落とした直後に悔しいのか何とも仰天な発言。
ちなみにコキナキスとはこれもオーストラリアの選手でキリオスのダブルスのパートナーでもある。
プロテニスのトーナメント中にこんな馬鹿げたことを相手選手に言うというのは、非常に卑怯ですよね。
例えばネットに出て来た相手選手にたいして、打球を相手の体、特に顔面めがけて打ち返すような行為はルール違反ではないが非常に非礼な行為ととられる。
しかしそれは試合中に意識的でなくとも起きてしまう。
そういうのとは全く次元の違う、何ともガッカリな行為でキリオスの本性が分かるというもの。
彼が独特なヘアースタイルや髪の色にするのは全く構わないし、試合中に「Fワード」を連発しようが僕はあまり大きな問題ではないと思うが、これは別次元の話だと思う。
そのへやースタイルや態度で彼は「ヒール役」を意識的に演じたいのではないかとさえ思ってしまう。
すでに応急的に罰金1万ドルを科せられているが、しかし今後の調査でもっと厳しいペナルティーが出されると思う。
試合出場停止などの重い罰を受けるべきだと思います。
じつはここ十年以上に渡ってオーストラリアのテニス選手で強くなるのは移民の子供でハングリーな環境出身なのが多い。
有名になって金を稼げば、行いが悪くとも許されるというか目を瞑るというか、とにかく親は選手のテニスのレベルアップに必死で、それ以外の教育がなっていない。
放任主義で生意気でも誰も注意をしない。
だいたい親からしてとても非常識なのが多い。
上記のバーナード・トミック選手の親も悪名高く、息子の練習相手に暴力をふるったりして、トーナメント会場入場禁止処置をテニス協会から受けたりしている。
古くは女子選手のエレーナ・ドキッチの親もウインブルドンのテニストーナメント会場出入り禁止になっていました。
この親も東欧圏(現クロアチア)からの移民。
我が娘がジュニア選手だったので、エレナーがジュニア時代には何度かトーナメント中に見かけたが、試合中に相手選手の親を小突いたり喧嘩を売ったりなんて話を何度も聞かされた。
まあテニスだけでなく子供のサッカーの試合でも親同士が喧嘩になったりとかは有るらしいが、それにしても今度の「一件」はいただけませんね。
今回のキリオス選手にしても、うまく育てればトップ5になれる才能は確実にあるのですが、試合中の態度も(途中でふてくされて試合を捨ててしまうような)また練習の取り組み方、普段の生活(夜中までドンチャン騒ぎのパーティーをやっていて、勝てるはずがない)などなど、結局気が付いたら年齢のピークも過ぎていて才能を開花させずに終わってしまったという事にならなければ良いと願っています。