朝、空港に娘を迎えに行って到着ロビーで待っていたら、なかなか出て来ない。
そのうち娘から僕の携帯に電話が掛かったがなぜか僕が出る前に切れてしまった。
あれ!?ひょっとしたら飛行機に乗り遅れて知らせて来たのだろうかとか思い、すぐに掛け直すも応答が無い。
どうしたものやらと思っているうちにロビーに娘が出て来た。
???どうしたの! 何でさっき電話をしたの? と言うと娘はほぼ半泣き。
僕は娘の荷物がまた紛失してしまったのかと思ったら、何と日本の入国審査で不審者扱いを受けて、取調室に連れて行かれ、執拗な質問(尋問)を受けていたと言う。
???え〜??どうしてと言うと、何と入国カードに書く住所が分からず、そこを空欄にしていたら、日本での滞在先住所を書くようにと言われたのだが、ニセコのホテルの住所など分かるはずも無い。
とにかく今回のスキー旅行では、ホテルの選択や予約など手配は全て僕がオーストラリアからやっていたので、知る由も無い。
日本語がペラペラなら北海道のニセコスキー場にあるホテルでと説明すれば何とかなるのではないかと思うが、その係官から「日本での滞在先住所を書かなけば入国させない」と取調室で脅かされたらしい。
娘は「父が全て手配したので分からない、その父はロビーで私の出てくるのを待っているから、電話をして聞く」と娘は携帯から僕宛にかけたら、ここから電話をしてはいけないと、切られてしまったとか。
自分の父親が日本人なら日本の住所があるはずだからそれを書けと言われ、オーストラリアに長く住んでいて日本の住所は無いと答えると、親戚の住所でも良いから書けと言われたが、娘は僕の親戚(山口県)の住所なども全く知らない。
こういう場合、日本の滞在先住所として、便宜的にホテルの住所でも構わないはずだが適当に嘘の住所を書くわけにもいかない。
けっきょく長い尋問の後、帰りの航空券を所持していると言う事で、長い供述書と始末書のようなのを作成してから開放されたとか。
日本政府は海外から来る人間が不法滞在するのを防ぐ意味で、日本の滞在先住所を書かせるのかもしれないが、もし最初から不法滞在目的で来る場合こそ、質問にスムーズに答えるために日本のホテルの住所などをあらかじめ調べてから来るはず。
娘のように日本の滞在先住所が分からないというのも確かに娘の落ち度ではあるが、不法滞在が目的なら入国時に住所が分からないとか言うのは逆に少ないのでは無いかと。
入国審査はいまや自動化が進み、べつに滞在先住所を書かなくとも入国できる国も増えているはずですが、こういう風にちょっとでも不審がられると徹底的に尋問を行うんですね。
オーストラリアでこのような状況になった時、つまりうまく状況を説明できない場合には、係員が出迎えロビーに出て来て親戚なり出迎え者を探し、取調室に連れて行って内容をチェックする事もある。
例えば、ワーキングホリデーでオーストラリアに来ていてヴィザが切れ日本に帰ったばかりの日本人の女性が再びオーストラリアに入国しようとした。
入国審査でオーストラリアに不法で働きに来たのではという容疑で取調室に連れて行かれ、所持金の少なさや帰りの航空券が一年オープンなどの状況で、入国拒否で観光ビザを取り消されそうになった。
彼女は係官に、オーストラリア人のボーイフレンドが経済的にも助けてくれるはず、そのボーイフレンドは到着出迎えロビーで私の事を待っていると言うと、係官は真実かどうか他の係官をロビーに探しに行かせ、けっきょくオーストラリア人のボーイフレンドが身元保証して彼女の入国が許可されたというを、オーストラリアのテレビシリーズ「ボーダー・セキュリティー」で見た事がある。
娘のケースではなぜ係官が僕への電話を遮って切ってしまったのかわからないが、オーストラリアのようにロビーに出てこなくとも、電話で僕と話せば全て解決するはずなのにさすがお役所仕事というか、取調室からの「容疑者」による電話は禁止という規定でも有るのかも知れない。
とにかく娘はロビーに出て来た時には長いフライトの後でもあり疲労と共にかなりしらけていて、それは係官(2人で最初が女性で次が男性だったらしい)態度が最初から犯罪者扱いで非常に失礼な厳しい口調で、失礼極まりない扱いだったかららしい。
自分の父親の国にスキーでたった2週間遊びに来たのにまるで犯罪者扱いで、電話をかければすぐにわかるのに一方的に娘の持っているアイフォーンを取り上げて切ってしまった(怒鳴られたらしい)とかで、すっかりしょげておりました。
もちろん日本の住所を確認して来なかった自分の落ち度もあるのは分かるが、最初から犯罪者扱いはないのではないかと。
それを聞いて、観光立国を目指す日本政府は最近はかなり変わったとは言え、特に東南アジアから(団体旅行とかで来日する以外は)個人で観光に来るような人には非常に厳しいのだろうと容易に察せられますね。