残念ながら昨晩の全豪、「期待した良い試合」を観ることができなかった。
第1セット第6ゲームで40ラブになりながら、ドロップショットがネットに掛かり、そのままゲームを落としてしまった。
その「ガックリ」がその晩の試合の全てでしたね。
錦織特有の試合ともいえます。 ちょっとした精神的な変化が大きく試合に影響を与えてしまうという。
だいたいドロップショットというのは消極的な戦法なのだが、対戦相手のジョコビッチがこの前の試合でドロップショットミスを連発させてセットを落とし、5セットマッチまでもつれ込みどうにか勝利した。
試合後のインタビューをコート上で受けている時に観客から「次の試合もガンバレ、しかしドロップショットだけはカンベンだぞ」とヤジられ、会場がどっと湧いた。
ジョコビッチはインタビューを遮りそのヤジに向かって「You know I hate to say this but you are absolutely right 」といかにもユーモアの有る彼らしい受け答えに会場がどっと沸いた。
( こんな事は言いたく無いけど、、、君は全く正しい)
ドロップショットのミス連発で第4セットを失ったが、気分を切り替え立ち直り第5セットは簡単に取って試合を決めたのだが、この気持ちの切り替えが錦織に出来ていたらもう少し楽しめる試合になったに違い無い。
というのも、昨晩のジョコビッチは第1セットからかなり調子が出ず、錦織に大きなチャンスが有った。
錦織を応援していると気が付きにくいかもしれないが、ジョコビッチはかなり不調でファーストサーブなど42%しか入っておらず、同時に錦織は第1セット開始早々かなり良いショットが決まっていた。
しかしいったん気持ちがネガティブになると「尾を引いてしまう」のはまだ若いからという言い訳もきかない25歳、いくらマイケルチャンがコーチをしても「精神的な強靭さ」をトレーニングで改善するのは最も難しい分野。
テニスコーチよりもスポーツ精神医などの方が効果がある分野です。
と、書いて昔我が娘がジュニアテニスをかなり真剣にやっていた頃に、コーチからスポーツ精神医にかかることを勧められたのを思い出した。
ランキングのいっそうの向上のために、体力トレーニングと同時に精神医に通い始めた。
残念ながら効果は期待したほど出なかったが、これは効果の出る人はいる。
錦織圭選手、25歳は体力的にはピークの年齢なのだから、なんとか精神的にも強くなって日本人の夢「4大タイトル」の内の1つを手に入れて欲しいですね。
それが出来る才能がある事は万人が認めている事ですから。
オーストラリアのテレビの解説者達も、錦織はいつグランドスラムのトロフィーを手にするのかという話をよくしているほど、可能性がある選手なんですよね。
前にも書いたがF-1のレースでお立ち台の真ん中に立つ日本人ドライバーの出現は僕が生きているうちは無理だと最近思い始めているが、テニスではグランドスラム大会で優勝する日本人選手を見る可能性は有ると思っています。