デミス・ハサビスという名前を聞いてご存知の方がどのくらいいるのか不明ですが、人工知能開発で2024年のノーベル賞を獲得した人といえば、多少聞いたこともあるかと。
そもそもあの若い年齢で(1976年生まれなので今年50歳)ノーベル賞受賞っていかに彼が優れた研究者かが分かる。
彼が若い時に立ち上げた「ディープ・マインド社」をGoogleがそっくり彼ごと買収したので、今はいちおうGoogleの社員として働いている。
こんな人材がいるGoogle社は強いのも当たり前か。
今日の話題はそのデミス・ハサミス氏です。
実はあるYouTubeチャンネルで成田悠輔氏と将棋の羽生善治氏の対談を見ていて、さすが名人になるような人は人工知能にも非常に興味を持っているというのが分かる。
その対談を見ながらデミス・ハサビスのことを僕は考えていた。
デミス・ハサビス氏をWikipediaでご覧になると分かるが、彼は英国生まれでいわゆる天才的な知能を持っていた。
チェスが趣味で13歳で英国のジュニアで1位2位を争うレベルで、しかしゲームが趣味で飛び級で卒業した後にゲームソフトの会社で働き始めた。
コンピューターゲームを作る会社の社員だった。
世界的にヒットしたゲームを作ったりしていたらしいが、あまりの才能にケンブリッジ大学に移り「コンピューターサイエンス」で学位を取り、技術系の企業を立ち上げた後にロンドン大学で研究を続けたり。
その後ハーバード大学やMITで客員科学者として神経科学と人工知能の研究を続けた。
その彼がいかに天才かが分かるのは、チェスだけでは無く大学時代に碁に興味を持ち、アルファ碁を完成させ世界チャンピオンを打ち負かしたのはかなり話題になった。
この「アルファ碁」という名前を聞いたことがある方も多いと思う。
当時絶対にコンピューターは碁の世界チャンピオンには勝てないと言われていたのだがこのデミス・ハサビスがブレークスルーを起こした。
じつは羽生善治氏にしても将棋の名人だけでは無くチェスも相当な腕らしい。
今日本の将棋界を代表する若き「将棋400年の歴史を塗り替える男」と言われる藤井翔太にしても、ひょっとしたら彼のような天才がコンピューターサイエンスの道に進んでいたとしたら日本の人工知能の研究者として世界に誇れるようなブレークスルーを開発する可能性が有ったのではと。
非常に知能の高い子供達をコンピューターサイエンスへの興味を導くようなシステムを日本でも作る必要があるのではないかと。
あまりにも日本の教育システムではIT化が遅れていたので。
文科省も力を入れてこなかったのではないか。
そもそも日本のリーダー(政治家や官僚)達がITオンチなのが多過ぎる。
ドイツのメルケル氏がもう何十年も前、首相時代に「インダストリー4.0」という国を挙げてのIT化を発表した。
2014年なので12年も前だったが、日本では全くそのような動きは無くIT化は各民間企業に任されていた。
ドイツの国の予算を使って推し進める研究なので所詮民間企業とは桁が違う。
そのような国家規模なら学校教育にも予算が振舞われただろうし。
日本にも才能のある子供達は多いはずなので、それを活かせる教育が遅れていたのは残念でならない。
ちなみにデミス・ハサミス氏は父親がキプロス人、母は中国系シンガポール人で英国生まれ。
今のGoogle社長「スンダー・ピチャイ」氏はインド生まれ。
NVIDIAにしても世界をリードするIT企業のトップはIt教育に力を入れた国(台湾やインド)からの移民が占めているんですよね。
このように世界の頭脳がアメリカに集まる。
イーロン・マスクにしても南アフリカ共和国出身だし、そういう意味ではアメリカは強いですよね。