ホンダの第3四半期の決算で1600億円以上の赤字を発表って記事を読んで、やはりEVの開発の遅れが原因だったと知った。
この赤字の原因であるEV関連では何と7000億円もの赤字を出したという。
つまり2輪やハイブリッド車などの黒字をEV関連の赤字7000億円で帳消しにしただけでなく結局マイナス決算ってわけで、僕はこのような日が来るのは想定していた。
このEV関連の赤字の原因は「売れないから」もその一つらしいが、日本にいる方はなかなか実感できないかも知れないが、世界で最もEVが売れない国はダントツで日本なのですで足下で売れないというハンディ。
もう僕はこの僕の日記で10年以上に渡って、日本ではアンチEVというか嫌EV人間が多く、SNSやネットの書き込みで、EVなんか絶対に流行らない、どうせEVなど購入しようものなら大損をするというような内容の書き込みが大多数で、呆れ果ててしまっていた。
論破王とか言われる西村ひろゆき氏もEVに関しては完全に素人で間違った情報を垂れ流していた。
日本のマスコミも揃ってアンチEV的な記事を書く。
そういう風潮に便乗していた日本のメーカー、その中でも特に酷かったのはトヨタ(アメリカ政府にアンチEVのロビー活動さえしていた)だったが、結局今の現状を見ると自分達の首を絞める事態にしてしまった。
昔は日本という大きなマーケットで商品を開発販売し価格的にも優位性を持って世界に出て行くというシステムだったがEVの場合は逆になってしまっている。
日本のアンチEV状態は今も大して変わりは無く、そのような書き込みが主流の国では消費者も信じてしまいEVの売れ行きなど上がる訳がない。
売れないから日本のメーカーが作っても利益が出ない、競争力の製品が作れない開発も進まない。
今回の決算時のホンダの発表を見ると、すでに始まっていた新EVプロジェクトを破棄し、別の新たなプロジェクトに投資をしていくとか。
そもそもだいぶ前にホンダはEVの開発でアメリカのGM(ゼネラルモーターズ)と組んだ。
オールドスクールの典型であるGMとEV開発で組む決定をしたことが、ホンダが世界のEVの動きを理解できていなかったのを証明している。
そして今はEVはもちろんガソリン車でも「AIによるの自動運転」がこれからの自動車には必須という、猫でも分かる時代になっているのに、ホンダは自社での自動運転開発に自信が無いのかアメリカの自動運転のスタートアップの会社と組んだらしい。
これについても僕から見ると自動運転について「理解できていない」のを証明していると感じる。
いわゆるテスラでいうところのFSDは、ソフトウエアとデータの量で優劣が決まってしまう。
しかしホンダだけでなく日本の自動車メーカーの首脳はAIなどの分野にかなり疎く、ことごとく判断を誤る。
その点ソフトバンクの孫さんなどは国際的に見ても日本の会社のトップとしては非常に稀な存在。
サムスンなどデジタル系産業で日本を追い抜いてしまった(一人当たりのGDP比較)韓国の企業や政治家、政府官僚も日本よりよっぽど先が見えている。
もうここまでテスラや中国の企業に周回遅れ状態にされてしまったのなら、その自動運転開発においてなぜテスラの門を叩かないのだろうか?
自分たちのプライドが許さないのか?
ちなみにテスラは自動運転技術を他の自動車メーカーから要望があれば公開すると言っている。
聞いたこともないアメリカの自動運転のスタートアップに投資するよりずっと安上がりにテスラの抱える膨大なデータと技術が手に入るのに。
たぶんホンダの自動運転担当の技術者は、Googleが開発している無人タクシーWaymoと技術とテスラの自動運転技術の違いも分かっていなかった(たぶん今は分かっている可能性はあるが)はずで、トヨタも確か自動運転開発でWaymoと組んだはず。
この日記でも書いたように最近になってそのWaymoも基本的な設計を見直し、テスラ方式に切り替え始めている。
面白いことに、ホンダだけでなく世界の他のメーカーもテスラと交渉しているのは皆無らしい。
長年の歴史のある自動車メーカーは、最近出てきたような「ぽっと出」のテスラにお願いに行くなんてプライドが許さないのか?
中国のメーカーはというと、テスラに技術料を払うよりテスラ方式をパクって自分達で開発している。
日本の自動車メーカーと違って中国はデジタル系の技術力も向上し、その上大量の人海戦術ができるので、自分たちで開発できると考えているんでしょう。
ホンダはこれから4千億円をも投入して競争力のあるEVを開発すると発表しているらしい。
やり方によってはホンダの命とりにもなりかねないEV化ですが、本当に正しい決断が出来るAIなどの新しいテクノロジーを理解しているトップがホンダに居るのだろうか?
たぶんEVに関しては、素人の僕でさえホンダの意思決定をする重役達よりも確実に知識は上だと思う。
一度直接お会いして話を聞いてみたいとさえ思うほど怪しく感じている。
ホンダには新しいデジタル脳を持った「次の本田宗一郎」が必要ですね。