先日の日記に書いたワイフと友人のメグさんがシドニーから約片道280kmほどの距離にあるオーストラリアの首都キャンベラテスラモデルY、ジュニパーで合計600kmを超えるドライブ旅行を無事終えて帰宅した。
もともと運転が下手なワイフ、加齢とともに自分でも運転には自信が減少していたので、これまでだったらそんな距離のドライブでは必ず僕にドライバー役をとリクエスト(半ば強制)があったが、僕は目的の国立ポートレート美術館には何度も行っているし、特別興味のある展示がおこなわれているのでもないので行きたくなかった。
で、ご存知のようにオーストラリアでもテスラのFSD自動運転が使えるようになったので、ワイフ1人が運転する長距離ドライブでもそれほど心配はいらないかなと思い、僕は参加しなかった。
で、おかげさまで何事もなく無事に帰宅して来たのだが、ワイフ曰く全く疲れを感じない快適なドライブ旅行だったとのこと。
じつはワイフが1人で行くのには他にもちょっと心配な点がいくつかあった。
まずは今まで一度も(我が家でさえも)テスラの充電ポートを開いて充電器のプラグを接続というのを彼女はやった事がなかった。
往復600km超のドライブでは一度は充電する必要があるので、出かける前に充電器のテスラのプラグ(充電ケーブルの先についている)には充電ポートを開かせるボタンがあるのを教えることから始めた。
このボタンは全くポートを開くというシンボルもスイッチのような出っ張りも無いのでその部分を押すと車側のポートが開くというのは教えられないと分からない。
またテスラの昔からあるスーパーチャージャーでは充電器から差し込む充電ケーブルのプラグが2種類あって、テスラのチャージポートを開けて自分の車の形状を見てから充電器にある2種類のプラグの形状と同じのを使うように言っておいたが、やはりメカ音痴というか認知能力の低いワイフは間違った方を突っ込んだみたいで、シドニーにいる僕のスマホのアプリにも通知が来て「差し込み口にちゃんと接続されていません」と。
すぐに僕はワイフに電話して「間違った充電ケーブルの方を突っ込んでいるよ」と教えたので無事充電スタート。
あっという間に充電は(充電量リミットをデフォルトの80%にしてあるので)終了し、充電ケーブルを刺したままコーヒーとかカフェに飲みに行ったら充電終了後の放置料金(アイドル料金という)が発生するので、その場から離れないでと警告をワイフに伝えた。
僕がワイフを1人で行かせるのに賛成した理由は、このように全ての状況がシドニーにいる僕もアプリからモニター出来るから。
走行中はどこの道路を時速何キロで走っているや、何処に向かっていて(FSD使用中)何時に到着とか全てが見える。
海外からでさえスマホのアプリを開くと見える。
走行中だけでなく、目的地に着いて駐車し車から離れたら、車の周囲の映像が全てリニアに見えるのです。
前後左右のそれぞれのカメラからの映像がリモートから見えるだけで無く、全てが録画され保存されているのです。
なので「当て逃げ」なんて被害も心配無い。
確か駐車中に窓ガラス破られたり、車体をぶつけられたりするとすぐにスマホの通知が届く。
この機能によって、わざわざ鍵やコインでキズをつける「嫌EV人間」が今まで世界中で何人もが捕まり賠償させられ、またネットに晒されている。
これは非常に便利な機能だがしかし4つものカメラでそれぞれの映像を全て録画し続けるので、かなりの電力は消費する。
夕方ホテルについて駐車し翌日に出発とかなら気にするほどの消費量では無いが、例えば空港の駐車場に入れて海外に旅行に出かけ1週間後に帰国までずっとこの録画を続けたらかなりの電力消費になるので、その場合は電源が接続出来る設備のある駐車場を選ぶべきです。
今回ワイフにキャンベラまでのドライブで確かめて欲しかった事が有りました。
それはFSDを使用中に最高速度をテスラが読み間違えるという問題が他のテスラオーナーからFBの書き込みで散見されていたので、はたしてどのくらいの頻度でその間違いが起きるのかをチェックするようにワイフに頼んでおいた。
ワイフはFSDを使用中は隣に座っている友人とお喋りに夢中で、走行速度が100kmだろうが110kmだろうが全く無頓着な人なのでその事を予めチェックするようにと言っておいた。
すると彼女から写真が送られて来た。↓

↑このように速度制限110km/hの高速道路をちゃんと110km/hで走行を続けている。
しかしじつはこのように走行中にスマホを使うこと自体がオーストラリアでは交通違反のはず。
ひょっとしたら最近のFSDは初期の頃よりもスマホの扱いに寛容になっているのかも知れない。
今までだったらスマホを手に持って目線をスマホに向けただけで即「警告」が出ていたはずなのに、ワイフに聞いたら警告は出なかったと。
認知力の低いワイフはその警告も見落としていた可能性も排除出来ないが。
しかし警告は音も出るので分かるとは思うが。
このようにFSDは高齢化の日本にとっては本当に必要なテクノロジーだとお分かりいただけただろうか。
日本は石橋を叩いても渡らない国なので、いつになったら政府が許可を出すのか知らないが、このFSDだけで無く、無人タクシーにしても日本政府はトヨタなどの国産メーカーのテクノロジーが追いつくまで許可しないのだろうと僕は見ている。(無人タクシーやUberはタクシー業界に打撃と考えているんでしょうね)
マスコミなどの影響で嫌EVや反EVが多い日本国民がEVを買わないので、テクノロジー的に遅れを取っている日本の自動車メーカーを守るためもある。
何度も書きますが、100%安全でなければ許可は出さないという日本的な考えはもう時代にそぐわない。
すでに統計的に人間の運転よりもはるかに事故率の低い(8分の一以下と言われている)FSDでも100%安全でないと許可されないのなら、その間に頻繁に起きている老人のブレーキとアクセルの踏み間違いで何人もの犠牲者を出す現実をどう考えるのか。
政府が率先して民間企業と共にFSDやGoogleの自動運転テクノロジーを普及させるべきで、これは日本国民のためなのです。実際のデータの積み重ねなので遅ければ遅いほどデータが集まらない。
中国も韓国もとっくに許可されてFSDが走り回っている。
ちなみに今のGoogle方式(Waymo方式)は一般の乗用車に搭載させるにはライダーなどのセンサー機器類が満載でかなり高額になってしまうという制約だけで無く、見た目もグロテスクで悪いので日本で許可をしてもその恩恵に預かれる(つまりそのような車両を購入出来る)割合も低くあまり効果は出ないでしょうね。
テスラ方式なら確か原価400ドルくらいの装置で搭載出来るらしいです。
日本のメーカーも自前で開発せずにテスラからテクノロジーの供給を受ける契約をする方がよっぽど安く済むはずなんですけど、しかし日本のメーカーは変なプライドや意地があるのかそんな動きを見せているメーカーは今のところ無い。(自前で何兆円もかかるデータセンターも持つのだろうか?)
「自前で開発」なんて言っていたらいつになるやら、もうあっという間に中国車にも追いつけない状態になってしまうのに。