シドニー全域がロックダウンに突入したニュースは日本でも伝えられているようですが、デルタ株の感染力の恐ろしさを実感してもいます。
たった一人の人間(国際線乗組員を送迎するショーファー)から瞬く間に感染が広がり、感染者が一定の地域にとどまっていないことが事態を深刻にしている。
オーストラリアでは感染者数が少ないので、詳しい追跡調査が可能になっていて、テレビなどで感染した場所の特定が出来るためにそこに立ち寄った人全員にPCR検査を呼びかけている。
ネット上にはそれらの店などの一覧が出ている。
現在シドニー全域で検査を受けている人は一日当たり4万人を超えているようだ。
例えばボンダイジャンクションにある震源地「ウエストフィールド・ショッピングセンター」で働いている人間が感染し、感染に気がつかず郊外の家で行われた誕生日パーティーに参加した。
パーティーは30人ほどの参加者だったが20人がまず感染。
そしてその感染者の一人がメルボルンからの参加者で、パーティー後飛行機でメルボルンに戻った
つまり州を跨いで他の州にも感染者が移動してしまった。
現在までたった一人からあっという間に200人近くが感染している。
日本でもデルタ株の広がりが報道されているが、見つかる感染者数の数と期間を考えるとオーストラリアほど感染率が「高くない」ように感じる。
その最大の理由は「マスク」ではないかと僕は考える。
「何を今さら、そんな事は当たり前の事」だと言うのは承知の上で書いている。
じつは日本でもネットやYouTubeで「マスクではコロナは防げない。 飛沫を防ぐ効果は有るが」という事を強調する人がいる。
飲食店への入店の際にマスク着用していないという理由で入店を断られ揉めたり、飛行機内でのマスク着用が守れず着用を強制されたら「暴れたり」というニュースも目にする。
マスク着用に慣れている日本人でもそういう事が起きるのだが、そもそもコロナ禍が起きる前はマスク姿を街中で目にしたら「奇異の目で見る」オーストラリア人なので、ロックダウンに伴い公共交通機関や店舗内でのマスク着用義務に従わない人間が多い。
マスク着用するように促した警察官に殴りかかったりという人間までいる始末。
コロナ禍がだいぶ落ち着いてきていたオーストラリアだったので、先日の日記にも書いたように、食料品の買い物に出かけたらマスクをしているのは僕らだけなんて状態になっていたので、デルタ株のような感染力の強いのは広がりも凄い。
そもそも日本のテレビニュースを観ると国会でも議員全員がマスクしている映像が当たり前だが、オーストラリアの国会では今まで議会内でマスクをしているのは一度も見た事がない。
そんな国なのでいったん感染が広がり始めたら相当危険な状況になるのは必至。
だからこそニューサウスウェールズ州全体で感染者数がせいぜい5−60人を超えた時点でロックダウンが敷かれたのは当たり前。
日本人から見たらそんなに感染が少ないのにと驚かれるかもしれないが。
今回のデルタ株の感染状況を日本と比較して考えると、マスク着用の効果を改めて感じています。
ワクチン接種も欧米ほどに進んでいないオーストラリアなので、もう少しシリアスな事態になった方が皆も考え方を変える機会になるのではと。
少なくとも接種が70%を超えるまではマスク着用は必要だと思います。
現在敷かれているロックダウンでは屋外のエクササイズが認められているので、自宅勤務に切り替えられた人間が増え、いつものブロンテビーチからボンダイビーチまでの散歩道が人で溢れ、危険な状況に友人との朝の散歩を見合わせている。
この散歩道は狭く場所によっては道幅が2人がすれ違うのがせいぜいで、3人だと肩が触れ合うほどなのでマスク無しではかなり危険なので。