最初にその甘さに驚いたのは、もう何年も前の事だが、シドニーはノース地区に有る日本人経営の焼き肉屋で食べたキムチだった。
まさか、あんなに砂糖を使ったキムチが存在すること自体信じられず、「間違い」かと思った。
で、友人に聞いたら、最近は日本で食べてもキムチは甘くなって似たような味だという。
シドニーには韓国人の移民は多く、彼らが経営する焼き肉屋さんも沢山ある。 その後、シティーにあるマダン(Madang)レストランで食べたキムチは、トラディショナルな味で旨味はあっても、砂糖を感じさせるような甘味はなくホッとしたものである。
なんでこんな事を書き始めたかというと、今滞在中の山口県のスーパーで梅干や茄子のカラシ漬を買ったら、思いっきり甘い。
ビックリしてパッケージを見るとハチミツ入りと書いてある。
僕が良く見ないで買ったのがいけなかったのだが、まさか梅干しにまでハチミツを入れて甘くしてるとは思わず、手前にたくさん積んであるのを買い物カゴに入れてしまった。
もちろん好みは色々だから、甘いのが好きな人もいても良いが、それよりもショックだったのは、茄子のカラシ漬で、これはスーパーで購入したのではなく、杵でついた餅を販売する地元では評判の店に季節の時だけ販売している漬物で、母も大好物なのでわざわざ遠いところまで車を飛ばしてかいにいった。
ところが何と、味が変わってしまっていて、驚いて店の人に聞くとハチミツを入れるようになったという。
え~!!!何で!!!と、思いっきりガックリ。 お前までもか!って感じ。
じつは僕は酒が呑めず、子供の頃から大の甘党。
今も洋菓子、和菓子何でも来いなんですけど、そんな僕にとっても、最近の日本の味が何でも甘くなりつつあるのは、おかしいと感じてます。
味覚がまだ発達していない幼児には、甘い→美味しいというのが非常に分かりやすいのですが、ある程度味覚が発達してくると、種々の「ウマミ」というのが分かるようになる。
今やグルメの世界では英語圏でも使われるこの「ウマミ」は決して「甘味」と同一ではないはずで、なぜ日本では何でも甘くしてしまう傾向になってしまっているのか?
子供の頃から菓子でもないのに何でも甘い食品を取り続ける弊害は、糖尿病などの医学的な問題にも出るはず。
年寄りの僕だから、昔の味を懐かしんで、最近の食品には抵抗感を示すのではなく、オーストラリア生まれの僕のワイフにとっても、こんなに甘い梅干は美味しくないと、同意見。
最近の日本の食品の減塩の傾向は大いに結構な事ですが、もし塩を使う量を減らすために、甘味をつけるという事なのだろうか。
ちなみに、デンマークでの僕の経験で言うと、デンマークの食品は甘めは控え目ですが、塩分が多過ぎですね。
暑い国で年中発汗しているので塩分が必要なら分かるが、北欧の国であれほど塩分が多めなのは、???でした。
娘と一緒に食事に出てしょっちゅう塩分が強過ぎと文句を言う機会が多かったです。
さすがに、星付きレストランではそんな事は無かったですが。