朝、6時50分出発という早朝便のため、我々のホテルがいくら空港に近いとはいえ、迎えの車が来たのが朝4時20分。
早めに寝たので、朝はバッチリ起きたのだが、やはり頭がボーッとしていたんでしょう、旅行用目覚まし時計をベッドの上に置いて来てしまった。
気がついた時はすでに空港、安物なので諦める。
今回の旅行では、現在まで忘れ物一つも無く順調に来ていたのですが、気を引き締めなけれと。
ところがそんな忘れ物の事などぶっ飛んでしまう問題が待ち受けていたのです。
チェックインカウンターで手続きをしていたら、何と僕のワイフはオーストラリア人なので、アルゼンチンへの入国許可が必要で、取得のための支払いがなされていないので、搭乗券を発券出来ないと言われてしまったのです。
あまりに突然の事で、最初は何を言われているかさえ分からなかった。
で、よく聞いてみると米国、英国、オーストラリアの3カ国に限って、アルゼンチン入国時に入国許可が必要で、日本人の僕は必要無いが、ワイフは必要な事が判明。
それもアルゼンチンに到着後の支払いは認められないので、出発前に支払いを済ませ、許可証のプリントを持参することになっているんですね。
では今このカウンターでは支払えるかと聞くと、ここはLAN航空会社でアルゼンチンではない。
アルゼンチンの国に代わって入国許可を発行する事は出来ない。
この空港はエクアドル領内なので、許可証を発行するアルゼンチンの出張所がある訳でもない。
チェックインの係員曰く、「唯一の方法は空港内の有料のインターネットカウンター(インターネットカフェのようなところ)に行って、自分でネットからアクセスしてクレジットカードで支払い、許可証が下りたらそこでプリントして持って来て下さい」と。
慌てて、空港内のインターネットを探し、すぐ見つかったものの、そこの従業員も全てスペイン語しか出来ない。
アルゼンチンの許可証を取る必要があるのだがと言うも、全く通じずただ何台か置いてあるPCを指差すのみ。
エクアドル人にとってはアルゼンチンの許可証なんて全く知らないんですよね、必要無いから。
だいたいそのPCはWindowsなのだが全てスペイン語。
許可証発行を申請するウエブページがどこにあるのかも分からない。
偶然、英語が出来そうな旅行中のオニーさんが入って来たので助けを求めるも、アルゼンチンの許可証の事も知らず、当然そのウエブページのURLなど知る由もない。
いったいどうしたら良いのか焦っていると、Googleで検索したらという。
その手が有った!と検索して英語のページまでは辿り着いたのだが、何とこの許可申請のページに入るには、ログインしろと表示。
つまりまず自分の名前、生年月日、住所、パスポートナンバー、emailアドレスなどの詳細を打ち込んでまずは登録をして初めてログイン出来る状態になる。
その後ログインをし直してから、許可申請のページに入れるはずなのだが、そのリンクが見つからない。
そうこうしているうちにタイムアウトになってしまい、また最初からログインし直す羽目に。
どうやったのか自分でも思い出せないのだが、色々やっているうちに申請のページが現れたのでさっそく、名前、クレジットカード番号などを打ち込む。
料金は何と100米ドルと、超ボッタクリ。
支払いのボタンをクリックしたら、「アクセス中」の表示が出たまま、なかなか許可が下りたページが表示されない。
と、またまたタイムアウトの表示が。
もう出発時間は迫って来るし、許可証を取らない限り飛行機に乗れない。
僕は許可証は必要無いので、すでにチェックインは済んでいて、ワイフの旅行カバンも含め全てチェックインを終えている。
もしワイフが乗れない場合僕も翌日のフライトに変更出来ないことはないと思うが、僕の分はチェックイン完了扱いなので、荷物はすでに予定の飛行機に積み込まれてしまっている。
どうしたら良いのか! 大いに焦りながら、再びログインしたら、許可証発行済みの表示が出て来た。
「やった〜!!!」と、すぐにインターネットカウンターのオニーさんにプリントを頼む。
しかし通じない。
じつはワイフは途中からパニックになって、航空会社のカウンターに助けを求めに行っていた。
行っている間に僕がワイフに代わって色々やっていた。
で、ちょうど僕がプリントアウトを頼んでいるところへ航空会社のおネーサンを連れてワイフが戻って来た。
この問題はただ単に僕らがアルゼンチンのヴィザなどについて事前に調べなかった、自分達の落ち度で航空会社の責任では無い。
チェックイン業務で忙しい航空会社のおネーサンが階下のインターネットカウンターまで来て助けてくれたのは、多分ビジネスクラスチェックインで僕ら以外他にチェックインする乗客が少なかったからだと思います。
後に搭乗したらビジネスクラスの乗客は他に2人だけだった。(ちなみにこの飛行機のビジネスクラスシートはたった12席で僕ら以外2人だけだった)
このおネーサンのお陰で無事プリントアウト出来、すぐに一緒にカウンターに戻り、ワイフのボーディングカードを発券してもらう。
なんとか間に合ったと、ほっと胸をなで下ろした。
一時は諦めてまたホテルに戻り、ホテルのPCでスペイン語と英語の出来るスタッフに手伝ってもらって許可証申請をしなければ無理かとさえ考えた。
例えば日本人がアメリカ旅行に出かけ、必要なEstaヴィザを取るのを忘れていて、空港で搭乗手続きをしている時に指摘され、飛行機が飛ぶ直前になって慌ててそこからインターネット申請をする羽目になったのと似ているシチュエーションなんですよね。
冷や汗ものでしょ。
その上、Estaの場合は申し込んだらオンラインで自動的に登録されるので、プリント(印刷)する必要が無いが、アルゼンチンの場合は払った証明書を入国時にパスポートと一緒に提出するシステムなので、チェックイン時にその証明書を持たない乗客には航空会社がボーディングカードを発券してくれないのです。
今朝の迎えの車が早めに来てくれたため時間に余裕が有ったので助かったが、ギリギリで来ていたら、この飛行機に乗れなかったでしょうね。
いやー、シドニーを出発してから全く何の問題も無く今日まで周って来ましたが、まあこんな事もありますね。
搭乗が始まって、シートに腰を下ろした時にはヤレヤレとホットしたのですが何とまたまたトラブルが。
乗客全員が乗り込んで飛行機はいざタクシングを始めたが、なかなか飛び立たない。 窓の外を見るといつの間にか霧がたちこめている。
そうです、視界不良のため出発の許可が下り無いので、このままここで待機しますというアナウンス。
ひょっとするとこのまま飛び立てないのではという不安が頭をよぎる。
けっきょく、30分程で霧は晴れて出発出来ました。
目覚まし時計を忘れたのから始まって、まあ次から次へと問題発生。
こんなのも思い出の一つになるのでしょうが、朝4時起きの頭にはスペイン語のPCで申請をするなんて、イヤハヤ血圧急上昇してたと思います。
今、アルゼンチンに向かう機内でこれを書いていますが、このLAN航空のエアバス320、ビジネスクラスシートが無い。
プレミアムエコノミーシートが一番上のクラスで、それは何と横3人掛けのエコノミーシートと全く同じで、違いは真ん中のシートにテーブルを設置して、2人掛けにしてるだけのもの。
その上、何と専用のスクリーンが無い!!!
映画を観たければ、天井から吊り下がっている小さなスクリーンでやっているのを観るということは、自分で番組を選べない。
エコノミーでも自分専用のスクリーンがついている時代に。 イヤハヤ、びっくりですね。
残念ながら今回はワンワールドの加盟航空会社で統一しなければならなかったのだが、そういう制約が無い場合、南米を旅するなら良く調べて使用する航空会社を選ぶべきだと思います。
JALやBAの機体についてこのブログで何度か文句を書きましたが、このLAN航空の貧弱さに比べたら天国ですね。
文句を書いたのが申し訳なく感じる程。
エクアドルからアルゼンチンへの6時間ものインターナショナルフライトなのに、エコノミークラスと同じシートでリクライニングもほんのチョッピリなんて。
足も伸ばせない。
エクアドルからアルゼンチンへと国は跨いでも、同じ南米大陸の中なので、国内線とお同じ扱いなのか。
エクアドルからスペインなどへのフライトはもうちょっとマシなのかもしれませんが。
ちなみに、ガラパゴス島へ渡るのは別の航空会社(Aero Gal)のエコノミーを使用したのですが、機体も新しく、シートも広いし、それぞれ自分専用のスクリーンが装備されていた。
完全にLAN航空に勝ってますね。