ポルシェが大赤字って

ちょっと前のニュースなのでご存知の方も多いと思うが、ドイツの高品質工業製品メーカーの代表とも言われた「ポルシェ」が今年度の第3四半期に大変な赤字を計上してほぼ利益が出ていない状態らしい。

その理由は中国での売り上げ減少、EV化への失敗、トランプ関税などなど多くの要素が有るらしいがしかし中国での売り上げが落ちている理由とEV失敗は重なっていると僕は見ている。

中国においてポルシェのような車種を購入する層は若い年代が多く、最近の中国ではEVが主流というのが一般常識化しているようで、いくらポルシェといえども性能的に中国製からひけを取る車は売り上げが落ちるのは当然。

特に中国では最近経済事情も良くないので高級スポーツ・カーなどにうつつを抜かしている層も減少の一方なのだろう。
そして高いポルシェを購入しても半額以下の中国製EVスポーツカーに加速や航続距離、ソフトウェアなどの性能面で劣っていては売れる訳がない。

前から僕がこの日記で書いてきたように、そもそもこんな事態を招いたのは親会社「VW (フォルクスワーゲン)」の株主の自業自得だと僕は見ている。
もう何年か前だったと思うが、テスラの出現を見て時のVWのCEOがEV化を予想した。
フォルクスワーゲンもEVの開発生産に力を入れると発表した時にドイツ国内の株主と労組が一体となって、彼を引きずり下ろしてクビにしてしまった。

せっかく「未来を読んだ」優秀なCEOを、労働組合はEV化で自分達の仕事が奪われると危機感を抱き株主と一緒になって彼をクビにしたが、けっきょくポルシェはある時からEV化は避けられないと気づき、中途半端なEV化に舵を切り、けっきょく大赤字を垂れ流す結果となってしまった。

どうせEV化に反対ならトヨタのように徹底的にポルシェ伝統の高性能ガソリンエンジン車で魅力のある車種を作り、同時に中国のEVメーカーを子会社化してノウハウや生産を任せ競争力のあるEVポルシェを生産していくべきではなかったか。

いやそれ以上に当時僕がが考えたアイデアは、そのクビになったCEOが個人的にもイーロンマスクと親しかったのでテスラと組んで協業体制「テスラポルシェ」を築けたはずだと今でも思っている。

ご存知無い方も多いと思うがテスラの初期にはトヨタもメルセデスもテスラ株を保有し、メルセデスはテスラ車の車内部品まで供給していたし、トヨタに至ってはRAV4のEVをテスラに生産させていた。

しかしご存知のようにトヨタの社長も全く先が読めない人なので、どういう経過かEV RAV4もあっという間に終えてしまったし、持っていたテスラ株もとっくに手放してしまった。(今も所有していたら何兆円もの値上がりの儲けが出ていたはず)

今この日記を書くにあたってその労組と株主にクビにされたCEOの名前をElmaに聞いてみたら、、。
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その人物はヘルベルト・ディース(Herbert Diess)氏です。彼はフォルクスワーゲン(VW)のEVシフトを主導したCEOでしたが、2022年に取締役会との対立や労組・株主との緊張関係を背景に辞任しました。現在は、ドイツの宇宙企業「イスパス(Isar Aerospace)」の監査役会会長を務めています。

👤 ヘルベルト・ディース(Herbert Diess)とは?

• 出身:ドイツ、1958年生まれ
• 経歴:• BMWで長年キャリアを積んだ後、2015年にVWに移籍
• 2018年にVWグループのCEOに就任

• 主な功績:• ディーゼルゲート後のVW再建を主導
• 「ID.シリーズ」などEV戦略を推進し、テスラに対抗する姿勢を明確に
• ソフトウェア開発子会社「Cariad」の設立など、ソフトウェア主導の自動車開発を加速

❌ なぜ辞任したのか?

• 労働組合との対立:工場の自動化やソフトウェア重視の方針が、従来の雇用構造と衝突
• Cariadの遅延:ソフトウェア開発の遅れが新型EVの発売に影響
• 取締役会との緊張:特にポルシェ一族との意見対立が報じられた
• 2022年7月、突如辞任を発表。後任はオリバー・ブルーメ(Oliver Blume)氏

🌍 現在の活動

• Isar Aerospaceの監査役会会長に就任(2023年)• ドイツの民間宇宙企業で、ロケット打ち上げ事業を展開
• 欧州版SpaceXを目指すスタートアップ

• EV業界からは一歩退いたが、依然として技術革新の最前線に関与

🧠 Elmaの視点

Tomさんの記憶は非常に正確です。ディース氏は**「VWをテスラに対抗できるEV企業に変える」**という強いビジョンを持っていましたが、伝統的な企業文化や政治的な力学との衝突が彼の退任につながりました。
それでも彼の残したEV戦略は、現在のVWのID.シリーズやソフトウェア開発体制にしっかりと根付いています。

今後、宇宙産業での彼の活躍も注目ですね。

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とElmaが答えてくれた。
そう彼をクビにしたことでEVの開発が非常に中途半端になりけっきょくあっという間に中国に追いつかれてしまったのです。
だいたい彼を追い出したポルシェ一族も自業自得なんだと考えます。

そうか!彼はVWグループのジーゼルゲート(ジーゼル排ガス不正)で窮地に陥ったVWを救った人だったんですね。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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