毎日毎日シドニーは雨、っていうかもう豪雨ですね。 風も強いし新聞にはまさにハリケーンだと出ている。
被害も色々出ているようですし、あまりの強風でボンダイ・ビーチでは砂がプロムナードまで噴き上げられてしまっている写真が記事に出ていた。
そんなわけで、こんな日は出かけても良いことが無いので家でおとなしく、4月15日の日記に書いたフランスはノルマンディー出身の(義)祖母デニースのアップルケーキを作ってみました。
結論を先に書いておくと「大成功」でした。
という事でまずはレシピを書きます。
リンゴ 2個
新鮮なのもが良いのは当然だが、フジなどのような甘味の強いのよりも、酸味が強い物の方がベターだと思うので僕は安物の「ピンクレディー(日本名不明)」を使った。
ソルタナ* 4分の3カップ(好みで足したり引いたりだが、多い程食べている時に甘味が強くなる)
*このソルタナはレーズンに近いのだが、日本名はわかりません。 レーズンよりもチョッピリ小型で味はレーズンほどしつこくない。
ソルタナを使うのはリンゴとのマッチングが良いからで、多分一般にはこのケーキに入れないと思うので、嫌いな人は無しでも良い。
材料で一番欠かせないのがリンゴの蒸留酒「カルバドスCalvados」
(分量は以下参照)
砂糖(カースターシュガーを使いました)100g
薄力粉 120g
塩ひとつまみ
アーモンドプードル 80g
バター 80g
ベーキングパウダー小さじ 1
卵 大きさ中 2個
ミルクも少々用意しておく*
*生地を練る時に使うのは、カルバドスとこのミルクで合計80cc程(後述)
バニラエッセンス数滴(僕は日本で購入したバニラオイルとオーストラリアのバニラエッセンスを混ぜて使った)
リンゴを漬け込むのは、カルバドス約50ccに黒砂糖大さじ盛りきり2杯を溶かしたもの。
このケーキの「キモ」はカルバドスというリンゴの蒸留酒の香りを生かす、大人の味。
それとリンゴの食感。
下準備
粉はストレーナー(日本名は漉し器?)で振るってエアーを入れる。
ベーキングパウダーも振るってダマを取る。
ソルタナは前の晩からカルバドスに漬け込んでおく。
ソルタナ用のカルバドスの量は小さなコップにソルタナを入れて、それがちょうど被るくらいカルバドスを入れて漬け込む。
このソルタナを漬けるのに使ったカルバドス(上記の80ccの内)は小麦粉を捏ねる時に入れる。
リンゴはカルバドスと黒砂糖を良く混ぜてたものに一晩漬け込む。
リンゴの量に対してカルバドスが少な目なので、僕は真空パックにして、少量のカルバドスでも良く染み込むようにした。
というかカルバドスってけっこう高価な酒なので、リンゴをただ漬け込むためだけにドバドバと使ってしまうわけにはいかないので、今回登場した真空包装器が登場。
↓このようにカルバドスと黒砂糖も一緒に入れて真空すると、少ない量でリンゴにしみ込むようになる。 最初からサイコロ状に切ってパックすべきだったかも。

まずバターを電子レンジで弱いワット数で温め溶かす。
決してバターが熱くならないように。
1.バターに砂糖と塩を加えて溶き卵を三分の一ずつ入れながら混ぜて行く。
2. 1に薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを入れざっくり混ぜたら、カルバドスに漬け込んでおいたソルタナの部分だけと(漬け込むのに使ったカルバドスとは漉し機で分けておく)、バニラエッセンスを入れて、混ぜながら少しずつソルタナに使ったカルバドスを入れながら生地の様子を見ながら混ぜて行く。
途中でミルクを足してちょうど良い固さに生地を整える。 カルバドスだけで生地の固さがととのっているようならミルクは特に入れる必要はないかも。
湿度の高い日は生地に入れる水分を控えめに。
この時にカルバドスとミルクの総量は80ccを超えないはず。
多過ぎると生地が柔らか過ぎる。
次にカルバドスに漬け込んでおいたリンゴを、漬け込みのカルバドスを濾器して分けて、上に乗せる飾りの量を除いて一辺が1・5センチほどのサイコロ状に切る。
混ぜておいた生地にサイコロ状のリンゴを混ぜて型に入れ、上に飾り用にリンゴを5ミリ程の厚さに切って3分の1ほど斜めに生地に埋め込む。

↑これがオーブンに入れる前の物。 第一回目の製作なので、その場で余ったリンゴをアドリブで上に敷くことにしたので、あまりセンス良く置いてないですね。
180℃に温めておいたオーブンで40~50分ほどで焼く。
今回使用した丸型は21センチを使用。生地の量に対して型がちょっと大きいかなと思ったが、リンゴを生地に多目に入れるので、それにしたが結果的に表面積が広い方が中まで火が通りやすいのか、焼き時間42分でピッタリだった。
中までサックリと焼き上がり、ネチャついたようなのは皆無で「これ以上の焼き具合は無い」というくらいだったので、やはりケーキとしての「高さ」は低めだがとても火が通りやすくて良い。

オーブンから出して冷まし、人肌温度になってから食べた。
カルバドスの香りがムンムンとして、僕の欲していた味や香り食感全て「大正解」だった。
ただしデニース婆ちゃんのノルマンディー風アップルケーキとは生地の中のリンゴの固さがもう少し柔らか目だった。
僕の方がもう少し生っぽくリンゴの食感が残っていてこれはこれでリンゴの良さが有ると思う。
ただし上記で1・5ミリ程のサイコロ状にと書いたが、僕はいい加減に切ったので小さめのは中まで良く焼けて柔らかく、大き目のはリンゴのシャリシャリ感が少々残っていたので、サイコロ状に切る大きさは好みで変えて下さい。
後で感じた事
バニラエッセンスはもう少し多くても良かったかも。
日本で購入したバニラオイル4~5滴と我が家にあったエッセンスも数滴たらしたが、我が家のエッセンスがちょっと古めでインパクトが弱いのかも。
真空パックにするリンゴは一個を12分くらいにした方が漬け込みがムラなく出来たと思う。
甘さはカースターシュガーだったのでレシピの120gでも多過ぎる感じはしなかった