昨日は胃カメラ検査の日だった。
胃カメラ検査はもう何度受けたか記憶にないほど長年に渡っている。
僕の胃の中に前ガン細胞があるとの専門医の指摘で、定期的に検査を受けるようになって何年目に入るのか定かでない。
僕の父が胃癌で亡くなったのもあって、定期検査を勧められているのだが、オーストラリアの検査は麻酔を使うので眠っている間にあっという間に終わってしまう。
朝9時に病院に行って着替え、ベッドで順番を待つ。
ほどなくオペレーションルームにベッドごと搬送され、麻酔を打たれて次に気がついたのが10時半だったので、実際に検査にかかった時間は30分ほどではなないだろうか。
麻酔が効く前に検査器具を見ていたら、全て「オリンパス光学」の名前があった。
OLYMPUSはカメラ事業(僕も愛用している機種の一つ)ではあまり利益を出していないらしいが、医療機器では世界的に知られた企業で、オーストラリアの病院でもかなり使用されているようである。
あっという間に検査は終わり、目が覚めて周りを見ていたらナースが飲み物を持って来てくれた。
これもいつもの事で、その後希望があればサンドイッチが来るのだがこれが思いっきり不味い。
しかし検査のために前の晩から何も食べていないのでエッグサンドを頼む。
食べ終えた頃に検査をした僕担当の専門医が来て、例によって「特に問題は無い」と。
最近は胃の調子は良いので問題が有るとは思っていなかったがそれでも一安心。
麻酔を受けたので、運転は禁止という事でワイフに迎えに来てもらい帰宅。
それにしても麻酔で朝寝をする感覚で非常に気持ち良い。
この胃カメラ検査、日本では局部麻酔で医者は患者と話しながら検査をするらしい。
最近の検査器具は非常に繊細でなにも全身麻酔をする必要が無いらしい。
僕はずいぶん昔からオーストラリアでこの検査を受けていたので、局部麻酔だけではとても耐えられないというイメージがいまだに有る。
というのも当時(今から30年以上前)は胃の中に送り込むカメラは水道のホースに近いほど太く、喉の奥に入れる時に吐き気がするほど苦しかったから。
なので当時は全身麻酔を受けても(それほど深い眠りではないので)何となく喉が苦しいとか、検査が終わった後も喉が痛いとかを感じたが、医療機器の発達はすさまじいものが有るので、最新の検査機器を使えば何も全身麻酔(全身麻酔という表現が正確かどうかわかりませんがとにかく検査中の事は全く覚えていない状態に寝かされます)をする必要が無いのかもしれない。
実は「麻酔」というのは非常に危険なもので、医療ミスで使用量を間違えれば眠ったまま二度と起きないいわば植物人間になってしまう可能性も有る。
それだけでなく、いつも思うのだが例え検査が順調に終わっても、麻酔を受けた後数日間は「ボケ」のような症状が必ず出る。
昨日も検査後帰宅してこの日記をアップしたつもりだったのだが、今日になって書いていなかったと知った。
絶対にアップしたと確信していたのに、やはり「記憶が飛んでしまった」ような感覚ですね。
なので、検査後の運転は「厳禁」で、何度も念を押され、誰かが迎えに来るまで待合室から出ないようにといつも言われます。
オーストラリアでも局部麻酔だけになる日は近いのではと思います。
何しろ麻酔医の立ち合いが必要な検査はコストもかなり高くつくので。