テスラミーティングの続きを書く前に。
トヨタの社長豊田章男氏の唱える、自分で運転して楽しめるクルマ作りには大いに賛成。
交通量の少ない郊外のワインディングロードの続く山道を足回りの良い軽快な車を駆って思う存分走る楽しさは、十分理解している。
しかし、最近の交通事情を考えると「そんな時代はもう戻って来ない」と感じている。
オーストラリアの場合はまだ日本よりもマシかもしれないが、ドライバーのレベルが低いので貰い事故も含みリスクが多い。
イースターホリデーのようなホリデー時に違反をすると倍のポイントを失い罰金も倍になる、季節限定で「倍返し」ならぬ「倍失点」制度とか、スピードカメラは至る所にあるしで速度を気にせず運転を楽しむのはサーキットに持ち込むしかない時代。
僕は座骨神経痛の事もあって長時間ドライブを楽しむのもめっきり少なくなった。
A地点からB地点へ楽チンに移動する手段として車を使用するというだけという感じ。
そんなわけで、その「手段」にはAP(オートパイロット)の発達は必要なテクノロジー。
APはまだまだ始まったばかり、改良の余地が大いにある今の状態で経験するというのは非常に興味深いです。
「ワクワク、ドキドキ」を提唱してきたトヨタも、APの開発に本格的に取り組むため、アメリカに研究開発チームを置いているらしい。
そんなわけで、僕の日記のサブジェクトにはAPが今後とも頻繁に登場すると思います。
さて、
今回のミーティングに話を戻すと、今回参加車の中で唯一モディファイをしていたのが↓の赤い車。

他のテスラが全て(ボディーカラーなども含めて)一切のモディファイをしていない中でちょっと異色でした。
僕にはちっとも魅力的には見えなかったですね。
他のオーナーもこの車への関心はなかったようです。 ボディーサイドに大きくTESLAなんて入れているから、最初はテスラ社のプロモーション用かなんて思ったほど。
今回のテスラミーティングでは多くのオーナーと話したかったが残念ながら時間もあまり多く無く、話ができたのはせいぜい10人ほどだったか。
特徴はオーナーの年齢が非常に多岐にわたっているというか、若い人もいれば僕とほぼ同年代、いやもう少し年上かもしれないと見えるオーナーも数人いた。
僕は服飾関係を仕事にしていたのにもかかわらず、他人の服装などであまり判断しないのだが、今回集まったオーナー達の雰囲気は想定した通りだった。
つまりGTーRのオーナー達のような若くあまり品の無いタイプでは無く、またAMGオーナーのようなプチブルジョワを前面に出しているようなタイプもいない、非常に落ち着いたオーナー達が多く「尖った」タイプの人種がほとんどいなかった。
テスラを購入したばかりのオーナーもいたが、初期型のシグネチャーモデルを所有している年季の入ったオーナーの方が多かった。
30代後半と思しきオーナーと話していたら、彼はなんとオーストラリアにテスラが店を出す三年前に注文を出したとか。
正確には「注文」というよりもオーストラリアでの販売が開始される場合には購入したいというメールをアメリカのテスラ本社に送っておいたらしい。
テスラ社が最初に販売したロードスターは購入しなかったようだが、モデルSのオーストラリアオーナーのなかでは最初の数名との事。
さすがEVについての知識もとても豊富だった。
話すチャンスがあった他のオーナーでプリウスに乗っていたという方がやはり多かったですね。
EVではなくハイブリッド車だがやはりバッテリーを動力とする車を使用していたという経験はEVオーナーになる人に自信を与えるような気がします。
いまだにハイブリッド車でさえバッテリーを動力とする乗り物に懐疑的で、購入の選択肢にも全く入れな人も多いですが。
僕が話したオーナーの中で、一番驚いたのが(偶然僕の家から10分もかからないところに住んでいる方)自宅にチャージャーを持っていないという。
で、どこで充電するのかと聞いたらシティーの中にあるスター・カジノで充電しているという。
その上テスラが車庫に入らないので路上駐車だという。
詳しくは聞かなかったがひょっとすると勤務先がスター・カジノの近くなので出勤時にそこに駐車して充電しているのか。
何しろテスラのスーパーチャージャーってのはシドニーのショールーム以外にはこのカジノの中しか無いのですが、それだけを頼りに維持できてしまうんですね、これにはビックリ。
全く電気代がかからないんでしょうね〜。
電気代がかからないといえば、以下の写真を見ていただくとわかると思いますが、全使用量は46kwhでした。

↑の写真で一番上の段のDistanceがミーティング参加の全走行距離で252.8Km、Total Energyが46.3kWh、AGV ENERGYが183Wh・kmと見えると思います。
46.3kWhということは電気代の安い夜中に充電をすると1kw当たり0.9セントなので約4ドル50セントほどになります。
250キロ以上走って電費が日本円で400円ちょっとってのはガソリン車とはもう比較対象では無いですね。
我が家のレクサスRXハイブリッドさえ最低20リッターは使うはずだから最近のガソリンの値段が下がったとは言え、2000円以上はかかるわけで。
↓は帰宅後車をガレージに入れ100%の満充電から普段使用の75%設定に変えた時の表示ですがまだ151Km走れると出ています。
という事は252km+151Kmなので、満充電では400kmは走れるようです。

今回参加した車の中には面白いナンバープレートをつけた車がいくつかありました。

↑の写真で見えるかどうか、左から2番目の車は「ENDOIL」で、オイルの時代は終わったよという意味、一番右の車のは「IQUIET」で私は静かという騒音をまき散らさないEV車の特徴を謳っています。
皆で記念撮影中テスラの特徴であるフロントにエンジンが無いってのをアピールという事で、フランク(テスラ乗りの間ではフロントにあるトランクなのでフランクと呼ぶ)に乗って全員集合写真をという事になった。

テスラのオーナーになったキッカケで面白いのが、最初はその想像を超える加速力にという人が実際に乗り始めるとそのテクノロジーの魅力や地球に優しい(グリーン)という部分に気がつき、あまり飛ばして走らなくなるらしいです。
自分も今回のミーティング出席にはおとなしい運転をしていたのように、車として面白い(興味を惹かれる)新しい発見があって、ただ加速を楽しむというのは減っていますね。
続く