自動販売機で必ず販売されている缶コーヒー。
本当に美味しいと思いますか?
日本のテレビコマーシャルを見ていて不思議に思うのは缶コーヒーの宣伝が多いという事。
それだけ売れているという事なのだと思うけど。
日本独特の広告といえば、昔僕が日本に住んでいる頃から、テレビコマーシャルだけでなく雑誌の広告、電車の車内広告で必ず見かけたのが、「胃腸薬」や「目薬」の宣伝。
1974年にロンドンに住み始め、英国では胃薬と目薬の広告などめったに見ない事に気がついた。
どうして日本ではこの二つ宣伝が多いのかと考えた。
その後オーストラリアに住み始めてからも、たまにテレビの宣伝で「胸焼け」を解消する胃酸を抑える錠剤の宣伝は見かけたが、胃腸薬や目薬のコマーシャルなどは一度も見かけた事がない。
ところがここ10年、日本で胃薬と目薬に宣伝が確実に減っていると感じる。
これは必ず理由があるはずだと考えた。
胃薬の場合、ピロリ菌の発見で(オーストラリアの医者が発見、ノーベル医学賞を受賞)日本でも治療が進み、胃の問題を抱える国民が減って、薬の需要が落ちたのではないかと。
次に目薬だが、この宣伝が多いのも日本独特だった。
長年海外に住む僕にとって、ここ10年以上に渡り日本に帰る度に日本の空気(大気)汚染が「減っている」と感じていた。
1960年代の日本は車の排気ガスや工場が排出する汚染物質で、今の北京に近いほど空気が汚れていた。
特に東京の様な大都市が酷かったが、自動車の排気ガス規制が始まり、そして東京都の打ち出したジーゼル車の規制で、東京の空気は大きく変化し綺麗になっていった。
同時に目薬の宣伝も減っていったのではないか。
北京ではマスクを着けて通勤している人の映像を見るが、しかしゴーグルのような眼を護るものは普通着けないでしょ。
ひょっとすると北京では目薬の宣伝が多いかも知れない。
最近のと言ってももう数十年も前からだが、日本のテレビコマーシャルでは当たり前に見る「缶コーヒーの宣伝」が外国に住む僕にとって異質に感じられていた。
コーヒーなんて飲み物を缶入りで販売しているのは日本(ひょっとすると韓国や中国などのアジア地域も含む)くらいではないのか。
どうして日本では缶入りコーヒーが売れるのだろうかと不思議でならない。
というのも僕が日本に住んでいた頃は、缶入りコーヒーなどはほとんど販売されてなかったと記憶している。
コーヒー牛乳ってのは有ったが。
日本に帰る度に、日本全国やたら設置されている自動販売機に必ずある缶コーヒーを何度か飲んだが本当に不味い。
あんな不味いコーヒーがなぜ売れるのかは、喫茶店のコーヒーが高過ぎるのも理由の一つだったとは思う。
そして最近になってコンビニで100円コーヒーの販売が始まり、凄い人気らしい。
不味い缶コーヒーがあれだけ売れる日本なのだから、同じ値段で淹れたてのコンビニのコーヒーが売れるのは当たり前だと思う。
コーヒーは淹れたてが美味しいに決まっているでしょ。
コンビニの100円コーヒーは、そもそも今や世界的ブームになっているネスプレッソが開発した、カプセル式のコーヒーマシーンから始まったのだと思う。
コンビニで手軽にコーヒーが飲めるのだから、そのうち日本独特の缶コーヒーの宣伝も減るでしょうね。