百円ショップが、、、

日本のニュースを見ようと、我が家のケーブルテレビで「NHKワールド」を点けたら、100円ショップの特集をやっていた。

僕のワイフは日本に行く度に「百円ショップ」に出かけるのが恒例になっている。
1週間程度の短い日本滞在でも何回かは出かける。
ワイフが完全に「ハマって」しまっている原因の一つは、それが何であろうと「買い物をする」という行為に満足感を覚える一種の「中毒症状」も含まれているのは間違いない。

ワイフに付き合って出かける度に、その商品の種類の多さが10年前とは比較にならないほど増えているのに驚かされる。

噂では同じ100でも商品によって利益率が色々違うらしい。
じつは僕は百円ショップの品質にはそれほど信用していなかったのだが、この「NHK」の番組では乾電池の比較をやっていて、アルカリ電池4本をレールの上をグルグル回るオモチャの電車に入れて、有名ブランド(4本で300円)とどちらが長く動き続けるかを見せていた。

この実験は公正を期するために数回に渡って行われたとの解説だったが何と百円ショップの電池を入れた方が四時間も長く動き続けていた。

百円ショップの宣伝では無くNHKが紹介しているもだから「ウソ」は無いはず。
百円ショップの最大手のダイソーの社長のインタビューを読んだが、絶対に百円では無理だろうというような商品を作るのに「喜び」を感じているようで、10万単位、100万単位の発注でも無理なら1000万個にしても安くする努力をするという。

で、このインタビューを読んでいて、Amazonを連想させられた。
つまり両社の共通点は徹底的に競争力を付けるために利益が出なくとも厭わない、という経営方針。
そういえば今や世界長者番付でナンバーワンになったジェフ・ペゾス氏は愛車は古いホンダアコードだが、ダイソーの社長も所得はかなり低く抑えているらしい。

で、結果としてどうなるか。
じつは日本がデフレに長い間苦しんでいる原因を担っているのもこの百円ショップだと僕は考える。
長い間の不況で実質所得が減り、より安く買い物が出来る百円ショップに人気が出る。
と同時に普通の店では絶対にやって行けない薄利の商売で、日本全国何千もの店が展開され、普通の小売店はかなりの影響を被る。
つまりデフレスパイラルの原因の一つになっている。

シャッター街が増えている日本ではスーパーと百円ショップだけが元気がある。
いや正確にいうとスーパーも百円ショップが食料品を置き始めているので、ウカウカしてはいられない状況だと思う。

Amazonも同様に拡大に次ぐ拡大で、各国の大型量販店でも影響を受けて淘汰されて行くと思う。
諸費者にとっては物が良いのに安いならそれを選ばない訳はない。
上の電池のように100円の電池の方が電化製品店で買う300円の電池よりも性能も良いなんて事が実際に起きている。

しかし将来的にこのような状態がエスカレートしていったら、国全体の景気は逆に落ち込んで行くのではないかと思う。

と、書きながらしかし僕も次回日本に行ったら百円ショップで買う物のリストを書いている。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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