先日Netflixの番組でビル・ゲイツの慈善事業についてのドキュメンタリー番組を観ていた。
ポリオを地球から絶滅しようとかなりの私財を投下していたのは知っていた。
しかし不衛生が引き起こす下痢によって後進国で多くの子供達が亡くなっているのを改善すべくプロジェクトを立ち上げ、自らの財団やウーレン・バフェット氏とも共同で資金を投入しているのはこのドキュメンタリー番組を観るまで知らなかった。
さてこの番組の中でビル・ゲイツが推し進めていたプロジェクトの中で最も注目したのが安全な原子力発電プロジェクトだった。
ビル・ゲイツはご存知のように過去「世界長者番付」で世界ナンバー・ワンの位置を最も長く続けていた人間なので、マイクロソフトから距離を置いてからはチャリティー事業に取り組んでいる。
理由の一つがマイクロソフト時代に家庭を顧みず仕事一途な生活だった罪滅ぼしで、チャリティー活動なら奥さんと一緒に出来るプロジェクトであるというのも番組の中で述べている。
ちなみにこの番組はチャリティー事業を取り上げてはいるが、ビル・ゲイツの伝記のような構成です。
幼少時代の家庭環境や母親との確執など、実姉妹も登場して彼を分析しています。
さて今日の日記に書きたいことはそのビル・ゲイツが私財を投じて安全な原子力発電方法のプロジェクトを持っていたという事。
間違いなく言えることは今の発電方法で最も安定してCO2の削減に効果があるのは原子力発電に間違いない。
日本を含め世界で稼働している原子力発電所のテクノロジーは1950年代に確立されたものを元に改良が加えられているようなもので、チェルノブイリの人的ミスや福島の自然災害を起因とする問題には多くの危険が潜んでいた。
そしてもう一つは使用済み核燃料さえも活用するという技術で、地震や津波などの自然災害などにも耐えられる設計も当然含まれている。
(このプロジェクトが始まってから福島の原発災害が起きたので、じゅうぶんその点も考慮に入れられている)
ビルゲイツの豊かな資金と21世紀のIT技術(人工知能など)で具体的な設計が完成し、試験的な発電をする場所は中国政府の要請で中国で行われる予定でビル・ゲイルは中国に飛び習近平とも会っていた。
発展に欠かせない電力供給において環境に厳しい火力発電からの脱出を模索する中国はこのビル・ゲイツのプロジェクトに興味を持ち「ビル・ゲイツ型原子力発電」の最初の実験場となる事を合意した。
ところが、、、。
そうなんです、すでに動き始めていたプロジェクトなのにトランプ大統領の米中貿易戦争のために「頓挫」してしまったのです。
思うにこのプロジェクトは日本や米国では少なからずいる原爆アレルギーの国民の反対に遭って、実験的発電さえも実現はほぼ不可能。
ところが中国共産党一党独裁の国だからこそ、国の命令で(まさに鶴の一声)で実現できてしまうという、いわば民主主義社会には無い強みを持っている。
もし中国でゲイツ型原子力発電が成功したら、日本やアメリカの原発反対派も納得する可能性は出てくる。
石炭や石油をばんばん燃やして電力を発電するよりも、99・9パーセントでは無く100パーセント安全な方法が発明されたら、現在のテクノロジーでは原子力発電が最も効率的だというのは間違いない。
ほぼ永遠にエネルギーを供給出来るのですから。
トランプ大統領はどのレベルまで考えて米中貿易戦争をやっているのかが不明ですが、少なくとも新しいテクノロジー競争において中国に抜かれそうな現状を何とか遅らせようとしているのなら、成功はしているのでしょう。
人類の将来にとってトランプのやり方が正しいのかは怪しいですが。