日本では東京五輪の際の談合など公共工事をめぐる汚職事件など頻繁に起きていますが、僕がいつも不思議に感じているのはシドニーの公共工事のこと。
僕が朝の散歩で使うボンダイビーチから海岸線を通る散歩道、タマラマというビーチを通ってブロンテビーチまで往復ちょうど5kmほどで、途中にアップダウンが有り階段は往復100段ほどか。
で昨年の12月に入った頃から途中のタマラマビーチを抜けた辺りの歩道の改修工事が始まった。
そのコンクリート製の歩道は特段壊れているようには見えなかったので何が理由かはよく分からないがとりあえずコンクリートをジャッキハンマーで壊し始めていた。
散歩道なので工事中は車道を歩道として使うために一車線になり整理のためにSTOPの札を持ったおねえさんが交通規制をしていた。
ブルドーザーのような小型の重機のコンクリートを壊す音も酷く、せっかくの散歩道なので早く工事が終われば良いと思っていた。
とにかくオーストラリアの公共工事の工事現場で働く人間たちは思いっきりタラタラしていて仕事をしないというのは僕がオーストラリアに移り住む以前から有名でまさにオーストラリアの伝統だと言っても良いくらい。
工事現場を見ていると一つの穴を掘るのに、シャベルを持って掘っている人が一人、それを何もせずに見守っているのが一人、その作業などお構いなしにスマホでお喋りしているのが一人、横に座ってタバコを吸っているのが一人と、小さな穴を掘るのに4人もが振り当てれていて実際に作業しているのは一人だけって、これがオーストラリアの標準なのです。
そんな調子なので当然工事完了までめちゃくちゃ時間がかかるのは当然、12月初めに始まったその工事、もう2月の中ばだというのにいまだに半分しか終わっていない。
たった50メートルほどの幅2メートルのコンクリートの歩道を作り直すだけなのにいったい何ヶ月掛かってしまうのかというほど、ノンビリしている。
肉体労働者の工賃が高いオーストラリアなので民間と違い公共工事だと赤字や倒産はないからか、全くいくら時間がかかっても当たり前のようにこんな状況が続いている。
雇用される労働者達にとってはこれほど楽な国は無いかもしれない。
この散歩道のことは一つの例で挙げたが、たまに行くキングスフォードという場所に食事に行くのだが先日数ヶ月ぶりに行ったら、前回行った時にやっていた道の工事がまだ続けられていてやはり同じ状態なんですよね。
汚職で国民の税金が不正に支払われているのと、この様な公共工事だから親方日の丸で馬鹿みたいにダラダラとやる工事も税金から支払われているので同じ事のように感じますね。
ただしオーストラリアの場合は労働者が儲かっているという違いはあるかも知れないが、勤勉な日本人から見たら腹が立ってしょうがないです。