F-1とテニス

僕の好きなスポーツ、テニスとF-1で日本人がグランドスラムと言われる四大大会で優勝する、またはF-1のグランプリレースで優勝し、お立ち台の真ん中に立ち「君が代」を聴くという、僕が生きている間には一度でも良いから経験したいと、過去の日記にも書いた。

最近の錦織選手やまた先日の日記に書いた若い「西岡」選手を観ていると、テニスの世界ではまんざら可能性がゼロでは無いと感じるようになったのだが、F-1の世界では現在の状況では可能性が「ゼロ」。

つまり日本人のF-1ドライバーが戦っていない状況ではゼロなのは当たり前なのだが、いったいいつまでこういう状況が続くのだろうかと考えた。

3年前にホンダがエンジンだけでF-1に再戦始めたが、トヨタがティームとして撤退して以来、日本人のドライバーがシートを得るチャンスはかなり減ってしまった。

今年ウイリアムスというティームに若いドライバーが選ばれた。
彼の名前は「ランス・ストロール」というカナダ出身の10代の選手で、父親がトミー・ヒィルフィガーの大株主であるローレンス・ストロールである。
ビリオネアであるランスの父は、とんでもない額をティームに支払って、息子にウイリアムスのシートを買い与えたと言われている。

カートの時代からまあソコソコの結果は残してはいるが、しかしF-3などの結果を見ると、彼よりも優秀な成績を残しているドライバーは結構いるのに、彼がこの年齢でF-1のドライバーになれたのは当然資金力なのは間違いない。

今やF-1に資金を提供しようというような道楽の出来る日本人や日本の企業はほぼ皆無な状況では、日本人のドライバーが金の力で参加する可能性は無い。

こんな状況なのだが、テニスの世界はラケットさえ買えれば始められるわけで、まずスタートからとても入りやすい。
門戸が広いとも言えるが、錦織選手や西岡選手も結局はアメリカに若い年齢の時からテニス留学をして、プロになっていった。
テニス留学は日本国内で優秀な成績を挙げれば、たとえ親に外国に留学させる資金力が無くとも、奨学金制度も有るようで、チャンスは残されている。

F-1の世界は全くの別世界で、まず4~5歳からカートで参戦させるのでさえ相当な資金が必要とされる。
競争力のあるシャシーやしっかりチューニングされたエンジンのカートで戦わなければ(雨のレースでも無い限り)たいした成績は残せない。
もうその時点から資金力との戦いとも言える。

しかしいくら親に資金力が有っても、実力が無ければメルセデスやレッド・ブルそして伝統のあるフェラーリのようなティームは絶対にシートを売るような事はない。

F-1が好きな僕だが、実力も無いのに日本人のドライバーがF-1のシートを獲得しても全く嬉しく無い。
歴代のチャンピオンほどの才能が有る選手だとしてもF-1ドライバーへの道が閉ざされている現状が残念でならない。

テニスラケットを買い与えるくらいの資金力が有ればF-1のドライバーになれるチャンスをF-1の「ボス」であるバーニー・エクレストンは構築すべきだったと僕は思うが、彼はもうほぼ引退し、新たにアメリカの資本「リバティー・メディア」がF-1のオーナーとなった。

現在アメリカのF-1ドライバーもいない状況なので、この新しいオーナーが革新的な方法で本当に実力のある若手ドライバーを発掘するシステムを考えてもらいたいと思っている。

例えば、カートのレベルから「F-1チャレンジ」というような、裾野から入れる方式で、世界各国のカート場と契約をして奨学金制度をやランキング制度で才能のある子供は親の負担なしに上に上がっていけるというシステム。
絶対にカートのレベルからマシーンは完全イコールコンディションで戦わせるシステム。
そして各ティームのセカンド・ドライバーは「F-1チャレンジ・システム」で勝ち上がった新人を、ティームが選ぶのではなく、抽選で振り分けるシステムというのが良いと思う。
もしくはAティームとBティームに分け(今のMOTO-GPに似ているいうな)、Bティームは全員がこの「F-1チャレンジ・システム」出身のドライバーという構成。

そうすれば、世界中から、今まででは考えられない国からの選手も出現する可能性が出てくる。
全く資金力は必要としない裸一貫でのしあがれる相撲に世界のように「モンゴルのF-1ドライバー」なんてのもある。
当然日本人の選手でも可能性は増える。

F-1の世界を現在のレベルに引き上げたエクレストンの功績は偉大だが、新しいオーナーの元、新しい方法でF-1の世界を発展させてもらいたいですね。
そしてマシーンも電気モーターも組み合わせた新パワーユニットのものにする。
そうで無ければ「ガソリンエンジン」は過去のものになりつつある今の時代、F-1の未来は無いと思います。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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