マクラーレン・ホンダのドライバー「フェルナンド・アロンソ」が今年のモナコグランプリを欠席して、アメリカの伝統的な「インディ500」に出場するというニュースを見て、まるで「恋人が他の男と外国旅行に行ってくる」と言い出したみたいだと感じた。
その恋人(アロンソ)は「あなた(マクラーレン)には海外旅行に連れて行ってくれる金銭的な余裕(マシーンの競争力)が無いから、、、」と駄々をこねて出かけるのを決めてしまったように見える。
このままだと来年の契約は難しいと感じたマクラーレンは、それを許した。
まるでアメリカ旅行を拒否したらそのまま「別れが確定的になったしまう」という危惧で、許してしまったのと同じなのでは。
じつはマクラーレンもアロンソを失いたく無いので、インディ500に出る事を了承したと「ハッキリ」認めている。
僕はホンダのファンなので何だかとても悲しい。
またアロンソのファンでもあるので彼の気持ちも痛いほどわかる。
インディのような危険なレースに出るというのは心配でもある。
(F-1の安全対策とは比較にならないので)
アロンソにとっては、今のマクラーレンの競争力だと、お金でシートを獲得した新人のオボッチャマ・ドライバーよりも予選のタイムが下なんて、まるで煮え湯を飲まされているような状況というか、本当にレースに対するモチベーションも無くなってしまうのではないかと心配している。
年齢的にはもうピークを過ぎようとしているわけで、来年中に何とかならないともうアロンソが活躍するシーンは観る事なく終わってしまうのではと。
だいたいモナコグランプリはもっともエンジンのパワーの影響が少ないコースなので、少なくともアロンソにはモナコで走ってもらいたかった。
僕はインディ500には40〜50年前ならともかく今は「プレステージ」を感じていない。
アロンソがインディで勝っても大して嬉しくない。
この日記で僕はホンダエンジンの不振の原因について開幕前から何度か書いたが、やはりというか最近になってホンダ自身が「F-1のエンジンについて甘く見ていた」とまさに僕が指摘していたのと全く同じ声明を出したようだ。
参戦を最終的に決めたホンダのトップの責任なのは間違いないが、最近の日本の企業の斜陽化はまさに硬直化したというか大会社ゆえの官僚的体質にも通じる。
シャープが台湾の会社に買収され、台湾人のトップが指揮をとるようになってから、シャープのそれまでの問題が明るみに出ているが、内容を見ると本当に無能な人間が指揮を執っていたという典型的な例ですよね。
日産もルノーに救われるまで全く同じ問題を抱えていた。
ホンダにしても創業社長が頑張っていた頃は、今のシャープを買収した「ホンハイ(鴻海精密工業)」と同じだった。
ホンダの社長が末端まで目を光らせ、事業を「把握」していたら、ホンダのF-1参戦が1〜2年は遅かったと思う。
いやむしろ参戦はして無かったかも知れない。
今のF-1用のエンジンの内容はもはや未来は無いに等しいから。
アロンソのインディ参戦のニュースに接し、またまた愚痴っぽくなってしまった。
アロンソの代わりにモナコに出る事になった「ジェンソン・バトン」には幸運を祈ります。
ひょっとすると(雨などの気象条件なども含め)お立ち台の真ん中は無理としても、シャンパンファイトに参加出来る可能性のある唯一のサーキットなので。