金食い虫

テスラのFSDのおかげで運転の得意で無いワイフが友人と2人で昨日オーストラリアの首都キャンベラまで一泊旅行に出かけた。

片道約280kmほどの距離なので日帰りの旅行も可能だが、行く目的がキャンベラにあるナショナルポートレートギャラリーという美術館で、メグさんのご両親の肖像画(ポートレート)が展示されることになり、是非ともゆっくり観たいというので一泊旅行となった。

因みに彼女の両親は父上が詩人で(小学校の教科書にも作品が出てくるほどの高名なな詩人とか。また母上はやはり名の知れた女流画家)

日帰りだと早朝出発になり慌ただしいのでゆっくりシドニーを出て行った。

さて今日の日記の話題はそのメグさんの車がいかに「金食い虫」かという話。

彼女はずっと独身でシドニー郊外に住んでいる。
彼女の愛車はシトロエンの小型SUV 確かC-4だったかな。
彼女は本を書いたり短編映画を制作したりの職業柄か車選びも個性のある車種を選んでシトロエンにしたのがもう10年以上前。

独身だしそれほど金銭的に余裕が無いので、10年以上前に購入したシトロエンを今も乗り続けている。
シドニー郊外に住んでいるために走行距離も多く一年に1万kmは軽く超えるので10年でも10万km以上になる。

彼女がそのシトロエンを購入する頃に車選びで迷っていたので、僕はトヨタカローラのハイブリッドを勧めたと記憶している。

当時もオーストラリアではカローラは人気で数多く街で見かけるので、メグさんはもう少し個性のあるというか「人とは違う車を買いたい」とけっきょくシトロエンを選んだ。

僕はフランス産の車は所有したことが無いが、イメージとして確かに個性はあるがしかしメカニカルな面で信頼性が心配で彼女のように資金的に余裕がそれほど無い場合は、数年ごとに車を乗り換えられるわけでも無いのでやはり個性よりも信頼性を考えるべきなのにとワイフに言った記憶がある。

で、やはり僕の予想は的中してしまい今まで何度もメカニカルな問題が発生して初期の頃は保証期間中だったがそれが終わってからは自費での修理になり、頻繁に壊れるのでまさに「金食い虫」状態になっている。

日本車では考えられない部品が壊れたりで毎年のように修理が必要になりその度に高額の出費となる。
もういい加減手放して新車に乗り換えるにも下取り価格があまりにも安いので躊躇している。
躊躇して乗り続けているうちにまた別の問題が発生する。

先日もダッシュボードに黄色いウォーニングが点灯して修理が必要と警告が。
始末が悪いのはもう10年以上前から車には電子部品(チップ)が多く使われるようになった。
機械的な修理だけで無く電子部品も信頼性が低い。(そして電子部品の場合手に入らなくなる場合もある)
僕のワイフと同様にメカには全く疎いのでその問題箇所を修理工場に説明されても良く分からない。
(ボラれている可能性も排除出来ない)

その上日本車と比べてもともと燃費も良く無いのに最近はよけい悪化しているらしい。
イラン戦争でガソリンの価格が高騰している現在、キャンベルまでの長距離ドライブはまた問題が出る可能性もあり、また何事も無くともガソリン代もキャンベラ往復では馬鹿にならない。

というこでワイフがEVジュニパーで一緒に行くということになった。

メグさんはいい加減に金食い虫を手放さないと余計に経済的負担になると決意し、次の車選びを始めたのだが、今は非常に「微妙な時代」なんですよね。

彼女はEVには大いに興味があるのだが金銭的に余裕が無いのでまずテスラは無理だと諦めていて中国製のEVかハイブリッドで迷っているらしい。

残念ながらトヨタのハイブリッド車は非常に高額になってしまいもうテスラとたいして変わらない価格。
日本車ならマツダ車が価格も安いがしかしハイブリッド車の車種が少ないというかそもそもトヨタのハイブリッドとは違うらしい。

とにかく金銭的に余裕が無い場合にフランス車とかに手を出すとこういう結果になるという典型的な例だなあと。
オーストラリアではトヨタのカローラは服で言うと「カーディガン」のようなイメージ(地味でジジ臭い)が有るらしくスタイルや個性を気にする人には人気がないとか。

しかし僕の信条はどうせ車もツールなのだから着る服と違って個性よりも信頼性だという考えに改めないと金をドブに捨てる結果になるという考え。
そうAからBへ移するツールはユニクロの服でじゅうぶんなのです。

先日弓の仲間が僕に今まで所有した車の中でいちばん良かったと思うのはどれ?と聞いた。
今まで僕はいわゆる車道楽でポルシェターボやメルセデスAMG、日産GTーRなどに乗って来たので、その質問が出たのだと思うが、しかし僕の答えは一番良いのは常に「今現在乗っている車」だと。

つまり車もツールなので常に最新の車が最も優れていて良いという考え。
1985年製の当時はスーパーカーと言われたポルシェターボ911Sの「スラントノーズ」ドイツ本国のファクトリーチューンを受けた世界でたった240台しか生産されなかったスポーツカーだがしかしニッサンGT-R(R35)には性能面で全く太刀打ちい出来ない。

スポーツカーは性能が優ってナンボというツールだからと。
だからこそテスラのモデルSのPモデルを試乗して即決で当時所有していたニッサンGT-RとメルセデスSLK55AMGを両方とも下取りに出した。

そのモデルSも「モデルS Plaid」が発表になったので注文を入れた後に手放したが結局オーストラリアには新型モデルSは輸入されなかった(いまだにそのショックは消えずでその後継車が無いままの状態)

その代わりにワイフと共同で使用するためにレクサスRX450hというハイブリッドSUVを下取りに出して購入したテスラモデルYのジュニパーですが、「スマートカー」という面では僕が所有していたモデルSを遥かに上回る。
やはり時代が新しくなるとスマホのように。

しかしこのジュニパーも、性能的にもっと面白い車が出たら僕は乗り換えるでしょうね。

あ、大事な事を書いておきます。
もう今までの「車の時代」は終わろうとしているのです。
つまりもう「車の概念が全く違う世界」に移ろうとしています。
車を所有するのも時代遅れになろうとしている。

ハンドルの無いロボタクシーが街を走るようになり、街中で「人間が運転しているのが珍しい時代」がもうそこまで来ているのです。
なので高額なスポーツカーなどを購入しても無駄になるだけです。

運転を楽しみたければサーキットに行って思う存分激走するという時代になる。

admin について

海外生活51年の「浦島太郎」状態のおじさん(いやもうジジイですね)がやっています。 1974年に東京からロンドンへ。 現在はシドニー在住です。 2017年から年に半分はバルセロナに住み始めオーストラリアとスペインの間で渡り鳥人生。 海外に住んでみたい、老後は海外でリタイヤと考えている方にお役に立てれば 幸いです。(フロントページにある景色は我が家から見えるシドニーハーバーです。 シドニーの中心街や右手にハーバーブリッジやオペラハウスが小さく見えますでしょうか) 私に連絡を取りたい方は上のプロフィール内にあるようにFBのメッセンジャーをお使いください。
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